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縞枯山から一気に下り、茶臼山に登り返す。
この登りはあまりきつくなかったのがありがたい。そして 14時48分、茶臼山頂上着。周囲は樹林に囲まれ、全く視界が利かない。
この先に好展望の場所があるらしいので、踏み跡を辿る。
樹林を抜けて飛び出したところは、崖となっており、確かに素晴らしい眺めが待っていた。
ここも風が強い。いつも強い風が吹いているのであろう、木々が皆 風に合わせたように形を変えている。 |
この場所からの
南八ヶ岳も素晴らしい。
また、北西には北横岳の姿、そしてその後ろに蓼科山が見える。
風が強くなければ、大休止したいところだが、とにかく寒い。
また、帰りの時間を考えると、さほどゆっくりしていられない。すぐに Uターンである。 | |
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まずは縞枯山の方へと戻り、途中で左に道をとって五辻を目指す。
この道はあまり歩かれていないのか、これまでの道に比べてやや荒れている。
左手を見れば茶臼山が見え、先ほどまでいた岩場らしきものも見える。
バテ気味の中、足を進める。帰りはロープウェイで下るのもやむ無しと考える。 |
写真では、草の中の良い道のようだが、
実は石がゴロゴロしていて歩きにくい。
おまけに雪まであるのだから、歩きにくいことこの上なく、もつれた足で二度ほど滑ってしまった。 | |
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五辻の分岐着が 15時22分。道はまだまだ遠い。
暫く進むと、木道となり、雪が凍って滑りやすい中、黙々と進むこととなった。
そしてバテバテになりながら坪庭に到着。時刻を見ると 15時47分。ロープウェイには十分に間に合う時間である。
ところが、坪庭周辺を散策する観光客の姿を見て、考えが一変してしまった。へそ曲がりな性格のせいであろう、
観光客と一緒にロープウェイに乗る気は失せてしまったのである。疲れた身体に鞭打って、今朝方登ってきた道を下る。 |
日の暮れるのは早い。
蓼科山も赤く染まりだしており、
もつれ気味な足に急げと命じながら早足に下る。 | |
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左手に見える南八ヶ岳も赤く染まりだしている。
樹林帯に入る頃には太陽も山に隠れてしまい、16時35分に駐車場に戻って来た時には、もう周囲は薄暗かったのであった。
楽しかったけれども、疲れた一日であった。 |