|
コンクリートの道が続くが、一つ気になるのが、右の斜面から崩れ落ちた石が結構 参道に散乱していることである。
やがて、左手に魚の養殖場らしきものが現れ、そこで林道と合流する。
一の鳥居を過ぎて、さらに先へと続いていた林道のようである。
コンクリートの道は 『 十五丁目 』 にて終わりとなり、
そこから丸太の階段を昇って山に取り付くことになる。
ここからは展望の利かない杉林の中を登る。
急傾斜という訳ではないので息が上がることはないが、先程無理をした林道歩きがたたり、足が重く感じられる。 |
やがて、
細い水が流れ落ちている不動滝に到着。時刻は 9時20分。
滝の前にて水が飲めるようになっており、備え付けのコップにてノドを潤す。水は冷たく甘露である。
また、不動滝の所には 『 十八丁目 』 の石柱とともに、
祠も置かれている。 | |
|
不動滝を後にすると、立派な木製の桟橋 (さんきょう) を渡る。
道はジグザグに杉林の中を登っていく。
足下の雪はうっすらとある程度。少し凍った場所があるものの、歩行には全く問題ない。
展望のない登りが続く。
途中、『 武甲山 御嶽神社 参道 』 と彫られた立派な石碑が現れる。
ここは二十丁目となる。時刻は 9時25分。 |
さらに登っていくと、
やがて左手に祠が現れる。時刻は 9時45分。
そこには 『 武甲 』 という銘柄のカップ酒が供えられていた。
後で写真を見ると、十八丁目 不動滝にあった祠にも同じものが供えられていたのだが、その時は気づかなかったのだった。
ここで、先程 水場で会った若者に追い抜かれる。
この若者も 横瀬駅から登って来ているので、歩いた距離はほぼ同じ。
やはり、若さに負けたというところか。
実のところ、後方から付いてこられると、少し窮屈に感じるし、さらには写真を撮るために立ち止まる際にも、
歩行の邪魔にならないようにと気を遣わねばならないので、
先に行って貰った方が気が楽である。 | |
|
9時56分に 『 大杉の広場 』 に到着。
先程 追い抜かれた若者が休憩していたので、少し言葉を交わす。
お互い話すことは、『 とにかく 横瀬駅から 一の鳥居までの車道歩きが長かった 』 ということであった。
ここはその名の通り、小さな広場となっていて、
杉に囲まれている中、周囲とは全く大きさが違う 1本の杉が立っている。
これで展望があれば言うことはないのだが・・・。
さすがに空腹を覚えたので、ここで食事とする。 |
そして、10時5分に 『 大杉の広場 』 を出発する。若者は既に先に出発している。
ここからは足下の雪がやや多くなり、
先の方を見ても杉林の足下が完全に白くなっている。
ただ、雪の量はあまり多くないので歩行には問題ないレベルである。 | |