半月山・社山 ( 縦走中の最高峰は 社山 1,826.6m ) 2012.12.23 登山



【PHOTO & 記録 半月山・社山 7】

周囲の景色に元気づけられながら登っていくと、ようやく前方に頂上らしき高みが見えてきた。
しかし、残念ながらそれが頂上ではないことが前回登って分かっている。
喘ぎつつ登り、最後は少し登っては上を見上げるという、例のバテ始めた時のパターンを繰り返しながら、何とか頂上に到着したのであった。到着時刻は 14時1分。
ほぼ 地図上の時間通り。途中、雨量観測施設の所で休憩したことを考えれば、地図記載時間より短く、また到着予定時間を大幅に短縮したことになる。 雪道が良く踏まれていたことと、軽アイゼンのお陰かも知れない。

頂上は東西に細長く、日光側は樹林に囲まれていてあまり展望を得られない。 ただ、男体山の頂上付近は見通すことができる。 奥白根山は少し見えるだけである。
また、足尾側は広く開けてはいるが、太陽の位置関係から逆光気味で、少々見通しづらい。 それでも皇海山方面はハッキリ見ることができる。
暖かい紅茶を飲みながら暫し休憩。その際、富士山が見えはしないかと探したが、 見つけることはできなかった (実際に見えるかどうかも定かでは無いが・・・)

誰も居ない山頂で、10分程休み、14時12分、下山開始、往路を戻る。
なお、スノーシューの方は、社山の岩が露出した斜面もスノーシューを外すこと無く登り続け、 さらに社山より先へと進んだようである。

山頂を後にして、樹林帯を抜けると、本日登ってきた尾根筋が目の前に広がる。
特に素晴らしい景色という訳では無いものの、自分のやり遂げた仕事・成果が目の前にしっかりと見えるだけに、少しグレードアップして見える。 これだから山登りは止められない。
軽アイゼンを装着していることもあり、雪の下り斜面を快調に下る。
景色を楽しみながら順調に下り、雨量観測施設を 14時36分に通過、阿世潟峠には 14時48分に下り着いたのだった。
ここからは道を左にとり、阿世潟へと下る。この部分は前回に比べて大分整備が進んだようで、道に沿ってロープなども張られている。

阿世潟には 14時59分に到着。そこにあった標識には 『 歌ヶ浜 3.1km 』 とある。 地図では 1時間25分の所要時間となっているが、さて、どれ位かかるであろうか。
右に曲がり、中禅寺湖畔に沿って進む。
雪道は多くの人に歩かれているため、踏み固められた雪が凍っている。軽アイゼンをつけたまま進むことにする。
左手を見れば、中禅寺湖の向こう岸に男体山が大きい。

半月峠への登り口である狸窪 (ムジナクボ) を 15時20分に通過する。
さらに進めば、湖岸から再び男体山が見えるようになる。
よく見ると、頂上付近、さらには右斜面後方に雲が湧き出している。しかし、本日は 終日その姿を見せ続けてくれており、感謝である。
左手には奥白根山の白き頂上部分が、 日の光を浴びて輝いているのが見える。

さらに進んで振り返れば、社山がそのピラミッド型を見せている。
この辺から見る社山が一番美しい形かも知れない。
残念ながら、この時間では少し逆光気味で黒く見えるが、この場所から朝方に見る社山は朝日を浴びて美しい。

ずっと軽アイゼンを装着したまま歩いてきたが、イタリア大使館別荘公園の所で軽アイゼンを外す。しかし、その後も 凍った雪の場所があり、 歩行に少し苦労する。

歌ヶ浜駐車場には 16時丁度に到着。

見上げれば男体山が夕日を浴びて少し赤くなっている。
駐車場も足下が少し凍っており歩くのに苦労する。立木観音の前を通り、車道を立木観音入口まで進む。そこから右に暫く進めば、中禅寺温泉のバスターミナル。 到着時刻は 16時22分であった。
日光行きのバスは 16時45分とのことなので、ベンチで上半身を着替えてバスを待つ。ありがたいことに、16時35分にはバスが到着。 暖かい車内で出発を待つ。終点まで居眠りの時間であった。

本日は かなり疲れたが、天候に恵まれ (最後まで、男体山奥白根山が見えていた)、雪山を大いに楽しむことができたので、 充実感のある山行であった。惜しむらくはスノーシューを持参しなかったこと。是非ともスノーシューで茶ノ木平を歩いてみたものである。



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