「その4」ではnπ/3代入の結果を示したが、ここではnπ/4代入の結果を公表したい。
フーリエ級数の公式
(π-x)/2 =sinx/1 + sin2x/2 + sin3x/3 + sin4x/4 + ・・ ( 0 < x < 2π)
に上の定理3(作用素の定理)を適用して、ゼータの心をもった非常に面白い式を導出した。
まず結論から示しておく。次のような4式が得られた。
1/(1^2+1) - 1/(3^2+1) - 1/(5^2+1) + 1/(7^2+1) + 1/(9^2+1) - 1/(11^2+1) - 1/(13^2+1) + 15/(15^2+1) + ・・・ =(π√2/4){e^(7π/4)+e^(π/4)-e^(5π/4)-e^(3π/4)}/(e^(2π)-1) ----@
1/(1^2+1) + 3/(3^2+1) - 5/(5^2+1) - 7/(7^2+1) + 9/(9^2+1) + 11/(11^2+1) - 13/(13^2+1) - 15/(15^2+1) + ・・・
=(π√2/4){e^(7π/4)+e^(5π/4)-e^(3π/4)-e^(π/4)}/(e^(2π)-1) ----A
1/(4^2+1) - 1/(8^2+1) + 1/(12^2+1) - 1/(16^2+1) + ・・・
=1/2 - (π/4){e^(π/4)+e^(3π/4)+e^(5π/4)+e^(7π/4)}/(e^(2π)-1) ----B
2/(2^2+1) - 6/(6^2+1) + 10/(10^2+1) - 14/(14^2+1) + ・・・
=(π/4){e^(3π/4)+e^(7π/4)-e^(π/4)-e^(5π/4)}/(e^(2π)-1) ----C
ゼータの心をもった深みのある式だといえよう。とくに興味深いのは@とAである。
@左辺は、ディリクレのL関数L(χ,s)の一種
L1(s)=1 - 1/3^s - 1/5^s + 1/7^s + 1/9^s - 1/11^s - 1/13^s + 1/15^s + ・・・
というゼータ(実2次体Q(√2)ゼータでもある)に対応するものである。 このゼータは、「a≡1 or 7 mod 8-->χ(a)=1、 a≡3 or 5 mod 8 -->χ(a)=-1、それ以外のaではχ(a)=0」という
ディリクレ指標χ(a)をもつ。
またA左辺は、ディリクレのL関数L(χ,s)の一種
L2(s)=1 + 1/3^s - 1/5^s - 1/7^s + 1/9^s + 1/11^s - 1/13^s - 1/15^s + ・・・ というゼータ(虚2次体Q(√-2)ゼータでもある)に対応する。
「a≡1 or 3 mod 8-->χ(a)=1、 a≡5 or 7 mod 8 -->χ(a)=-1、それ以外のaではχ(a)=0」というχ(a)をもつ。
(注意:”L1(s)”、”L2(s)”という記号は私が用いているもので一般的なものではない。)
B、Cはそれぞれζ(s)、L(s)の心をもっているといえるのではないか。
作用素の定理3との絡みで、ある構造が発見できたので、この種の式が無数に出てくることがわかった。
上記4式の導出過程を簡単に述べると次のようになる。
*****
上記4式をA,B,C,Dとする。
定理3に冒頭のフーリエ級数の公式を適用した結果にπ/4、3π/4、5π/4、7π/4をそれぞれ代入すると
A〜Dの4式が絡んだ4つの連立方程式が得られる。それを解いて、A,B,C,Dが求まる。
*****
このようなよい構造が隠れているのである。
では、まずπ/4代入を詳しくみてみよう。そして3π/4、5π/4、7π/4代入は結果だけを書き、そして4式が求まる状況を
見ることにしよう。
[計算(π/4代入)]
フーリエ級数の公式
(π-x)/2 =sinx/1 + sin2x/2 + sin3x/3 + sin4x/4 + ・・ ----@
( 0 < x < 2π)
に定理3を適用する。
その前に一工夫加える。@の右辺のsinx/1を左辺に移項して次の形にする。
(π-x)/2 - sinx=sin2x/2 + sin3x/3 + sin4x/4 + ・・ ----A
まずAの右辺をG(x)と見て、定理3の式の右辺側を計算する。
(∫+∫^2+∫^3+・・・)G(x)
=(∫+∫^2+∫^3+・・・)(sin2x/2 + sin3x/3 + sin4x/4 + ・・)
=∫(sin2x/2 + sin3x/3 + sin4x/4 + ・・)dx + ∫∫(sin2x/2 + sin3x/3 + sin4x/4 + ・・)dx dx
+∫∫∫(sin2x/2 + sin3x/3 + sin4x/4 + ・・)dxdxdx + ・・・
この右辺を一つづつ計算しよう。∫の積分範囲はすべて0〜xである。
∫(sin2x/2 + sin3x/3 + sin4x/4 + ・・)dx
=(-cos2x/2^2 - cos3x/3^2 - cos4x/4^2 - ・・) + (ζ(2)-1)
∫∫(sin2x/2 + sin3x/3 + sin4x/4 + ・・)dxdx
=(-sin2x/2^3 - sin3x/3^3 - sin4x/4^3 - ・・) + (ζ(2)-1)x
∫∫∫(sin2x/2 + sin3x/3 + sin4x/4 + ・・)dxdxdx
=(cos2x/2^4 + cos3x/3^4 + cos4x/4^4 + ・・) + (ζ(2)-1)x^2/2!- (ζ(4)-1)
∫∫∫∫(sin2x/2 + sin3x/3 + sin4x/4 + ・・)dxdxdxdx
=(sin2x/2^5 + sin3x/3^5 + sin4x/4^5 + ・・) + (ζ(2)-1)x^3/3!- (ζ(4)-1)x
∫∫∫∫∫(sin2x/2 + sin3x/3 + sin4x/4 + ・・)dxdxdxdxdx
=(-cos2x/2^6 - cos3x/3^6 - cos4x/4^6 - ・・) + (ζ(2)-1)x^4/4!- (ζ(4)-1)x^2/2!+ (ζ(6)-1)
・
・
上の左辺ばかり、右辺ばかりを縦に足し算して整理すると次のようになる。
(∫+∫^2+∫^3+・・・)(sin2x/2 + sin3x/3 + sin4x/4 + ・・)
=-{cos2x/(2^2+1) + sin2x/(2(2^2+1)) + cos3x/(3^2+1) + sin3x/(3^2+1)
+ cos4x/(4^2+1) + sin4x/(4^2+1) + cos5x/(5^2+1) + sin5x/(5^2+1)
+ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ }
+ e^x・[(ζ(2)-1) - (ζ(4)-1) + (ζ(6)-1) - (ζ(8)-1) + (ζ(10)-1) - ・・・ ] ----B
ここで例えば∫^3は∫∫∫の意味である。dx・・dx等は略した。
また
(ζ(2)-1) - (ζ(4)-1) + (ζ(6)-1) - (ζ(8)-1) + (ζ(10)-1) - ・・・
=1/(2^2+1) + 1/(3^2+1) + 1/(4^2+1) + 1/(5^2+1)+ ・・・
が簡単な計算でわかるので、Bをこの右辺で置き換えて次を得る。
(∫+∫^2+∫^3+・・・)(sin2x/2 + sin3x/3 + sin4x/4 + ・・)
=-{cos2x/(2^2+1) + sin2x/(2(2^2+1)) + cos3x/(3^2+1) + sin3x/(3^2+1)
+ cos4x/(4^2+1) + sin4x/(4^2+1) + cos5x/(5^2+1) + sin5x/(5^2+1)
+ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ }
+ e^x・{1/(2^2+1) + 1/(3^2+1) + 1/(4^2+1) + 1/(5^2+1) + ・・・}
Aより、左辺を書き換えると次のようになる。
(∫+∫^2+∫^3+・・・){(π-x)/2-sinx}
=-{cos2x/(2^2+1) + sin2x/(2(2^2+1)) + cos3x/(3^2+1) + sin3x/(3^2+1)
+ cos4x/(4^2+1) + sin4x/(4^2+1) + cos5x/(5^2+1) + sin5x/(5^2+1)
+ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ }
+ e^x・{1/(2^2+1) + 1/(3^2+1) + 1/(4^2+1) + 1/(5^2+1) + ・・・} -----C
(π-x)/2-sinx をG(x)とみて左辺に定理3を適用するとCは次のようになる。
e^x∫(0〜x) e^(-x){(π-x)/2-sinx}dx
=-{cos2x/(2^2+1) + sin2x/(2(2^2+1)) + cos3x/(3^2+1) + sin3x/(3^2+1)
+ cos4x/(4^2+1) + sin4x/(4^2+1) + cos5x/(5^2+1) + sin5x/(5^2+1)
+ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ }
+ e^x・{1/(2^2+1) + 1/(3^2+1) + 1/(4^2+1) + 1/(5^2+1) + ・・・}
xにπ/4を代入して、両辺をe^(π/4)で割って次式を得る。
∫(0〜π/4) e^(-x){(π-x)/2-sinx}dx
=e^(-π/4)・[{-1/(2(2^2+1)) + 1/(6(6^2+1)) - 1/(10(10^2+1)) + 1/(14(14^2+1)) - ・・・ }
+ {1/(4^2+1) - 1/(8^2+1) + 1/(12^2+1) - 1/(16^2+1) + ・・・ }
+ (1/√2){-1/(3(3^2+1)) + 1/(5(5^2+1)) + 1/(7(7^2+1)) - 1/(9(9^2+1)) - 1/(11(11^2+1)) + ・・・}
+ (1/√2){1/(3^2+1) + 1/(5^2+1) - 1/(7^2+1) - 1/(9^2+1) + ・・・ }]
+ {1/(2^2+1) + 1/(3^2+1) + 1/(4^2+1) + 1/(5^2+1) + ・・・} ----D
さて、ここで左辺はきちんと計算できる形なので計算してしまうと、次のようになる。
D左辺=∫(0〜π/4) e^(-x){(π-x)/2-sinx} dx
=-(3π/8)・e^(-π/4) + (1/2)・e^(-π/4) + (√2/2)・e^(-π/4) + π/2 - 1
となるので、結局Dは次となる。また2π代入より
1/(2^2+1) + 1/(3^2+1) + 1/(4^2+1) + 1/(5^2+1) + ・・・=-1 + (π/2)・{(e^(2π)+1)/(e^(2π)-1)}
とわかっているので、結局Dは次のようになる。
-(3π/8)・e^(-π/4) + (1/2)・e^(-π/4) + (√2/2)・e^(-π/4) + π/2 - 1
=e^(-π/4)・[{-1/(2(2^2+1)) + 1/(6(6^2+1)) - 1/(10(10^2+1)) + 1/(14(14^2+1)) - ・・・ }
+ {1/(4^2+1) - 1/(8^2+1) + 1/(12^2+1) - 1/(16^2+1) + ・・・ }
+ (1/√2){-1/(3(3^2+1)) + 1/(5(5^2+1)) + 1/(7(7^2+1)) - 1/(9(9^2+1)) - 1/(11(11^2+1)) + ・・・}
+ (1/√2){1/(3^2+1) + 1/(5^2+1) - 1/(7^2+1) - 1/(9^2+1) + ・・・ }]
+ {-1 + (π/2)・{(e^(2π)+1)/(e^(2π)-1)}}
両辺にe^(-π/4)をかけて、整理整頓すると次式を得る。
{-1/(2(2^2+1)) + 1/(6(6^2+1)) - 1/(10(10^2+1)) + 1/(14(14^2+1)) - ・・・ }
+ {1/(4^2+1) - 1/(8^2+1) + 1/(12^2+1) - 1/(16^2+1) + ・・・ }
+ (1/√2){-1/(3(3^2+1)) + 1/(5(5^2+1)) + 1/(7(7^2+1)) - 1/(9(9^2+1)) - 1/(11(11^2+1)) + ・・・}
+ (1/√2){1/(3^2+1) + 1/(5^2+1) - 1/(7^2+1) - 1/(9^2+1) + ・・・ }]
=-3π/8 + 1/2 + (√2/2) - πe^(π/4)/{e^(2π)-1} ----E
ここでE左辺の各{}の級数について、
S1=-1/(2(2^2+1)) + 1/(6(6^2+1)) - 1/(10(10^2+1)) + 1/(14(14^2+1)) - ・・・
C1=1/(4^2+1) - 1/(8^2+1) + 1/(12^2+1) - 1/(16^2+1) + ・・・
S2=-1/(3(3^2+1)) + 1/(5(5^2+1)) + 1/(7(7^2+1)) - 1/(9(9^2+1)) - 1/(11(11^2+1))
+ 1/(13(13^2+1)) + 1/(15(15^2+1)) - ・・・
C2=1/(3^2+1) + 1/(5^2+1) - 1/(7^2+1) - 1/(9^2+1) + 1/(11^2+1) + 1/(13^2+1) - ・・・
とおくと、Eは次のようになる。
S1 + C1 + S2/√2 + C2/√2=-3π/8 + 1/2 + (√2/2) - πe^(π/4)/{e^(2π)-1}
このようにπ/4代入でまず一つ式が得られた。
以上。
π/4代入では、
S1=-1/(2(2^2+1)) + 1/(6(6^2+1)) - 1/(10(10^2+1)) + 1/(14(14^2+1)) - ・・・
C1=1/(4^2+1) - 1/(8^2+1) + 1/(12^2+1) - 1/(16^2+1) + ・・・
S2=-1/(3(3^2+1)) + 1/(5(5^2+1)) + 1/(7(7^2+1)) - 1/(9(9^2+1)) - 1/(11(11^2+1))
+ 1/(13(13^2+1)) + 1/(15(15^2+1)) - ・・・
C2=1/(3^2+1) + 1/(5^2+1) - 1/(7^2+1) - 1/(9^2+1) + 1/(11^2+1) + 1/(13^2+1) - ・・・
として次の式が求まった。
π/4代入
S1 + C1 + S2/√2 + C2/√2=-3π/8 + 1/2 + (√2/2) + πe^(π/4)/{e^(2π)-1} ----@
では、3π/4、5π/4、7π/4の代入ではどうなるだろうか?
π/4代入と同様にして、それぞれ次の式が求まった。(導出過程は略)
3π/4代入
-S1 + C1 + S2/√2 - C2/√2=-π/8 + 1/2 - πe^(3π/4)/{e^(2π)-1} ----A
5π/4代入
S1 + C1 - S2/√2 - C2/√2=π/8 + 1/2 - 1/√2 - πe^(5π/4)/{e^(2π)-1} ----B
7π/4代入
-S1 + C1 - S2/√2 + C2/√2=3π/8 + 1/2 - πe^(7π/4)/{e^(2π)-1} ----C
@〜Cで未知数4つ、方程式4つだからこの連立方程式は解けて、
C1=1/2 - (π/4)・{e^(π/4)+e^(3π/4)+e^(5π/4)+e^(7π/4)}/(e^(2π)-1) ----@-2
S1=-π/8 + (π/4)・{e^(3π/4)+e^(7π/4)-e^(π/4)-e^(5π/4)}/(e^(2π)-1) ----A-2
C2=1/2 + (π√2/4)・{e^(5π/4)+e^(3π/4)-e^(7π/4)-e^(π/4)}/(e^(2π)-1) ----B-2
S2=1/2 - π√2/4 + (π√2/4)・{e^(7π/4)+e^(5π/4)-e^(π/4)-e^(3π/4)}/(e^(2π)-1) ----C-2
さて、ここでS1とS2はさらに次のようにより本質的な形に変形できる。(途中略)
S1=-1/(2(2^2+1)) + 1/(6(6^2+1)) - 1/(10(10^2+1)) + 1/(14(14^2+1)) - ・・・
={2/(2^2+1) - 6/(6^2+1) + 10/(10^2+1) - 14/(14^2+1) + ・・} - (1/2)・(1 - 1/3 + 1/4 + 1/5 + 1/7 - ・・・)
ここで、(1 - 1/3 + 1/4 + 1/5 + 1/7 - ・・・)=π/4より、
S1={2/(2^2+1) - 6/(6^2+1) + 10/(10^2+1) - 14/(14^2+1) + ・・} -π/8 ----D
となった。
また、
S2=-1/(3(3^2+1)) + 1/(5(5^2+1)) + 1/(7(7^2+1)) - 1/(9(9^2+1)) - 1/(11(11^2+1))
+ 1/(13(13^2+1)) + 1/(15(15^2+1)) - ・・・
=1/2 - {-1/(1^2+1) - 3/(3^2+1) + 5/(5^2+1) + 7/(7^2+1) - 9/(9^2+1) - 11/(11^2+1) + ・・・}
- (1 + 1/3 - 1/5 - 1/7 + 1/9 + 1/11 - 1/13 - 1/15 - ・・・)
となる。ここでディリクレの類数公式より青字の値がわかり、それはπ√2/4となる。
よって、
S2=1/2 + {1/(1^2+1) + 3/(3^2+1) - 5/(5^2+1) - 7/(7^2+1) + 9/(9^2+1) + 11/(11^2+1) - ・・・} - π√2/4 ----E
したがって、D、Eと@-2〜C-2の式を合わせて、容易に次の式を得る。
1/(1^2+1) - 1/(3^2+1) - 1/(5^2+1) + 1/(7^2+1) + 1/(9^2+1) - 1/(11^2+1) - 1/(13^2+1) + 15/(15^2+1) + ・・・ =(π√2/4){e^(7π/4)+e^(π/4)-e^(5π/4)-e^(3π/4)}/(e^(2π)-1)
1/(1^2+1) + 3/(3^2+1) - 5/(5^2+1) - 7/(7^2+1) + 9/(9^2+1) + 11/(11^2+1) - 13/(13^2+1) - 15/(15^2+1) + ・・・
=(π√2/4){e^(7π/4)+e^(5π/4)-e^(3π/4)-e^(π/4)}/(e^(2π)-1)
1/(4^2+1) - 1/(8^2+1) + 1/(12^2+1) - 1/(16^2+1) + ・・・
=1/2 - (π/4){e^(π/4)+e^(3π/4)+e^(5π/4)+e^(7π/4)}/(e^(2π)-1)
2/(2^2+1) - 6/(6^2+1) + 10/(10^2+1) - 14/(14^2+1) + ・・・
=(π/4){e^(3π/4)+e^(7π/4)-e^(π/4)-e^(5π/4)}/(e^(2π)-1)
これが冒頭に掲げた4式である。
π/4、3π/4、5π/4、7π/4代入の間には際立った美しい対称性が存在し、その対称性によって
これら貴重な級数が導出できたといえる。
念のため、Excelを用いて左辺と右辺の数値的な一致の検証も行ったがOKであった。
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