男体山 ( 男体山:2,486m、三角点は 2,484.5m ) 2014.1.25 登山



【PHOTO & 記録 男体山 1】

このところの左膝の痛み、 ならびにそのことによるプチ山鬱状態 (少し足に自信がなくなると、寒く辛い思いまでして山に行く気になれないという心理が働き、 重い腰がなかなか上がらない) により、1月も終わろうとしているにもかかわらず、 2014年の登り初めは未だ実行されていない状態となっている。
しかし、いくら山鬱状態といっても、毎日真っ白な富士山丹沢の山々を見ながら通勤していると、少しずつ山に登ろうという意欲も湧いてくるもので、 1月最後のチャンスとなるこの週末、ようやく山に行く決心がついたのであった。

さて、行き先であるが、色々考えた末、 日光の男体山に登ることにした。
昨年末、中善寺温泉バスステーションや茶ノ木平から見たその姿が非常に魅力的だったことが一番の理由であり、さらにはこの厳冬期でも登りやすい山という印象があるからである。
しかし、ご存じのように、この時期 男体山は入山禁止なのである。小生の勝手な解釈では、 浅間山焼岳南峰は安全上の理由から登山禁止、 そして男体山の方は男体山を御神体と崇めている二荒山神社 男体山もその境内地) が御神域に対する登山時期を限定しており (5月5日 〜 10月31日)、 この期間以外を入山禁止としているものである。
従って、法的にどうなのかは別として、前者はいわゆる自己責任という名の下に登山は可能のような気もするのだが、 後者については宗教的な禁を破るのが大変後ろめたい気がする。
ということで少々悩んだものの、後ろめたさよりも素晴らしい山に登りたいとの気持ちの方が勝ち、25日の土曜日に登ることにしたのであった。

横浜の自宅を 3時過ぎに出発する。
空を見上げると曇り気味で星は見えない。 少々嫌な予感がする。
横浜ICから東名高速道に乗り、首都高速・大橋JCTを経て東北自動車道に入る。道は空いており快調。やがて日光宇都宮道路に入ると、 車載の温度計はマイナス 1〜2度を差し示す。
ただ、ありがたいことに上空に雲は無くなり、本日は天気予報どおり晴れになりそうである。
日光ICで高速を下り、いつもどおりJR日光駅横にある市営駐車場に車を駐める。時刻は 5時53分。 頑張れば 6時10分のバスに乗れないこともなかったのだが、 トイレなどもあって 6時半のバスに乗ることにする。
東武日光駅の待合室で時間を潰し、6時半のバスにて中善寺温泉へと向かう。貸し切り状態のバスの中ではほとんど寝ていたのだが、 時々見た景色から判断すると、昨年末と比べ日光市街、いろは坂等の雪は少なくなっているようである。

7時10分頃に終点の中善寺温泉に到着。待合室を利用して本格的な身支度を調え、 ついでにトイレも利用させてもらい、7時25分に中善寺温泉を出発する。


見上げれば 男体山が美しい姿を見せてくれており、 また、その後方には青空が広がっているので、テンションがグッと上がる。

国道120号線を横断し、商店の脇を抜けて国道より一本奥の道に入る。
この道を二荒山神社方面へと進んで、県営湖畔駐車場の建物を目指す。
湯元温泉まで行くバスであれば、郵便局前で下車するのが最も近いようであるが、やはり中善寺温泉の待合室で身支度をした方が寒さも防げ、 トイレもあるので便利である。

左手を見れば中禅寺湖、 そしてその向こう岸に社山の姿が見える。

県営湖畔駐車場の建物を過ぎ、建物横の駐車場への入口となる道路を曲がる。
樹林の後方に男体山の頂上が少し顔を出している。
男体山に登るにはこの道路の横にある側溝を渡って林に入ることになるので、 すぐに道路脇の土手に登り、側溝に架かる木の板を渡る。
ここからは足下に雪の残る道を進むことになる。

当初、男体山登山道へと続く道が分からないのではと不安だったのだが、 道は明瞭、雪の上に踏み跡もしっかり残っており迷うことはない。
硫黄臭のする場所を過ぎ、中禅寺湖畔を走る国道と並行するようにして林の中を進む。
やがて左下に二荒山神社宝物館の建物が見え、さらにはかつて利用させてもらった男体山登山者用の駐車場も見えてくる。

すると、すぐに目の前に入山禁止の立て札が現れる。 しかし、ここは目をつむってもらい通過させてもらう。

その立て札から少し先で、 左下の二荒山神社登拝門から続く階段の途中に合流することになる。
ここまで来れば後は何回か通った道なので安心である。

右に曲がって階段を昇る。
すぐに遙拝所に着き、一合目の石碑を確認する。

石の鳥居を潜り、雪の上の踏み跡を辿る。
ここからは雪の登り斜面が続く。足下の雪は締まっており、かといって凍っているわけではないので、アイゼンは不要である。
斜面上の足跡はかなり乱れており、雪に覆われていることを良いことに、皆かなりいい加減に斜面を登っているようである。

先に述べたように、 雪は締まっていて歩き易く、アイゼンは不要であるが、この後 本格的な登りになったら途中でアイゼンを装着するのは難しいかもしれないと考え、 平らな場所で10本爪アイゼンを装着する。
後はひたすら斜面を登り続ける。

長い斜面の登りも終わり、やがて林道に飛び出すが、そこには三合目の石碑が建っていた。 時刻は 8時27分。
斜面をかなりいい加減に登ってきたので、二合目の石碑は見落としてしまったようである。



男体山登山データ

上記登山のデータ登山日:2014.1.25 天候:晴れ後曇り単独行日帰り
登山路:中禅寺温泉−県営湖畔駐車場−一合目−三合目−四合目−五合目− 六合目−七合目−瀧尾神社(八合目)−九合目−男体山−(往路を戻る)
交通往路:瀬谷−横浜IC−(東名高速道)−東京IC−(首都高3号線)− 大橋JCT−(中央環状線・首都高川口線) −川口IC−(東北自動車道)−宇都宮IC−(日光宇都宮道路)−日光IC−日光市営駐車場 −(ここまで車。その後徒歩)−東武日光駅−(バス)−中禅寺温泉
交通復路:中禅寺温泉−(バス)−JR日光駅−日光市営駐車場−(ここから車) − 日光IC−宇都宮IC−(東北自動車道)−川口IC−(首都高川口線・中央環状線)−江北JCT−(首都高中央環状線) −葛西IC− 大井JCT−(首都高湾岸線)−本牧JCT−石川町JCT−狩場−(横浜横須賀道路) −新保土ヶ谷−(保土ヶ谷バイパス)−上川井IC−(八王子街道)− 瀬谷 (車にて)

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