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13時38分、雨池峠着。
ここで右に進めば坪庭であるが、やはり目の前の縞枯山を逃すわけにはいかない。疲れた身体に鞭打って縞枯山に取り付く。
ここからは完全に雪の中の登り。やや薄暗い林の中を黙々と登ることとなる。距離的には大したことないのであるが、
さすがに長い距離を進んできたため、バテ気味である。 |
樹林帯に入る前に振り返れば、
雨池山の姿が青空に浮かぶ。
何の変哲もない山であるが、所々に見える縞枯れと、山を切り分けるように付けられた登山道が印象的である。 | |
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疲れた身体に雪の中の登りは辛い。
少し登っては立ち止まり、上を見上げるといういつものパターンが始まった。
先に述べたように、距離的にはたいしたことなく、地図上でも峠から 40分の登りである。
いや、それでも辛い。息を切らせ、ジグザグの道を進み、14時5分、縞枯山頂上に到着。
地図上の時間よりもかなり早く到着したことになるが、バテバテであった。 |
縞枯山頂で暫く休憩し、さらに先に進む。
縞枯山頂からは、縞枯れの回廊が細長く続き、なかなか楽しませてくれた。
縞枯れた木々の間からは、
南八ヶ岳が大きい。 | |
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暫く平坦な道を進むと、やがて下り斜面。ここを下って、目の前の茶臼山に登り返すということになる。
しかし、下る寸前で、展望台という標識が目に入り、つられてそちらに進んでみる。
樹林の中を暫く進むと岩場となり、確かになかなかの好展望が待っていた。
南には台形をした茶臼山の姿、そしてその左手には特徴ある
南八ヶ岳の山並みが見える。
しかし、ここも風が強く寒い。すぐに引き返す。 |