愛媛県松山市にある「澤井本舗」の、「松山市民のおやつ」、ないし「松山市民のソウルスイーツ」と言われている「日切焼(ひぎりやき)」

2015(平成27)年3月28日

 北海道札幌市の札幌市民のソウルスイーツの「とうまん」のことは、2013(平成25)年10月27日北海道札幌市のソウルスイーツ「冨士屋」の「とうまん」でご紹介しました。

 また、全国的に有名な愛媛県松山市の道後温泉銘菓の「坊っちゃん団子」のことは、2015(平成27)年3月24日愛媛県松山市の菓匠「うつぼ屋」の、夏目漱石の小説「坊っちゃん」に因(ちな)んで作られた道後温泉銘菓「坊っちゃん団子(だんご)」でご紹介しました。

 今回は、愛媛県松山市の「澤井本舗」が製造している「松山市民のおやつ」、ないし「松山市民のソウルスイーツ」と言われている「日切焼(ひぎりやき)」をご紹介します。

 「日切焼」は、松山市民から「お日切りさん」という名前で親しまれている松山市名物の焼き菓子です。

 「日切焼」は、小豆(あずき)の粒あんの入った大判焼き(今川焼き)のような形をしているのがベーシックな「日切焼」です。

 「日切焼」の生地は、ぎっしりと詰まった濃密さが特徴です。

 もっとも、ぎっしり詰まっている生地とはいっても、焼き上がった皮は柔らかいです。

 「日切焼」の皮は、ぎっしり詰まっていて、しかも柔らかいという不思議な食感を楽しむことができます。

 「日切焼」の表面には「日切焼」という焼印が押してあります。

 松山市駅前の日切地蔵の境内で売られていたことから「日切焼」という名前になったようです。

 私は、松山市駅まで行き、駅前の商店街にある「ひぎり茶屋 澤井本舗」(電話番号089-933-0915)の店舗に入り、オーソドックスな粒あん入りの「日切焼」とコーヒーをセットにしてもらい(セット料金290円)、「日切焼」を食べコーヒーを飲みました。

 粒あん入りの「日切焼」は、1個90円です。

 「ひぎり茶屋」の店先のガラス越しに機械が次々と「日切焼」を焼いているのを見物できます。

 私は、その焼きたての「日切焼」をいただきました。

 アツアツのぎっしり密度の濃い香ばしく焼き上がった皮は、意外に柔らかくシットリしていました。

 中の粒あんは、火傷しそうなほど熱く、フウフウ息をかけて冷ましながら食べました。

 シットリしたぎっしり感のある香ばしい皮と適度な甘さの粒あんの相性はとてもよかったです。

 懐かしい甘さを楽しめる美味しい「日切焼」です。

 「日切焼」は、オーソドックスな「粒あん」のほかに、「テイラミス」や「クレームブリュレ」(焼きプリン)や「アップルシブースト」や「イチゴフロマージュ」や「カスタードクリーム」等全部で18種類くらいあるそうです。

 「日切焼」は、「労研饅頭(ろうけんまんとう)」とともに古くから松山市民に親しまれてきた松山市民のソウルスイーツとのことです。

 なお、「労研饅頭」のことは、2015(平成27)年3月28日愛媛県松山市にある「労研饅頭(ろうけんまんとう)たけうち」の愛媛県民のソウルフード「労研饅頭(ろうけんまんとう)」でご紹介しております。


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