鎌倉散策 ( 朝比奈切通、十二所果樹園展望台 約 149m ) 2019.4.5 登山



【PHOTO & 記録 鎌倉散策 6】

富士山 を見ながらゆっくりと進み、分岐のある送電線の鉄塔まで戻って右の道に入る。時刻は 13時9分。

ここはなかなかの急斜面で、一応 道は階段状になってはいるものの、少し足下は荒れ気味であるため、 山慣れしていない方にはかなり怖かろう。
また、雨の後で泥濘んでいたりしたら大変である。
本番当日は十分に注意せねばなるまい。

下り終えると、写真のように分岐が現れる。時刻は 13時11分。
この日は当然の如く右へと下って果樹園内に入ったが、帰宅後調べると、まっすぐ進めば次の目的地である光触寺 (こうそくじ) の裏手に出ることができることを知る。

当日は鎌倉駅を出てから光触寺までトイレがないため、トイレのある光触寺にはできるだけ早く着きたいところである。
もし、まっすぐ山道を進むことで、光触寺への到着時間が短縮できるのなら、これに越したことは無い。

そうなると、そのことを確かめるべく、もう一度このコースを辿る必要があるかもしれない。

果樹園の中を進む。
ここは約5haの広さがあり、植えられている梅は 400本程、鎌倉随一の本数を誇るとのことである。
また、梅のほとんどは白梅で、見頃は 2月中旬から 3月中旬であり、先ほどの展望台から見ると満開時には白い霞がかかったようになるそうである。
しかし、今は園内に全く花は見られない。

ゆっくりと下って行くと、足下の道は砂利道に変わり、やがて果樹園の鉄製門扉が現れる。時刻は 13時13分。
開いている扉を通り抜け、さらに緩やかに下って行く。

果樹園の門扉を通り抜ければ、朝比奈切通との分岐がすぐに現れるかと思っていたら、結構歩くことになる。

崖の下を進み、やがてトタン板の塀に囲まれた資材置き場の横を通り過ぎる。
そして、足下が砂利道からひび割れたコンクリート道に変わると、やがて朝比奈切通との分岐に到着。時刻は 13時20分。
これでグルッと 1周してきたことになる。

写真は分岐の少し切通側にある 三郎の滝。

分岐からは今朝ほど辿った道を戻る。
太刀洗水を過ぎ、やがて住宅地に入る。サクラが満開で素晴らしい。

十二所神社バス停のある県道204号線には 13時26分に到着。
ここから光触寺に行くには、県道沿いに進んでも良いのだが、太刀洗川沿いに遊歩道があるので、そこを進む (写真)
遊歩道沿いにはサクラも咲いており、なかなか気分の良い道であるのだが、如何せん短い (100m弱)

県道に出た後、50m程県道沿いに進むと、左への道が現れるので、そちらへと進む。

太刀洗川を渡り、すぐの丁字路を右へと進む。
あとは道なりに進んでいくと、やがて変則的な丁字路に突き当たるが、その丁字路手前左側が光触寺である。
時刻は 13時31分。

公衆トイレは、丁字路を左に曲がったすぐのところにあり、掃除が行き届いていて清潔であるが、 如何せん便器の数が少ない。
男性は良いが、女性は順番待ちが厳しかろう。

写真は光触寺の山門。
この時期は門の前に咲くサクラが素晴らしい。

光触寺は時宗 (鎌倉時代末期に興った浄土教の一宗派) の開祖である 一遍上人が開いたといわれる寺で、創建は 1279年。
ご本尊は頬焼地蔵の名で親しまれている阿弥陀菩薩立像で国の重要文化財となっている。そして脇侍として観音・勢至菩薩が立つ。

山門を潜ると、両側が墓地となっている中を進むことになる。
突き当たりに一遍上人の像があり、そこから左に進むと本堂がある。

また、一遍上人の像の左には塩嘗地蔵 (しおなめじぞう) と呼ばれている地蔵菩薩が祀られている。 この塩嘗地蔵は、以前は朝比奈切通を経て鎌倉に入る街道沿いにあったとのことである。

こぢんまりとしていて、とても静かな、良い雰囲気の寺である。



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