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それにしても今日は暖かいようである。手袋を脱いでいてもすぐに手がかじかんでしまうというようなことはない。
30分程休憩した後、二荒山大神の御神像の方へと回ってみる。
御神像の裏手に回れば、
ここからは太郎山が正面に見える。
太郎山の左後方には会津駒ヶ岳も見えるが、
先程も述べたように、空の色に紛れてしまいその姿は分かりにくい。
食事休憩を含め、頂上で 50分程を過ごした後 下山開始。
時刻は 12時47分。
ここは登りでの反省を踏まえ、再びストックに持ち替える。 |
ところがである、暫く下るとまたまた太腿が攣り始めたのである。
しかも今度は先程の右太腿の表側に加え、左太腿の裏側まで攣り始める始末。このような経験は初めてである。
水分不足を起こしてしまったのか、それとも年齢によるものなのか、はたまた何か悪い病気の兆候であろうか、
いやそれともまさに天罰覿面ということであろうか・・・。
両方の太腿の中で生き物が暴れているような感覚を持ちながら何とか足を進める。幸い攣った状態はすぐに収まってくれたが、
本当に痛く辛かった。
写真は下る途中で撮った浅間山。
位置的には皇海山の右後方となる。
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何とか足を騙しながら下り続ける。
途中、八合目 瀧尾神社を過ぎると、
正面に富士山が見えるようになる。こちらも空の色に紛れ気味であまりハッキリしないが、
それでも富士山を見ることができたのは嬉しい限りである。
七合目を 13時29分に通過。
いつまた足が攣るかと 戦々恐々としながら下り続ける。 |
六合目は 13時46分に通過。
この辺からは中禅寺湖がよく見える。
写真は茶ノ木平方面。確かにかなり平らな部分が多い。白く見えるのは旧ロープウェイ山頂駅跡。
その山頂駅跡後方に見えるのは地蔵岳。
そしてその尾根続きとなっている左のピークは夕日岳である。
夕日岳と茶ノ木平から左に延びる尾根との間には、薬師岳も確認できる。
五合目を 13時56分に通過、
そして鳥居のある四合目には 14時10分に戻り着いたのだった。 | |
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登りの時と同じ社務所下で休憩すべく岩の上に腰を下ろすと、何と再び両太腿が攣り始めたのである。
立てば攣らないのだが、腰を下ろし、足を曲げると攣ってしまう。仕方なく、ここは立ったままで休憩する。
少し痛みが収まったところで林道歩き開始。
何とかその後は太腿が攣ることは無かったが、今後の登山が心配になるできごとであった。 |
往路を忠実に辿り、
県営駐車場には 15時12分に戻り着く。
なお、アイゼンの方は一合目の遙拝所にて外す。
駐車場の建物の一角を借りて着替えを行い、そのまま中善寺温泉バスステーションに向かう。
すると、タイミングの良いことに 15時35分発のバスが駐まっているではないか。乗り込むとすぐにバスは発車、
ラッキーであった。
座席に座っても太腿が攣ることはなく、ようやく一息ついたのであった。 | |
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本日は、禁を破って登山したために罰を受けたかのような出来事があったし、天候も期待ほど良くなかったものの、
展望に恵まれ、膝の痛みもそれ程気にせずに登ることができたのだった。
2014年の登り初めとしてはどう評価すべきか難しいところであるが、気分的にはまた前向きに山に取り組みたいと思わせてくれる山行だったので、
良しとしたい。
写真は JR日光駅隣にある県営駐車場に戻って来たところで、
男体山を写したもの。 |