レトロな町並み41−函館
北海道第3の人口を占める函館市は、日本最初の開港地の1つとして栄えた、開港150年の歴史ある都市です。
2015年(平成27
年)度末までには、北海道新幹線が新函館駅 (仮)まで開通予定になっています。
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五稜郭タワーから見た五稜郭 |
五稜郭タワーから見た函館山 |
五島軒のカレー |
函館山から見た市街 |
旧イギリス領事館 |
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旧北海道庁函館支庁庁舎 |
旧開拓使函館市庁書籍庫 |
旧函館区公会堂 |
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旧相馬邸 |
ハリストス正教会 |
函館市電 |
【五稜郭公園】
五稜郭は、江戸時代末期に建造された星形の城郭であり、全国各地にあったようですが、函館の五稜郭が最も知られています。幕末明治維新の政府軍と幕府軍による箱館戦争の遺構として、北海道遺産にも選定されているとのことです。
公園内には、1871年までこの地にあった箱館奉行所が140年ぶりに復元されて公開されています。また、1964年(昭和38年)に建設され、2006年(平成18年)に移設新築された107mの新五稜郭タワーがあります。2基あるエレベータで上がる五角形の展望台は2階と1階があり、星形の五稜郭や、函館市内、函館山や津軽海峡、駒ヶ岳等、360度の眺望を楽しむことができます。また、函館や五稜郭の歴史資料が展示されています。展望台下にはアトリウムやショップ、五島軒等のレストランがあります。五島軒で歴史あるカレーを昼食にいただきました。
【函館山】
日本三大夜景として知られる標高334mの函館山は、19世紀末から要塞建設が始まり、軍事機密として半世紀にわたり、一般の立ち入りが禁止されていたため、自然が守られ、函館山と砲台跡が北海道遺産に指定されているとのことです。登山方法は、ロープウェイ、バス、自動車、徒歩等がありますが、夜間と冬季は道路が閉鎖され、ロープウェイで上ることになります。今回は休日の昼間ということで、レンタカーで山頂まで上り、山頂駐車場に止めて、晴天下の素晴らしい眺望を楽しみました。これまで夜間にロープウェイでしか上ったことがありませんでしたが、昼間は山頂駐車場も空いており、車でしか見れない、津軽海峡側の眺望等も楽しめました。
【ハリストス正教会】
ハリストス正教会の聖堂は、19世紀の半ばに建てられ、火災で焼失後、1916年に再建されたと言われており、国の重要文化財に指定されています。こじんまりとした重厚な聖堂の中は、静かで荘厳な雰囲気になっています。
【旧函館区公会堂】
1910年(明治43年)に建築された旧函館区公会堂は、木造2階建ての擬洋風建築、コロニアル風洋館で、1911年(明治44年)に大正天皇が皇太子時代に函館滞在の際、宿舎となり、また、1922年(大正11年)に昭和天皇が摂政宮のときにも休憩したと言われています。1982年(昭和57年)に復元され当初の姿に戻り、国の重要文化財にも指定されています。
【旧イギリス領事館】
1859年(安政6年)の開港とともに開設された領事館で、現在の建物は1913年(大正2年)に再建されたと言われています。1934年(昭和9年)に閉鎖され、1992年(平成4年)に復元されて一般開放されているとのことです。
【旧相馬邸】
開港当時、函館の中心であった元町の基坂エリアにある旧相馬邸は、1907年(明治40年)の函館大火後に、函館の豪商、相馬哲平の邸宅として建てられたと言われています。旧イギリス領事館の上に立地していることから、当時の相馬家の繁栄ぶりがうかがわれます。
【元町公園】
かつて、五稜郭移転前の箱館奉行所があったと言われる元町公園は、旧函館区公会堂の真下にあり、旧北海道庁函館支庁庁舎、旧開拓使函館市庁書籍庫、箱館奉行所跡の碑等があります。函館港や市街を一望できる場所にあります。
【函館市電】
1897年開通の馬車鉄道を前身とし、一部廃止縮小の後、現在は湯の川からドック前、谷地頭まで計10.9qの路線があります。
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