サムスン電子
サムスン電子があります。日本サムスンの関連会社です。近くにスカパーJSATもあります。サムスンは昭和28年に東京に拠点を開設しました。

サムスン電子はサムスン財閥の1つで、サムスン財閥はサムスン物産、サムスン生命、サムスン電子、サムスンバイオ、サムスンSDI、サムスンSDSなどがあるようです。

サムスン電子は、2014年5月に中国で工場を稼働させ、さらにソウル近郊の平沢に283万平方メートルの敷地に1兆6000億円を投じて半導体新工場を建設するとのことです。東芝はNANDメモリで健闘していますが、NEC、三菱、日立が合併したルネサスエレクトロニクスは大幅な工場閉鎖やリストラの嵐が吹き荒れているようです。東芝はサンディスクの投資も引き込み、平成26年9月9日に次世代NANDメモリの四日市工場の新棟が竣工、積層タイプはサムスン電子に遅れをとっているようです。
 
NAND型フラッシュメモリ(2013年度)290億$
サムスン電子 34.7% 韓国
東芝 32.2% 日本
マイクロンテクノロジー 13.8% 米国
SKハイニックス 12.6% 韓国
インテル 6.5% 米国


DRAM メモリ(2013年度)290億$
サムスン電子 36.2% 韓国
マイクロンテクノロジー 28.3% 米国
SKハイニックス 26.8% 韓国
ナンヤ・テクノロジー 4.3% 台湾
ウインボンド・エレクトロ 1.4% 台湾

サムスン電子は2016年8月に発売した、スマホ「ノート7」のリチウムイオン電池発火事故があり、当初はサムスンSDI製の電池不具合と考えられリコールでTDKの関係会社(香港製)に交換されましたが、再度発火事故が発生し2016年10月には生産中止に追い込まれました。さらに米国や日本などで航空機内への持込が禁止され大混乱を招きました。また、ベトナムのハノイ近郊のバクニン工場とタイグエン工場で11万人の従業員の雇用不安もでているようです。

本当はリチウムイオン電池の制御ICの設定不具合ではないかと言われていましたが、サムスンの最終報告ではリチウムイオン電池が問題で、最初のメーカでは右上部の負極が曲がっており、交換後の電池は正極上にバリがあり絶縁テープとセパレータを突き破ったと発表したようです。
 なお、USBケーブルは純正品以外に多様なものがあるため、急速充電などで最大電流制限が難しいようで、発熱を検出し電流制限するICもサーミスタが搭載されている部分から離れた位置で急速に発熱すると検出できず発火に至るようです。ちなみに、ガラケー時代は国内の大手メーカが電池のくぎ刺し試験や、150℃で3時間でも発火しないように安全管理されていましたが、サムスンは法令ぎりぎりの130℃で10分間の試験しか行っていないのではと言われています。韓国や中国のメーカは低価格で販売するため安全性は後回しのようです。

ちなみにリチウムイオン電池の充放電制御や保護は難しいようで、ミツミは2016年11月から高精度な条件設定ができる保護ICを月産500万個の量産体制に入るようです。

サムスン電子はコネクテッドカーなど自動車電装市場に参入するためハーマン・インターナショナル・インダストリーズ(米国)を80億ドル(約9000億円)で買収したようです。ちなみに2016年1~9月の3/4半期売上げは149兆ウォン(約14兆8000億円)で売上げ構成比率はITモバイル(スマホなど)46%、民生電子(テレビなど)20%、半導体22%、ディスプレイ(有機EL)12%のようです。

サムスン電子は2016年9月にプリンタ事業をHP(米国)に10億5000万ドル(約1200億円)で売却しましたが、2016年にパソコン事業をレノボ(中国)へ8億5000万ドル(約950億円)で売却するようです。

サムスングループの医薬品メーカでバイオ医薬品の受託製造のサムスンバイオロジクスが韓国の証券取引所に上場し、株式時価総額が9000億円になり、韓国医薬品業界ではセルトリオン(時価総額1兆1000億円)に並ぶようです。しかしながら、欧米大手の生産能力は1リットル当たり5g生産できるのに比べ、サムスンは2g程度と出遅れているようです。

2016年10月~12月期は、半導体事業の売上げが13%増、営業利益は77%増となった、ギャラクシーノート7の発火事故があったモバイルIT部門もギャラクシーS7の販売が堅調で増益となり、2016年通期では売上高1%増の19兆5000億円、営業利益は11%増の2兆8200億円となったようです。

サムスン電子が、SDP(堺ディスプレイプロダクト(鴻海がSHARPから買収))にLCDパネルの大幅値引き要請により、赤字になったため2017年にSDPはサムスン電子への供給を中断せざるを得ないようです。サムスン電子のLCD調達の10%程度とのことでLG電子からの供給に切り替えるようです。

サムスン電子は2018年9月末から欧州市場でQLEDの8Kテレビ4機種(65型、75型、82型、85型)発売するとのことで、元データの画質によらず、AI機能を搭載したQuantumProcessorで高画質にアップスケール可能なようです。

サムスン電子は2017年4月~6月の四半期の売上が前年同期比72%増の14兆ウォン(1兆3700億円)となったようです。半導体と高精細液晶パネルや有機ELパネルが大幅に伸びたようです。

サムスン電子は、メモリのシェア拡大のため2017年に大幅な投資を行うようで、ソウル郊外の平沢工場に1兆4000億円投資しNANDフラッシュメモリを300mmウエハ換算で40万枚/月に増産、既存の華城工場に6000億円、西安工場(中国)に1兆円、テキサスのLSI工場に1700億円を投資するようです。一方東芝はWDとの係争が長引き設備投資が遅れているようです。