北横岳_縞枯山( 北横岳:2,480m ) 2011.4.2 登山



【PHOTO & 記録 北横岳_縞枯山 5】

途中、あまりの強い風にバランスを崩したかと思うと、右足が登山道から外れて雪を踏み抜いてしまい、膝上まで潜ってしまった。 慌てて左足でバランスをとろうとしたところ、逆に 左足も雪に潜りだし、結局 両足とも股下まで潜ってしまったのだった。
なかなか出られないので、少々慌てたものの、両足を何とか前の雪壁に押しつけることで、 ようやくお尻の方から抜け出すことができたのだったが、先行者に見られなくて良かった。

というアクシデントはあったものの、10時16分に 北峰に到着。
ここから見る蓼科山は、 台形も間延びしておらず、また下方まで見ることができるので、なかなか美しい。

北峰頂上も強い風が吹き抜けていたものの、 どういう訳か、南峰よりは風が弱い感じがする。
お陰で、何とか数枚の写真を撮ることができた。

先行者にはこの北峰で追いついたものの、風が強いので、お互い話もできない状況。 すぐに、先行者は南峰へと戻っていく。
小生も写真を数枚撮った後、10時18分、北峰を後にする。

南峰はそのまま素通り。下り斜面で強い風に身体を振られながらも、 何とか南八ヶ岳方面を写真に収める。
その後 樹林帯に入ると、風は全く無くなり、快調に下ることができるようになった。

しかし、途中、スピードが出過ぎて足がもつれ、雪の壁にぶつかって転倒してしまった。 怪我はなかったが、カメラが雪まみれ。北横岳ヒュッテにてレンズの清掃にかなりの時間を費やす。

さて出発と思ったら、メガネに着けていた偏光レンズがないことに気がついた。 メガネに装着していながら偏光レンズがなくなったことに気づかないというのも情けないが、 恐らく先程転んだ時にはずれ、転んだショックの方が大きく、気づかなかったのだろう。
お陰で、転んだ場所まで戻る羽目に。ありがたいことに、偏光レンズは雪の上に落ちていたが、かなり時間をロスしてしまった。
小屋横から北横岳方面が見える。 白い部分が北峰だろうか。

その後は快調に下る。
軽アイゼンははずすのが面倒なので着けたまま。特にアイゼンが必要という状態ではないが、装着している分、少々下りで無理が利く。
途中、下から 男女 4人 (だったと思う) の中高年のパーティーが登ってきた。 かなり大きな荷物を背負っているので、どこかでテント泊するのかもしれない。

やがて、下方に坪庭の雪原の広がりが見えてきた。先程の先行者の姿を探したが、 見当たらない。まだ、北横岳の斜面の方に居るのかもしれない。

斜面を下り終わり、坪庭の雪原を進む。風は相変わらず強く吹いており、少々難儀する。
目の前には縞枯山の姿が見える。時刻は まだ 10時58分。時間があるので縞枯山を目指すことにする。

やがて、今朝程 山頂駅から辿って来た道に合流。右に行けば山頂駅だが、 ここは左に進む。雪の上のトレースに新しいものはないが、赤いテープが着いたポールが道を示してくれるので迷うことはない。
暫く進むと、雪の斜面を下ることになり、しっかりスノーモービルの轍が残る縞枯山荘への道に合流。ここで左へと進む。

雪の上にはスノーモービルの轍と、 新しい足跡がある。
北横岳方面に向かう人は少なかったが、 こちらの方へは何人も来ているようだ。足跡の数が多い。

やがて、前方に縞枯山荘の建物が見えてきた。
山荘の前には 2人ほどおり、また山荘に近づくにつれて薪が燃える臭いがしてきた。どうやら縞枯山荘は営業しているらしい。
山荘を過ぎ、少し進んで振り返れば、山荘の青い屋根の向こうに北横岳が見える。
そして、11時16分、雨池峠に到着。ここで道を右に取り、縞枯山へと向かう。



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