** 愛し愛されて生きるのさ:music by 小沢健二 / まじっく快斗
「快斗、あのね、今日、宿題、一緒にやらない?」
「………アホ子ちゃんは今日の宿題分からないのかな?」
「そんなわけないでしょバ快斗。もう良いよ」
「ま、待て!!行くから。だからちゃんと待ってろよ」
「じゃあ、チョコレート食べたいなぁ~」
「…………雨の中おまえんち行くのに、コンビニ寄ってこいと」
「快斗は食べたくないの?」
「…………しゃーねーから、今俺的おすすめのチョコ買ってってやる!」
「食べたいんだ」
「……おすすめだからな」
「は~い」
それほど強くないけれど。
幼なじみの青子からの急な呼び出し。
もしかして、今日。
おじさんはいないのかな?
青子からの呼び出しは大抵おじさんがいないときだ。
…………別に期待してるわけじゃなくって。
ただ、青子が寂しがってるだけ。
小さい頃は、いつも俺たちは一緒だった。
いつからか、俺たちはお互いの世界を作って。
いつも一緒にいることはなくなった。
俺がキッドになるようになってからは余計に。
それでも、一緒にいるからよく。
「夫婦げんかはやめたら?」
とかからかわれるけど。
そんなにそういう風に見えるかぁ?
嬉しいより、気恥ずかしい。
「一緒に宿題やらない?」
なんて電話かかってきたら結局嬉しくて。
「おすすめチョコが食べたいって言うから」
「おすすめチョコが食べたいから」
っていう誰に聞かれてもそんな言い訳が出来るように逃げ場所作っておいて。
コンビニで楽しくチョコ選んでる高校生の男の子って、店員にどんな眼で見られてんだろうなんて考えながら、レジに行って会計して貰う。
後ろのちょっとさぼってるのか休憩中なのか判らないOLさんは俺のかごを見てなんかにやにやしてる。
気がつくからいやなんだけど。
さっさとお金払って、日が差し始めた外でまだ降る雨をよけるために傘を開く。
しゃーねーから、急ぐか。
なんて言い訳して、足早にコンビニを去る。
こう言うとき怪盗キッドだったらハングライダーでひとっ飛びなんだろうけど。
雨だし、真っ昼間だし。
青子はキッド嫌いだし。
好きになって貰いたいとは思わない。
けど……。
とりあえず、今は青子の元に急ぐこと。
コンビニで余計な時間を食ったしな。
「快斗、遅い!!!」
扉を開けた瞬間、見えたのは青子の怒り顔。
「わ、わり」
「青子、待ちくたびれたんだけどなぁ~」
なんて言う青子は俺が持ってるチョコレート期待してる。
俺も甘いもの好きだけど、青子も結構甘いもの好きだ。
だいたい、俺が甘いもの食いたいときは青子につきあって貰ってるぐらいだし。
あ、だから夫婦みたいっていわれるのか?
でも、まだ全然つきあってもいないんだけどな。
好きだって言ったら、青子はどんな顔するだろうって考えたことぐらいは普通にあるけど。
「どれが食べたい?」
「快斗のお薦めはどれ?」
俺の方を見ながら青子は言う。
「俺のお薦めはこれかな?」
出した箱の中から青子に一つ取ってやる。
「あ、おいしい」
「ダロ?やっぱ日本製菓子って美味いよな。母さんが時々輸入菓子買ってくんだけど、それ食った後に、日本製の菓子食ったらやっぱ全然違うんだよな」
「日本人は繊細だから細かいところまでおいしくできてるんだってお父さんが言ってたよ」
「マジで?おじさん言いそうにねぇのに」
「あ、お父さんに言っちゃおう」
なんて会話しながら、チョコ食べて。
青子のくっつけた「理由」の宿題やって。
俺たちは過ごしていく。
「快斗、見て、はれたよ。お月様綺麗に見える」
「ホントだ」
「明日は晴れだね」
「そうだな」
ただそんな日々に感謝して。
明日も、これからも青子と一緒に笑ってられるように。
そんな幻想を見ながら、一緒に過ごしていく。
「次のおすすめは何にすっかな」
なんて言い訳を考えながら。
「………アホ子ちゃんは今日の宿題分からないのかな?」
「そんなわけないでしょバ快斗。もう良いよ」
「ま、待て!!行くから。だからちゃんと待ってろよ」
「じゃあ、チョコレート食べたいなぁ~」
「…………雨の中おまえんち行くのに、コンビニ寄ってこいと」
「快斗は食べたくないの?」
「…………しゃーねーから、今俺的おすすめのチョコ買ってってやる!」
「食べたいんだ」
「……おすすめだからな」
「は~い」
******
雨が降ってて。それほど強くないけれど。
幼なじみの青子からの急な呼び出し。
もしかして、今日。
おじさんはいないのかな?
青子からの呼び出しは大抵おじさんがいないときだ。
…………別に期待してるわけじゃなくって。
ただ、青子が寂しがってるだけ。
小さい頃は、いつも俺たちは一緒だった。
いつからか、俺たちはお互いの世界を作って。
いつも一緒にいることはなくなった。
俺がキッドになるようになってからは余計に。
それでも、一緒にいるからよく。
「夫婦げんかはやめたら?」
とかからかわれるけど。
そんなにそういう風に見えるかぁ?
嬉しいより、気恥ずかしい。
「一緒に宿題やらない?」
なんて電話かかってきたら結局嬉しくて。
「おすすめチョコが食べたいって言うから」
「おすすめチョコが食べたいから」
っていう誰に聞かれてもそんな言い訳が出来るように逃げ場所作っておいて。
コンビニで楽しくチョコ選んでる高校生の男の子って、店員にどんな眼で見られてんだろうなんて考えながら、レジに行って会計して貰う。
後ろのちょっとさぼってるのか休憩中なのか判らないOLさんは俺のかごを見てなんかにやにやしてる。
気がつくからいやなんだけど。
さっさとお金払って、日が差し始めた外でまだ降る雨をよけるために傘を開く。
しゃーねーから、急ぐか。
なんて言い訳して、足早にコンビニを去る。
こう言うとき怪盗キッドだったらハングライダーでひとっ飛びなんだろうけど。
雨だし、真っ昼間だし。
青子はキッド嫌いだし。
好きになって貰いたいとは思わない。
けど……。
とりあえず、今は青子の元に急ぐこと。
コンビニで余計な時間を食ったしな。
「快斗、遅い!!!」
扉を開けた瞬間、見えたのは青子の怒り顔。
「わ、わり」
「青子、待ちくたびれたんだけどなぁ~」
なんて言う青子は俺が持ってるチョコレート期待してる。
俺も甘いもの好きだけど、青子も結構甘いもの好きだ。
だいたい、俺が甘いもの食いたいときは青子につきあって貰ってるぐらいだし。
あ、だから夫婦みたいっていわれるのか?
でも、まだ全然つきあってもいないんだけどな。
好きだって言ったら、青子はどんな顔するだろうって考えたことぐらいは普通にあるけど。
「どれが食べたい?」
「快斗のお薦めはどれ?」
俺の方を見ながら青子は言う。
「俺のお薦めはこれかな?」
出した箱の中から青子に一つ取ってやる。
「あ、おいしい」
「ダロ?やっぱ日本製菓子って美味いよな。母さんが時々輸入菓子買ってくんだけど、それ食った後に、日本製の菓子食ったらやっぱ全然違うんだよな」
「日本人は繊細だから細かいところまでおいしくできてるんだってお父さんが言ってたよ」
「マジで?おじさん言いそうにねぇのに」
「あ、お父さんに言っちゃおう」
なんて会話しながら、チョコ食べて。
青子のくっつけた「理由」の宿題やって。
俺たちは過ごしていく。
「快斗、見て、はれたよ。お月様綺麗に見える」
「ホントだ」
「明日は晴れだね」
「そうだな」
ただそんな日々に感謝して。
明日も、これからも青子と一緒に笑ってられるように。
そんな幻想を見ながら、一緒に過ごしていく。
「次のおすすめは何にすっかな」
なんて言い訳を考えながら。
**後書き:途中の「日本製菓子は美味い」と言う感想は私の感想。
私、食料品売り場で働いているのですが、やはりチョコレートにしろ、クッキーにしろ、日本製(日本のメーカー)の物のほうがおいしいと思う。
………読み直して気づいたけど、……夜何だか昼間なんだか………。真昼の月と言うことで。
私、食料品売り場で働いているのですが、やはりチョコレートにしろ、クッキーにしろ、日本製(日本のメーカー)の物のほうがおいしいと思う。
………読み直して気づいたけど、……夜何だか昼間なんだか………。真昼の月と言うことで。