越後駒ヶ岳 ( 越後駒ヶ岳:2,002.7m ) 2014.6.15 登山


【PHOTO & 記録 越後駒ヶ岳 2】

上空には青空が広がり、また先程見えたように、 越後駒ヶ岳方面も雲が消え始めたので、 今後さらに条件が良くなることが期待され、気分良く登って行く。
登山道の方も、樹林帯のため展望がなかなか得られないものの、左方から日差しが差し込み、明るく、気持ちが良い。

ところが、登っているうちに、時々日が陰り始め、8時を過ぎると上空は完全に雲に覆われてしまったのである。
そして樹林越しに垣間見える越後駒ヶ岳方面は、 少しずつガスが出始め、最終的には完全にガスに囲まれてしまったのであった。
テンションがグッと落ちる。

テンションが下がったまま登り続ける。
登山道上に雪は全くないが、登山道の左下には沢のような溝状の窪地が登山道と平行して走っており、そこには所々に残雪を見ることができる。

気落ちしながらも黙々と登って行くと、ありがたいことに日差しが時々射すようになる。
良い兆候である。

急斜面を登りきると、 やがて見晴らしの良い場所に登り着く。
時刻は 8時42分。
ここが栗の木ノ頭と思ったのだが、帰宅後調べたらそうではなく、栗の木ノ頭は既に通り過ぎた壊れかけの標柱があった場所だったようである。

歩き始めてから (間違った方向への歩行も含め) 3時間近く経っていることから、 傍らの岩に腰掛けて食事とする。というよりはむしろ、熱中症を避けるべく多めに水分を補給することを心懸ける。

ここからは市街地が見えるが、恐らく大湯温泉街であろう。
また、後方を見れば、これから登る小倉山が見え、その後方に青空が広がり始めている。

10分程休んで出発。
少し登ると周囲は灌木帯の急斜面へと変わる。
高度を上げていくと、左手の小倉山から派生する尾根の向こうにピラミッド型の格好の良い山が見え始める。荒沢岳である。

やがて鎖場に到着。登りの場合、鎖は安全のために握っておく程度であったが、 下山時は滑りやすい岩場 (濡れている) のため、結構この鎖に頼ることが多かったのだった。

この頃になると、先程 絶望感を覚えた上空の雲はドンドンなくなって青空が広がり始め、 日差しも強く照りつけるようになる。
テンションが再び上がる一方で、今は見えない 越後駒ヶ岳方面が果たしてどのような状態か早く知りたくなる。

高度を上げるに連れ、 小倉山から派生する尾根の向こうに見える荒沢岳の姿が、グングンと迫り上がってくるのが面白い。

また、振り返れば、やや逆光気味ではあるが未丈が岳が見える。
また、未丈が岳の左方になかなか格好の良い山の連なりが見えるが、山名が分からない。
帰宅後調べたら、毛猛山、中岳、百字が岳と続く毛猛山塊であると分かったのだが、 特に主峰の毛猛山が一番大きくどっしりとしており、かなり惹き付けられる。



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