最初、樹林越しに南アルプスが見えた後、写真のように、間に何も遮ることなく
富士山が見えるようになる。 南アルプスの山々も良く見えるようになるが、 少々灌木が煩い。 | |
しかし、少し進めば、 その南アルプスも間に何も遮るものなく見通すことができるようになる。 写真 中央の山は
荒川東岳 (悪沢岳) で、
その左に赤石岳、
聖岳と続く。 | |
そしてこちらは、大蔵高丸の右側の山々。 また、大蔵高丸の左には、ハマイバ丸、大谷ヶ丸と続き、 先程の滝子山へと続いている。 | |
暫し素晴らしき景色を堪能した後、
再び樹林の中に入れば、先の方に石垣のような岩が見えてくる。時刻は 11時50分。 この岩にそのような名前が付けられた謂われは不明であるが、 自然が創り出したこの芸術作品を見れば、昔の人が この岩に 「 神が宿っている 」 と考えたとしてもおかしくない。 | |
『 神奈備岩 』 を過ぎ、樹林を抜けて小さく斜面を乗り越えれば、目の前に写真のようなカヤトの原が広がる。 姥子山への分岐を右に見て、至る所につけられている溝状の道を辿り、再び少し斜面を登れば、 雁ヶ腹摺山の頂上であった。 時刻は 11時57分。> 頂上には、『 山梨百名山 』 の標柱の他、 『 秀麗富嶽岳十二景 一番山頂 』 の標識や、『 旧五百円紙幣の裏側に印刷されている富士山の図は、 ここから撮影したものが原画になっている 』 といったことが書かれた説明板が置かれている。 | |
その
富士山の光景がこの写真。 旧五百円紙幣の話は知っていたが、説明板にある五百円札を見ると、
確かにここからの構図に間違いないことが確認できる。 日当たりの良い、誰もいない頂上にて暫し休憩。 | |
ところで、小生がこの雁ヶ腹摺山
に登った 1992年頃、この山の標高は 1,857mとされていたのである。 しかし、現在は 国土地理院の電子地図を始めとして、どの地図を見ても、
標高は 1,874mとなっており、さらには、『 山梨百名山 』 の標柱も、
旧の標高表示の上に 1,874mの標高が貼り直されているのである。 |
雁ヶ腹摺 1、   雁ヶ腹摺 2、   雁ヶ腹摺 3、   雁ヶ腹摺 4、   雁ヶ腹摺 5、   雁ヶ腹摺 6 もご覧下さい。