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5分弱で北峰頂上に到着。
こちらも裸の頂上のため、吹く風が冷たい。
頂上は、修那羅大天狗と彫られた歴史を感じさせる石碑が置かれているだけで、至ってシンプル。
それだけに、頂上からの大展望の価値は高い。 |
ここから望む
蓼科山は、
まさに諏訪富士と呼ばれる山だけあって秀麗である。
また、蓼科山の後ろには、白い壁がうっすらと連なっているのが見えるのだが、
北アルプスの山々とは分かってはいても、あまりに霞んでいて山座同定するまでには至らない。
この頂上も寒さのため長居できず、足を大岳方面に向ける。 |  |
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大岳方面への道もしっかり雪が踏まれており、安心して進める。
と思ったら、途中から足跡が 1人分だけになってきた。途中で引き返した人が多いのであろうか。
一気に横岳の斜面を下り、下り着いてからは岩の上の道を慎重に進む。
雪の上に足跡が付けられているので安心だが、私と歩幅が必ずしも合うわけではない上に、岩と岩の間に隙間があったり、
雪に足を取られたりで少々苦労させられた。
道は何となく分かるのだが、雪が岩や木々を覆っている状態では、先達がいなければとても進めなかったところである。 |
岩場を何とか通過し、樹林帯に入ったところで、
大岳への分岐に到着。このまま進めば、双子池である。
当然 大岳へと進む。すぐに樹林を抜けて寒風吹きすさぶ岩場の斜面の登りとなった。これがまた辛い。
大岳頂上は岩場の先、木が一本立っているのが見えるので、この晴天下では迷うことはないのだが、何しろ岩場の道は歩きにくい。
振り返れば、北横岳がなかなか美しい姿を見せている。
ただ、また登り返すことを思うと、やや気が滅入る。 |  |
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10時36分、大岳頂上着。
といっても大岳と書かれた標識は見つからない。写真のような石像が祀られており、しかも周囲に高い山はないから、
ここが大岳であることは間違いないであろう。
それにしても寒い。石像も半分雪に埋もれ、寒そうである。 |