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阿寺山の左方奥には巻機山 (写真 右手) が見え、
巻機山から左に続く尾根の後方に万太郎山、
茂倉岳、一ノ倉岳、谷川岳などの山々が見える。
今朝ほど関越トンネルに入る前、谷川岳方面は雲の中であったことを思うと、このようによく見えることが嘘のようである。
また、谷川岳の左手前には朝日岳
(写真 左手のズングリした山) も見えている。 |
そして、
朝日岳よりさらに左方、
ほぼ真南の方向には中ノ岳が見える。
中ノ岳から右下に延びる稜線の先には、山腹にまだ多くの雪を残す御月山も見えている。
また、中ノ岳の左後方に見えるのは、恐らく
武尊山であろう。 | |
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そして、中ノ岳から左に延びる尾根は兎岳へと続いており
(写真右端の残雪が多い山)、
その兎岳の後方には至仏山が見えている。
そして、至仏山の左手には平ヶ岳が大きく、
平ヶ岳の左には燧ヶ岳の双耳峰も見えている。
また、写真では分かりにくいが、平ヶ岳の左後方に烏帽子型の山が見える。
どうやら奥白根山のようである。
さらには、写真には写っていないものの、燧ヶ岳の左後方には
太郎山、
女峰山も見えている。
一方、燧ヶ岳の右には男体山も見えるらしいのだが、
残念ながら雲の中であった。 |
東の方向には荒沢岳が大きい。
2,000mに満たない山であるが、三角形の山頂部から左右に翼を広げたような山容は、なかなか威厳を感じさせてくれる。
いつかはチャレンジしたい山である。
また、荒沢岳の後方に、ほぼ平らな稜線が続いているのが見えているが、
これは会津駒ヶ岳で、
残雪を抱く突起が頂上である。 | |
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荒沢岳の左 (ほぼ真東) には奥只見湖が見えている。
そしてさらに左に目を移せば、北東の方向に未丈が岳が見えており、未丈が岳の左方、北北東の方角には浅草岳を見ることができる (写真 中央 奥の山)。
先にも述べたように、浅草岳の手前の山は毛猛山、中岳、百字が岳と続く毛猛山塊であり、一番左の少し尖っている双耳峰は桧岳と思われる。 |
そして浅草岳のさらに左方、
ほぼ北の方向には守門岳が見える。
下山時に話をした駒ノ小屋の小屋番の方が言うには、守門岳には最近登ったばかりだが、雪庇はまだ残っていて素晴らしかったとのこと であった。
私が守門岳に登ったのは 7月であったが、この守門岳は大雪庇が有名であるため、やはり残雪期にもチャレンジしてみたいものである。
暫し展望を楽しんだ後は、食事とし、その後ベンチが 1人 1基使用できるのを良いことにベンチに寝転がる。
上空には少し前まで全く考えられなかった青空が広がり、太陽が眩しく、日差しが強い。
12時24分、下山開始。小生にしてはかなりの長居である。 | |
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夏道からすぐに雪渓に入り、下降点まで進む。
残雪の急斜面を駒ノ小屋に向かって下る。結構斜度があるので、滑落しないよう慎重に下るのだが、結構スリルがある。
駒ノ小屋には 12時37分に戻りつく。
ペットボトルに水を汲んだ後、暫し小屋番の方と話をする。
聞けば、昨日は雨と強風であり、夕方近くになって漸く晴れたとのこと。
本日登ることにして正解であった。
また、今年は雪が少なく、ゴールデンウィーク時点で小屋周辺の雪は例年の半分位だったとのことである。
関東では 2月に大雪となったことから、今年は雪が多いものと思い込んでしまっていたが、それは間違いだったようである。
すっかり話し込んでしまい、小屋を出発したのは 12時57分であった。 |