北横岳( 北横岳:2,480m、 三角点は南峰 2.472.5m ) 2007.11.24 登山



【PHOTO & 記録 北横岳 2】

庭園のように整備された高山植物園を過ぎると、足下に雪が見え始める。
ここから林道のような道が続くが、右手のササ原の中にも道があるため、そちらを進む。
登り始めて 50分ほど経ったであろうか、やがて道はスキー場斜面の右側を進むことになった。

振り返れば、スキー場の斜面、 茅野市街、そして遙か後方にはうっすらと中央アルプスが見える。
道は、その後再び林の中に入ることとなった。シラビソ ? などの林の中は、 雪が多く残っていたものの、あまり凍っておらず、歩くのにさほど支障はない。

やがて、林も終わりとなり、目の前に真っ白な樹氷が現れた。もう坪庭も近いようだ。
道は樹氷の方へとは進まず、左手、左手へと進むこととなる。そして 8時43分、坪庭着。
目の前は銀世界だが、左手の山にはまだ緑も多く見られ、岩肌もハッキリ見えていることから、 どうも目の前の樹氷群に胡散臭さを感じる。

流石に風が強く寒いので、ロープウェイ山頂駅に立ち寄り、 ウィンドブレーカー代わりに雨具の上着を身につける。

北横岳と思しき方角を見れば、 まだ多く残る緑に若干ホッとさせられる。少々、雪の状態に不安があったのだが、これなら何とかなりそうである。
凍り付いた探勝道を進む。坪庭は 八ヶ岳の噴火で出来た溶岩台地で、 むきだしとなった溶岩石が不思議な光景を作り出しており、どうしても軽井沢の鬼押し出しを思い出してしまう。
無論 植物が無いわけではなく、溶岩の間を縫うように木々が生えている。 今回はそこに少々雪が混じっているものだから、あまり美観という訳にはいかない。

第一休憩所、第二休憩所を過ぎ、道を左にとって北横岳へと進む。
高度を上げて振り返れば、坪庭の全景が眼下に広がる。
白と緑、そして黒の広がりは、やはりあまり美的に良いとは言えない。
その上部後方を見れば、南八ヶ岳の山々が逆光の中に白く眩しい。



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