男体山 ( 男体山:2,486m、三角点は 2,484.5m ) 2014.1.25 登山



【PHOTO & 記録 男体山 2】

本来ならばこの三合目から林道を歩くべきなのであるが、 見上げるとすぐ上の方にも道路の法面が見える。林道の方は大きく右の方へと進んでまた戻ってきているようなので、 ここは石碑の左側を登ってショートカットさせてもらう。
すぐに再び林道へと飛び出し大分時間を節約できた気がするが、左膝のことを考えると林道歩きの方が膝への負坦は少ないはずで、 これ以降は林道を歩くことにする。

ここは中禅寺湖方面が開けており、 社山がよく見える。
ただ、先程まで青空が広がっていたのに、今はかなり雲が多くなってきているのが気になるところである。

林道も一面の雪という状態であるが、多くの登山者に踏まれ、歩く部分はしっかり踏み固められている。
2回程大きく蛇行しながら高度を稼いでいくと、やがて先の方に建物が見えてきた。その先には石の鳥居も見える。
建物は社務所であり、ここは四合目である。ここで先行の 2人に追いつく。

このまま先に進もうかと思ったが、かなり空腹を覚えたので休憩することにする。 コロッケパンを食べ、ペットボトルのお茶でノドを潤す。本日は暖かいようで、ペットボトルのお茶も丁度良いくらいの温度である。

5分程休んで出発。この間、後から林道を登ってきた 1名に抜かれる。
小生と同じく休憩していた先行の 2人を抜いて進む。

鳥居を潜り高度を少し上げると、中禅寺湖、社山方面がよく見えるようになる。 この頃には時折日が差すものの、薄曇り状態となっており、 残念ながら青い空は見えなくなっている。しかし、視界は十分に得ることができる。

鳥居を潜ってからはジグザグに急斜面を登ることになる。
ここから六合目手前までは、要所に鉄パイプで作られた手すりがつけられており、安全に登っていける。
足下の雪は良く踏み固められていて全く問題なく、調子が良ければ夏山と同じようなペースで登っていくことができる。
思うに、この男体山は、 毎日どなたかが登っているため、登山道上の雪はしっかり固められ、余程のドカ雪が降らない限り、 かなり安全に登っていける山のようである。

ジグザグに登って高度を稼いでいくとやがて五合目の避難小屋に到着。時刻は 9時23分。
休むことなくそのまま登り続ける。この五合目上部からは観音薙の一部と 思われる場所を登っていくようになる。
先に述べた鉄パイプ製の手すりが終わったと思ったら、再び視界が開けるようになる。中禅寺湖がよく見え、 社山半月山方面、 そして昨年末に登り損なった薬師岳方面がよく見える。

やがて見上げる斜面の先に大岩が見え、その岩の上に六合目の石碑を確認する。
その岩の下を横切ると、道は樹林帯へと入ることになり、暫く樹林帯の中をジグザグに登っていくことになる。

思ったよりも長い樹林帯の中の登りが終わると、今度はそれこそ観音薙を登っていくことになり、足下に岩が目立つようになる。
下を見下ろせば、先程追い抜いた 2人の他、2人の若者も登ってきている。
膝の方はありがたいことにあまり痛みを感じないが、問題は下山後どうなるかである。

急斜面を狭い幅でジグザグに登っていく。
やがて見上げると、先の方に小屋が見えてきた。七合目避難小屋である。
避難小屋には 10時10分に到着。
ここで休もうかと思っていたのだが、先程四合目のところで追い抜いていった方がアイゼン装着をしていたので、 そのまま上へと進み、上の方の岩場で休憩してノドを潤す。

振り返れば、中禅寺湖方面がよく見え、 半月山 (中禅寺湖畔 右手の黒い山) がよく見える。 半月山の左の山は狸山 (写真中央) と思われ、その左には昨年末に登った茶ノ木平も見える。
茶ノ木平付近に白が目立つ場所があるが、恐らく ロープウェイ山頂駅跡であろう。茶ノ木平の後方 左手には地蔵岳も見える。

休憩ついでに、斜面がかなり急になってきているのを考慮して、 これまでのストックからピッケルに持ち替える。これが結果的には大失敗であった。
確かに急斜面の登りではピッケルが役立つこともあったものの、多くの場合、周辺の雪がフワフワで、 ピッケルがそのまま下まで突き刺さってしまうことが多かったからである。



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