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地蔵峠 (旧) からは金山を目指して登りとなるが、さほど急傾斜ではなく歩きやすい。
また、道も荒れていることを覚悟していたものの、それは全くの杞憂。良く踏まれており、
先日の雨ヶ岳−毛無山間のようにササも刈られていてしっかり整備されている。
また、道に雪はほとんど見られない。
時折、右手の樹林越しに南アルプスの山が見える。この頃はまだ余裕があったので、道を外れ、笹藪に入り込んで南アルプスを写真に収める。
写真は左から赤石岳、
小赤石岳、そして荒川三山。 |
道は写真のような状況。
植生もなかなかユニークで、シラビソなどの木々が見られる一方で、雑木林が現れる。
やがて、少々登りが急になり、ザレた場所を右に見て高みに登り着くと、「 金山 」 と書かれた標識が木の傍らに置かれていた。
時刻は 11時16分。
標識には 富士宮西高の文字も見える。富士宮西高のワンゲル部がこの道の整備に尽力したと聞く。感謝。
この金山は、本当に小さなピーク。樹林が煩く、展望もほとんど無い。 | |
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金山からは日だまりの中の下りとなる。
正面 樹林越しにいくつかの山が見えるが、全く名前も分からず、どれが目的の山かも分からないまま進むことになる。
展望もほとんど無く、時折 右手樹林越しに荒川三山が見える程度である。
道はやがて登りへと変わるが傾斜が緩やかなのがありがたい。
暫く登ると、周囲はササ原に変わる。ササはしっかり刈られており、道は明瞭である。 |
傾斜がやや急になってくる中、
ササ原を登って行くと、登り着いた所に写真のような標識が立っていた。
よく見ると、柱の部分に 「 雪見岳 1,605m 」 と書かれている。ここが雪見岳頂上のようだ。
時刻は 11時45分。
雪見岳は、その名前から、真白き富士山
あるいは南アルプスの山々が良く見えるという予測を立てていたのだが、残念ながらここも展望は無い。従って、ここも素通りせざるを得ない。
道は暫く平らなササ原が続き、やがて下り斜面に入る。 | |
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雪見岳頂上では展望が得られなかったが、下り斜面に入ると、展望がグッと開ける。
まずは右手に南アルプスの山々が見えてくる。
写真は 白根三山であるが、この他、
塩見岳、
荒川三山、
そして赤石岳もよく見える。 |
そして、正面にはこれから登る熊森山と思しき山が見える。
ここからかなり下って、登り返すことになるので少々手強そうである。
周囲はササの斜面となり、大変気持ちが良いが、景色に見とれていると、刈り取られたササに足を滑らせる危険性がある。 | |