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下りに入るので、先日の大菩薩嶺登山後に購入したチェーンスパイクを初めて装着する。
ところが、シラジクボとの分岐をそのまま真っ直ぐ進み、雪の斜面を下って、裏参道との分岐に到着したところ、
そこからの斜面に雪は全くないのである。南側斜面なので当然と言えば当然だが、仕方なく そこにあったベンチにてチェーンスパイクを脱着する。
わずか 3分程のデビューであった。
この分岐から南を見ると、これから目指す小持山 (写真 右)、
大持山 (写真 中央) が見える。
かなり遠く見える上に、一旦大きく下って登り返さねばならないことが見て取れたため、少し気持ちがぐらついたのだが、
武甲山のみでは物足りなさを感じていたこともあり、ここは思い切って小持山を目指すことにする。 |
11時38分に出発。
雪の無い急斜面をジグザグに下る。
所々に泥濘んだ所があり、滑らないように注意が必要である。
また、途中から雪が現れるが、量は少ない。
気持ち良い草地を進み、やがてシラジクボに到着。
時刻は 11時55分。 | |
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このシラジクボから持山寺跡経由にて 一の鳥居に戻れるようで、樹林帯の中、雪の斜面に足跡がついている。
このシラジクボから小持山までは雪の急斜面が続く (写真)。
しかも、途中いくつものコブを越えて行くことになり、小生にとってはかなり厳しい登りとなった。 |
今までと違って、雪の量はかなり増えるが、
雪にはしっかりと踏み跡がつけられていて、迷うこと無く登っていくことができる。
最初の斜面を登り切って振り返れば、武甲山の姿がよく見える。
こちらから見る武甲山 (南側斜面) は、北側斜面の残酷なまでに削り取られた山肌とは異なり、自然のままの姿が残っており、
その三角形の姿はなかなか美しい。 | |
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その後、緩やかなアップダウンの雪道が続く。
武甲山の姿を求めて度々振り返るが、樹林が邪魔をしてなかなか見通すことができない。
雪の尾根道は、写真のような広々とした所を通過した後、再び急斜面の登りとなり、
そこから細い尾根が続くようになる。 |
一旦 細い尾根から下った後、
急斜面の登りが始まる。
ここで本日 最悪の場所が 2箇所程あった。
雪の下は凍っており、足を置いても滑るのである。しかも、急斜面なので、滑落すればかなり危険である。
木に掴まりながら何とか危険な箇所を通過する。この登りでこそチェーンスパイクを履くべきであった。反省。
高度が上がった分、武甲山の姿がよく見えるようになる。
下ってきた登山道の右側 (東側:下っている時には左側) は檜の樹林帯なのか、緑色をしており、
その反対側は杉林あるいはカラマツ林なのか、茶色になっていて、
綺麗に色分けされているのが面白い。 | |