静岡県伊東市の「伊豆鮮魚商まるたか」の,珍味「マンボウ」の小腸の「ひゃくひろ」と,深海エビ(ヤドカリに近い。)の「万歳(ばんざい)エビ唐揚げ」と,身が厚くて旨みがある「かますフライ」
静岡県伊東市のJR伊東駅前の湯の花通りにある「伊豆鮮魚商まるたか」のことは,2015(平成27)年1月11日静岡県伊東市のJR伊東駅近くの「伊豆鮮魚商まるたか」の究極のローカルフードの漁師料理・3回美味しい「うずわ定食」(宗田鰹(そうだがつお)のタタキ)でご紹介しています。
今回は,「伊豆鮮魚商まるたか」のとっておきのメニューをご紹介します。
- 1 「ひゃくひろ」
- これは珍味中の珍味で,「マンボウ」の小腸です。
- 「ひゃくひろ」とは,正式には「百尋」と書くそうで,「尋(ひろ)」とは両手を左右に広げたときの両手先の間の距離のことで,5尺(1,5メートル)又は6尺(1,8メートル)を言い,百尋は150メートルないし180メートルを意味し,また,とてつもなく長いという意味にも使われるとのことです。
- 「ひゃくひろ」は,通常クジラの小腸を指すそうですが,「伊豆鮮魚商まるたか」は,クジラの小腸ではなく伊東港で水揚げされた「マンボウ」の小腸を提供しています。
- 2 「万歳エビ唐揚げ」
- 「万歳エビ」は,多分深海にいるオオコシオリエビだと思います。
- 3 「かますフライ」
- 「かます」は,英名で「バラクーダ」と言い,スズキ目サバ亜目カマス科の海水魚で,魚食性でイワシなどの小魚を貪欲に捕食する魚です。
- 「伊豆鮮魚商まるたか」の「かますフライ」は,とても身が厚くボリューム十分で旨みがあるとても美味しいフライです。
- カラッと揚がっていてとても美味しいです。
「マンボウ」は,フグ目マンボウ科の最大で全長3,3メートル,体重2,3トンにも及ぶ独特の体型で世界最大の硬骨魚だそうです。
「マンボウ」は,クラゲや動物プランクトンや深海性のイカやエビを食料にしているようです。
「マンボウ」の小腸の「ひゃくひろ」は,色が白く身が厚く食感はミノの食感に似てコリコリした歯ごたえですが,コリッ,サクッと簡単にかみ切れます。
味は淡泊ですがコリコリした食感がクセになります。
梅肉とワサビの両方をつけて刺身醤油でいただきました。
味が淡泊なので,酒がいくらでも進みそうです。
「マンボウ」の「ひゃくひろ」は,1皿490円です。
エビよりはヤドカリの仲間に近いようです。
「万歳エビ」は,長いハサミを持っており手長エビに似ていますが,手長エビは汽水・淡水生の全く別のエビだそうです。
「万歳エビ」の腹部は鋭角に折り曲がっています。
「万歳エビ唐揚げ」は,殻ごと長いハサミから頭そして尻尾までバリバリとキレイに食べられます。
非常に香ばしい味で美味しいです。
「万歳エビ」は,揚げると手足を上げているのでその姿が万歳をしているように見えることから名付けられたようです。
「万歳エビ唐揚げ」は,1皿580円です。
「かますフライ」は,1皿690円です。
「伊豆鮮魚商まるたか」の電話番号は,0557-38-0105です。
なお,「マンボウ」が食べる「クラゲ」に関しては,2012(平成24)年8月10日鶴岡市の加茂水族館の「クラゲラーメン」と「クラゲソフトクリーム」でご紹介しています。
また,「深海エビ」に関しては,2015(平成27)年5月27日富山県黒部市の宇奈月温泉の「有磯きときと庵」の「白えび天ぷら」と,「富山吟撰堂」の「白っえびせん」(しろえびせんべい)でご紹介しています。
更に,「かます」に関しては,2015(平成27)年1月18日静岡県伊東市の「長平(ちょうへい)鮮魚店」の天日干しの金目鯛(きんめだい),カマス,鯵(あじ)・(魚の干物)でご紹介しています。