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15分ほど下っていくと、写真のように尾根上の雪が全く無くなり、この後 雪が時々現れるという状態が続く。
足下が泥濘んでいる所が多くなり、バランスを保つのに少々苦労する。 |
やがて、荒れた林道に下り着く。
時刻は 14時39分。
標識に従って、林道を左へと進む。雪に覆われている道を緩やかに下っていく。
やがて、川を渡ることになる。ここは百間干場と言われる場所らしい。
林道はさらに東の方へと続いているが、登山道は目の前の斜面を登ることになる。
そろそろ疲れが出てきているので、また登りが現れたことに些かウンザリするが致し方ない。
時刻は 14時48分。 | |
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道は少しの間 急登が続いた後、写真のように斜面を横切って緩やかに登っていく。
やがて、尾根上の金山峠に到着。時刻は 14時56分。
ここには標識があり、『 右 中村部落、直進 金山民宿村、左 大岱山 (おおぬたやま) 』 とある。
ザックを下ろし、ノドを潤しながら、地図を眺める。
直進、左折 とも下山目的地である金山鉱泉に行けるようだが、左の道は登りとなっている上に 時間も少しかかることから、ここは素直に真っ直ぐ進むことにする。
5分ほど休んで出発。ここからは急斜面の下りとなる。 |
ここは沢沿いルートというらしいが、
少々荒れているような感じで、あまり雰囲気が良くない。
急斜面をドンドン下っていくと、やがて道は土沢の流れに沿って下るようになる。
ハッキリは覚えていないが、途中 7回ほど沢を渡ることになる。
しかも、沢にかかっている橋は、2、3本の丸太に横板を打ち付けたというような代物で、さらにその上に雪が積もっているから、少々渡るのが怖い。
足下の雪は少ないものの、あまり日が当たらないのか、
周囲には雪が多く残っており、谷は寒々とした感じである。 | |
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写真のような場所もあり、
やはり少々荒れ気味のようだ。
先に述べたように、丸太橋をいくつも渡り、
雰囲気の悪さを我慢しながら黙々と下る。 |
そして、ようやく道は沢沿いから離れることになり、
すぐに荒れた林道へと登り着く。
林道の右側法面はコンクリートで固められてしっかりとしているが、足下は雪とカヤトの原となっている。
雪の林道歩きが続く。
やがて、足下の雪が無くなってくると、前方に人家 (山口館) が見えてくる (下の写真)。
そこを通り過ぎて暫く進むと駐車場、そして金山鉱泉であった。
時刻は 15時50分。鉱泉の方に頼んでタクシーを呼んでもらう。 | |
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タクシーを待つ間、暫し鉱泉のご主人と話をする。
雪の量を聞かれたので、思ったより少なかったと答えたが、ご主人曰く、前々回の大雪の時は大変雪の量が多く、
白樺平までで撤退したパーティがあったとのことであった。
また、小生がハマイバ前から大峠経由でグルっと回ってきたといったら驚いておられた。こういう時は少し嬉しい。
本日は見事に目論見が外れてスノーシューを使うことができなかったが、
大峠以降は雪と戯れることができ、それなりに楽しめた山行であった。
21年ぶりに
雁ヶ腹摺山に登り、今回も頂上から
富士山を眺められたのが嬉しい。
ただ、今度はもう少し下調べをしてスノーシューが活躍できる場を探したいものである。 |