レトロな列車旅23−スペーシアXの旅

スペーシアX(東武日光駅) コックピットラウンジ コックピットラウンジ2番席 SL大樹(下今市)

 2023年7月に浅草と東武日光・鬼怒川温泉間で運行開始したスペーシアXは、コックピットスイート、コックピットラウンジ、ボックスシート、コンパートメント、プレミアムシート、スタンダードシートの6種類の座席のある豪華な特急列車です。これまでスペーシアの個室は数回乗車したことがありましたが、今回初めてスペーシアXに乗車して東武日光へ行きました。平日でも満席となる人気列車であり、予約が取りづらい列車ですが、平日で行きがスタンダードシート、帰りがコックピットラウンジ1人用を予約できました。

 行きは、
スペーシアX1号の3号車スタンダードシート窓側に北千住から東武日光まで乗車しました。平日始発列車にも関わらず全車満席となっていました。東武日光行きとあってインバウンドの外国人乗客が相当数おられます。途中の春日部から数名乗車して車内は完全満員となり、新鹿沼と下今市で若干下車客があったものの、列車はほぼ満員のまま終点東武日光まで走りました。途中下今市駅では、同時刻発車のSL大樹号の蒸気機関車とホームで並走する光景を見ることができました。三角屋根の東武日光駅は、6番ホームまで(線路は5本)あるターミナル駅で、往年のレトロなリゾート駅の雰囲気があります。東武日光駅で下車し、日光東照宮金谷ホテルJR日光駅を散策し、日光駅前の日光ステーションホテルクラシックで日帰り温泉入浴しました。

 帰りは、
スペーシアX6号の1号車コックピットラウンジ1人用の2番席に東武日光から浅草まで乗車しました。1号車にはカフェがあり、1号車と6号車の乗客は優先的に利用できます。(他号車は整理券が必要) 乗車して早速日光ラガービールとあさのポークジャーキーをカフェで購入し、いただきました。その後ライトラインセッションビールをカフェで購入し、東武日光駅で購入した駅弁と一緒にいただきました。コックピットラウンジのソファーとテーブルは固定のため、上り列車では後ろ向きに座ることになりますが、最後部からの展望がたまらなく、快適な車窓を楽しみました。最後部に常駐する車掌様が記念撮影を撮ってくれました。帰りも途中、下今市駅でSL大樹号の蒸気機関車と遭遇しました。流れる景色を見ながら美味しいビールを2杯飲むうちに、1時間50分はあっという間に経過し、列車は終点浅草駅に到着しました。

 コックピットラウンジはスタンダードシートとあまり変わらぬお値段(1人500円プラス)でカフェ車両の優雅な旅を楽しむことができます。予約は取りにくいですが、乗る価値の高い列車です。

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