◆「さよなら」の儀式ではありません。
極楽浄土は、「倶会一処」(ひとつところでともにあう)の世界です。
死別を悲しんでいる私自身が、只今仏縁に出会い
「また会える世界」へと生まれさせていただく身へと、
救われなければならないのです。
◆「仏恩報謝」です!
阿弥陀さまのはたらきに救われた自身が、
報恩感謝の気持ちでお勤めさせていただくのです。
しかし、本人(故人)自らが勤めることが出来ませんので、
遺族の方々や親族、親しくお付き合いのあった方々が、
故人になり代わり、あるいは一緒にお勤めしている心つもりで
執り行わせていただきます。
【通夜勤行】(つやごんぎょう)とは?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・読経時間30分+法話10分、ご文章の拝読。
☆専能寺では『往生礼讃偈』をお勤めしています。
○夜を通して故人を偲びながら、自身の生死を問う大切な時間です。
○「お線香を絶やさないように」、とか「蝋燭を消さないようにと」か物質的なことだけにとらわれて、
○何時間も燃えつづける線香等を立てて使用するのはやめましょう。(折って寝かせます)
※臨終から慌しく過ごしてきた時間の中、最後の晩を家族がしみじみと過ごすのがいいんじゃないかな。
※私もいつか必ず「死」を迎えます。
故人との死別を悲しんでる私自身が阿弥陀さまの願いに救われなくてはならないのです。
※例え、線香が消えてしまっても問題ありません。どのように過ごすかが大事と考えてください。
★内容 1・三奉請(初めに、弥陀如来・釈迦如来・十方如来を敬います)・・・・・・・・読経時間30分(事前説明約10分)
2・表白(これから○○の葬儀を執り行うことをあきらかにします)
3・読経(正信偈を読みます・ご存知の方は一緒にお勤めしてください。節はございません。)
焼香・・・喪主→家族→親族→一般会葬者・・・会葬者はお焼香が済んでも静かにしていましょう
4・念仏(二種類)
5・和讃(二首)
6・回向文(願わくばこの功徳をもって平等に一切に施し同じく菩提心をおこして安楽国に往生せん)
※ここまで約30分
7・弔辞(もしくはお別れの言葉)・・・・・・・きちんと紙に書いてきて読むようにしましょう!
8・弔電(親しい方を優先に!議員さんらは後回しでOK)
9・会葬御礼の挨拶(喪主)・・・・・・読経中に会葬者のほうを向かないでください
☆『仏説阿弥陀経』をお勤めいたします。・・・・・・・・・読経時間30分+法話10分、ご文章の拝読
※最近では葬儀当日に納骨をしますが、自宅に安置して49日目に納骨しても構いません。
※この時に、『大谷本廟納骨用の分骨』をさせていただきます。
○また、『初七日』〜『満中陰』(49日)までの法要を仮に済ませると言うことで、「もうしなくて良い」ということではありません。
※葬儀参列者の方々に、「後日ご足労をおかけするのもなんだから・・・」と仮に法要を済ませると言うことです。
※専能寺での法要後の会食は、『専能寺門信徒会館』をご使用ください。
1周忌などは他を利用しても構いませんのでご相談ください
【臨終勤行】とは?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・読経時間20分+法話10分、ご文章の拝読。
※【枕経】(まくらぎょう)ではなく、正式には【臨終勤行】(りんじゅうごんぎょう)。
『仏説阿弥陀経』をお勤めいたします。
○これから息を引き取る人が、人生最期のお参りを自宅の仏壇前で勤めるのが「臨終勤行」なのです。
※しかし、実際にはなかなか出来ることではありません。
○だから、「事後報告」をさせていただくのです。(家庭にお仏壇があれば・・・)⇒
○したがって、故人に対してではなく阿弥陀如来にお参りするのです。
・ご遺体は、可能ならば北枕で仏壇の正面を避けて寝かせます。
・お参りする場所が、阿弥陀如来の真正面になるようにします。
・お線香は立てません、横に寝かせます。
☆『重誓偈』をお勤めいたします。・・・・・読経時間約5分+(たまに法話3分)
〇読経中にお焼香をします。
〇合掌・礼拝でお見送りいたします。
■覚えていますか?納棺尊号のことを。
故人は一人ぼっちではありません、
「阿弥陀さま」がずっと一緒なんですね。
【納棺勤行】(のうかんごんぎょう)とは?・・・・・・・・・・・・・・・・読経時間15分+法話5分。
☆『往覲偈』(おうごんげ)をお勤めいたします。
○【荘厳段】しょうごんだん(葬儀用のお仏壇・祭壇とは言わない)の準備が終了次第お勤めします。
・家庭のお仏壇は扉を開けたままにします。荘厳段に隠れる場合は閉めても結構です。
・荘厳は、華美にならないように。
・ご飯は、仏飯器に盛り付ける。(茶碗は使わない・もちろん箸を立てない)
・御茶や、水はいりません。(お酒も置かないでね!)
・お団子もいりません。(聞くところによると同じ人が49日間作り続けるとか・・)
【ご遺体】の姿はどうしましょう?
・白服を着せて、手は合掌させてお念珠を持たせてください。(旅装束・守り刀は要りません)
・お寺から頂いてきた『納棺名号』を胸元に入れてください。(阿弥陀様がずっと一緒です)
・棺には、棺覆いか七条袈裟をかけます。
『納骨』+『初七日』〜『49日』・『100ヶ日』の法事
(専能寺本堂にて)
葬儀屋さんお飾り付け→『納棺勤行』 配置図解→
yajirusi
葬儀前夜、『通夜勤行』(お通夜)
『逮夜』(たいや)のお勤め
(一般的な例)
『葬儀』人生最後の通過儀礼
『火屋勤行』火葬場でのおつとめ
お寺にて相談→『法名』→『納棺名号』を頂く
◆引導をわたしません、「報恩」と「聞法」の儀式です。
「必ず救う、われをたのめ」との
「阿弥陀さま」の本願を聞かせていただく場であるとともに、
長年お育て下さったご恩に対し、感謝のまことを捧げます。
「救う」のは、導師(人間)ではなく阿弥陀さまなのです。
死亡確認→お寺に連絡→葬儀社に連絡→自宅で『臨終勤行』
◆いつでも良いです!お寺さんと相談して決めましょう!
友引の日を嫌うのは、「亡くなった人」を成仏させていない証拠です。
誰か友達が引かれる・・・つまりあの世に連れて行かれることを恐れるということは、
故人が誰かの命を奪い去ることを恐れているということなのです。
そんな恐ろしい人のことを、「仏」とは言いません。
しっかりお寺さんと都合をあわせて日取りを決めてください。
葬儀当日、『出棺勤行』
(命日より、七日度の前の晩のお勤めです。月曜日に亡くなると日曜日が7日目で前の晩の土曜日)
☆『正信偈』『和讃』をお勤めいたします。・・・・・・・・・・・・・読経時間約30+法話10分、ご文章の拝読。
○時間の許す限り行ないましょう。
※悲しい別れの後の心を落ち着けるためにも、一緒にお参りして仏さまのお話を聞きましょう。
※家族だけでも構いません、「ほとけさまのお話を聞く!」それが、仏事です。
※お食事の心配も要りません、目的はただ一つ「ほとけさまにお参りする事」とそれぞれ受け取りましょう。
◆塩をまかないで!
故人は、「気が枯れた人→気枯れ→ケガレ→穢れ」ではありません。
口では「仏」といいながら、故人を汚いもの扱いしてしまっているのは誰でしょう?
私自身の心が、「ケガレ」を生み出しているのです。
清めなくてはならないのは、そんな私自身の心と受け止めましょう!
【出棺勤行】(しゅっかんごんぎょう)とは?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・読経時間5分+(密葬の場合法話5分)
☆『歸三寶偈』(きさんぽうげ)をお勤めいたします。(約5分)
○棺が自宅を離れる前にお勤めします。
○火葬場へ向かう前、葬儀場へ向う前。
○自宅での葬儀の場合、そのまま自宅を葬儀場として儀式を執り行う為棺の移動はいたしません。
○『出棺勤行』後直ちに、葬儀を執り行います。
○葬儀の前に密葬にする場合は、火葬場へ出発する直前に『出棺勤行』をいたします。
※棺に釘打ちはしません。
※小遣い銭も要りません(極楽に生れた人を、旅には出しません!)