火打山 ( 火打山:2,461.8m ) 2013.6.13 登山



【PHOTO & 記録 火打山 3】

道の方は黒沢岳の斜面を横切るように進むようになる。
短い単位で、斜面を横切る行程が連続する。その行程と行程の間には、木道が露出していたりするものの、 斜面は完全に雪。その量はかなりのものである。

また、斜面の角度も結構あり、足を滑らせれば、 下方へと滑落すること間違い無しである。
幸い、下方はダケカンバやネマガリタケなどが多いため、滑落しても致命傷とまではいかない と思われるが、 それでも滑落は避けねばならない。慎重に進む。

草木のない斜面なので、 展望の方は良い。
左方を見やれば、相変わらず火打山はガスに囲まれているものの、 焼山や金山、そして天狗原山方面の様子は見る度に変化を見せている。
先程よりもガスが上がり、さらには金山、天狗原山はその姿を見せ始めたのが嬉しい。

また、下方に広がる緩やかな斜面の広がりの中に高谷池ヒュッテが見えてきた。
ヒュッテの先には高谷池があるはずだが、雪原になっているので、雪の下に埋もれているようである。

また、ガスの動きは一進一退のようで、鬼ヶ城はガスに囲まれたり、 ガスが引いたりを繰り返している。
肝心の火打山はほとんど変化がなく、 ガスに覆われたままである。

上で述べたように、 斜面の横断が終わると、土や木道が露出した場所を通ることになり、暫く先でまた残雪の斜面を横切るという行程が続く。

天候の方は、薄曇り状態。
ただ、前方の方に青空が見えており、また、自分のいる場所でも時折日が差すという状態である。

やがて、斜面を横切る行程も終わりとなり、少し下っていくことになる。
この下りに入ると、高谷池ヒュッテも見えなくなるが、その直前にヒュッテ方面を見ると、 相変わらず火打山はガスの中、 そして鬼ヶ城にも再びガスがかかり始めている。

一方で、焼山の頂上部分を覆っていたガスは、消えかかり始めている。
暫し待って、焼山の頂上を覆うガスが消えるのを期待したが、結局 良いところまでは行ったものの、 粘った 5分の間に頂上を見ることはできなかったのであった。

黒沢岳の斜面を横切り終わると、 写真のような斜面の登りが待っていた。
この日は視界が利いたので、途中に差してあるピンクテープ付きの竹のポールや、スズタケなどに付けられたピンクテープを確認できたが、 ガスが濃くなってきたら、迷ってしまうところである。

また、竹製のポールは、かなり間隔を空けて立てられており、 これも視界が利かない時にはマイナスである。

3時間近く歩き続けていることになり、さすがに 少々バテてきたが、 ヒュッテも近いということで、頑張って斜面を登っていく。



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