傍章・雑談・水没チェック

水没チェックと言ってショップの水槽に入れて、そこで水没させる人の多い事・・・。それチェックじゃなく水没させただけ・・・
やり方間違えてますよ〜〜

水没しているか?していないか?の確認ではありません。水没している確認ができた時には、カメラは壊れていますよ。
目的は、水没しても、中のカメラが壊れる前に気づく事です。それが水没チェックです。

基本知識

●桶の中で水没しないものは、水圧がかかっても絶対水没しません。Oリングは圧がかかって、初めて密着し水密性を増します。従って水圧が低い桶の中が一番水没しやすいのです。水深と水没は無関係です。
●水圧が高いと、水没した時の入る水の量は多いです。流量が多いです。水圧がかかって水没したという場合、本当は桶の中でも水没してるが、少量で気づか無かった、それが水圧がかかり流量が多くなり、発覚した、のです。
●アクリルなど水圧で変形するハウジングは、別です。変形したらそりゃ、水中で突然水没し始めます。

最近のハウジングは・・・

リークセンサーが多くなりました。この水没チェックページは不要ですね。
そのような機能がないハウジング用のページです。

手順

瞬間・3秒・10秒・30秒・5分・出来るだけ長く、とチェック出来れば水没してもカメラは壊れません。この動画のやり方は、桶で、大規模〜小規模までの水没を発見出来ます。極小規模なものは水没していても流量が少ないため分かりません。当然泡などでは絶対分かりません。

この後は、実際水中でチェックするのです。水中では、水滴があれば即水没です。ただ、桶で規定の水没チェックをしていれば、水圧がかかったとしても、大規模な水没はあり得ません。カメラが壊れるまでの時間的な余裕があります。水面にゆっくり上がれます。水面近くでは桶の中の流量に戻りますのでもうセーフです。

絶対に水没しない方法などありません。
水没してもカメラを壊さないようにするのが水没チェックです。


リークセンサーがあるハウジングは、水滴の目視は必要ありませんが、何度もチェックするタイミングは同じです。

Oリンググリース

ちょっとでいいですよ〜ほんとにちょびっとで〜量で勝負じゃないのよ〜
お客さんを見てて、そんなに塗らんでも〜〜と思う事が多いです。基本的には被膜が出来ればいいので、米粒半分以下で充分です。

ただし・・・動画にもありましたが、ねじ込んで行く場所。多くの水中ライトやINONのフラッシュに関しては、ねじ込む際の潤滑油的な役割をします。グリースが無いとOリングの偏り・はみ出る・摩耗などが起きてしまいます。毎回必ずOリングとフタ側にもグリースを塗って下さい。量は、必要ありません。少量を薄くでOKですが、Oリングとフタの両面に塗るのですよ〜。

多量に塗る必要はありません。無駄に塗ったグリースは、かえってゴミとか拾っちゃいますよ〜〜

もし水没したら・・・

(1)電源をオフにする。
(2)出来るだけ速く、陸上にあげる。
(3)何よりも先に電池を抜く。液漏れしたら、終了。
(4)メディアも抜く。意外にメディアは生き残る。

●ここまでが時間との勝負です。でも浮上速度とか守ってね。所詮、お金の話です。潜水病で潜れなくなったら、本末転倒。
ボートダイビングだと、これさえやれば、ダイビングに戻ってもいいかもしれません。ボートが帰るまで余り出来る事はありません。

●カメラは、濡れていて、作動しなければ、たぶんだめです。無水アルコールを薬局で買い、洗うとよく言われますが、カメラやレンズは、基盤やパッキンを侵食するので、作動するならやらない方が良いです。水没が局所的なら他の部分にダメージになりそうです。出来るだけきれいに拭き取って、メーカーに出す〜というのが良いと思います。
●フラッシュの水没は、電池が液漏れしていなければ、ほぼ直ります。電池を抜いて、電池室を綺麗に拭けば復活します。その後端子をWD40や55-6のような潤滑オイルスプレーで拭けば復活します。電池室とその他の所は別の部屋なので、他の所には影響しません。完全に液漏れしちゃえばご臨終〜。
●LEDライトは・・・水没して作動しないなら、無水アルコール入れちゃう方が良いかなっと個人的には思います。

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