順位 得点 レンズ名
1 57 EF70-200mmF2.8L IS USM
2 56 SuperMultiCoatedTakumar24mmF3.5
3 30 T* Planar85mmF1.4MM
4 29 EX20mmF1.8 DG RF
5 27 APO-LANTHAR 90mmF3.5 SL
6 25 Auto-Topcor 58mmF1.4(M42復刻版)
7 24 EF135mmF2 L
8 22 SuperTakumar85mmF1.9
9 10 T* Planar50mmF1.4MM
10 9 T* Distagon25mmF2.8MM
レンズメーカー 使用レンズ
Canon EF70-200mmF2.8L IS USM
Canon EF85mmF1.8 USM
Canon EF135mmF2 L
Carl Zeiss T* Distagon25mmF2.8MM
Carl Zeiss T* Distagon28mmF2.8MM
Carl Zeiss T* Distagon35mmF1.4MM
Carl Zeiss T* Planar50mmF1.4MM
Carl Zeiss T* Planar85mmF1.4MM
Carl Zeiss T* Sonnar85mmF2.8MM
Pentax SuperMultiCoatedTakumar24mmF3.5
Pentax SuperMultiCoatedTakumar28mmF3.5
Pentax SuperMultiCoatedTakumar35mmF2
Pentax SuperMultiCoatedTakumar55mmF1.8
Pentax SuperTakumar85mmF1.9
Pentax SuperMultiCoatedTakumar135mmF2.5
Pentax 645-SMC45mmF2.8
Tokyo Kogaku RE_Auto-Topcor 25mmF3.5
Tokyo Kogaku RE_Auto-Topcor 35mmF2.8
Tokyo Kogaku Auto-Topcor 58mmF1.4(M42復刻版)
Tokyo Kogaku RE_Auto-Topcor 100mmF2.8
Tokyo Kogaku RE_Auto-Topcor 135mmF3.5
フォクトレンダー APO-LANTHAR 90mmF3.5 SL
Helios Helios40-2 85mmF1.5
Pentacon Electric 50mmF1.8 MC
Pentacon Electric 29mmF2.8 MC
ミール MIR-1 37mm F2.8
ミール MNP-1B 37mm F2.8
SIGMA EX20mmF1.8 DG RF
Mamiya 645-35mmF3.5
Mamiya 645-80mmF1.9
<フィルムカメラからデジタルカメラに変えて>
これまでAFとデジカメには近寄らない性格の私でしたが、仕事が忙しくなり、フィルム撮影の限界を迎え、老眼?の影響か浅い被写界震度でのピント合わせがままならなくなり、とうとう禁断の世界(金が掛かるという意味で)に足を踏み入れてしまいました。
デジタルカメラをメインに使い出した途端、撮影スタイルが大きく変わりました。先ずは何といっても、その場で露出チェックが出来ることです。
気に入ったシチュエーションで満足のいくまで撮影が出来るというのは、感激ですね。次に、撮影枚数を気にしなくて良い事。そして、1枚ごとにISO変更ができる事です。
フィルム撮影では、連写を行うとフィルムが何本あっても足りません。しかし、デジカメは記憶容量その物が大きく、しかもその場で不要なシーンを削除できる。10コマ/秒の連写速度は使ってこそ意味のある、使いがいのある機能ですね。

<注意事項>
このカメラの露出計算は、2/3段〜1段オーバーになります。
私の所有している固体が、不良品で無ければですが・・・。
新品購入時から同じ傾向なので、露出補正を常時2/3段アンダーに設定しています。AFミラー調整不具合のリコール解決後の機体を購入しているので、そちらの影響では無いと思いますが。


<画質はどうなの?>
本機の画素数は1010万画素のAPS-Hサイズ。弟分のEOS-5Dは1280万画素でしかもフルサイズ・・・。ライバルのD3も1210万画素フルサイズ・・・。と、スペックだけを見ると完敗です。
しかし、EOS-1Dの本質は画質だけではないのです。階調、連写速度、連続撮影枚数、記憶速度等、トータルバランスの取れたカメラとして開発されているのです。どうしても画素数を優先させたければ2110万画素のEOS-1DsMarkVを買えば良い。それじゃ1Dsはどのレベルを想定しているかと言えば、フィルムで言えばズバリ6×7クラス(A3ノビ以上)。
35mm(A4〜A3ノビ)の性能は半分の1000万画素で充分。A3ノビ以上の大きく伸ばしたプリントを要求しないのであれば、これ以上の画素数を求めるよりも、階調や使い勝手を優先的に開発した方が、良い製品が出来る訳です。あくまで個人的な意見ですが、EOS-5Dとの比較では、EOS-1D MarkVの方が階調が出ていて自然に感じ、画質が劣っているという印象は全く有りませんでした。ニコンD3は、ニコンレンズのハイコントラストな特徴もあって、階調表現ははたしてどうか?好みの問題なので、何とも言えませんが、EOS-1D MarkVとは目指している方向が異なります。
画素数が全てでは無いという典型的な例ですね。


<APS-Hという選択>
フルサイズに対して1.3倍の焦点距離になってしまいますが、望遠側を多く使う方は返って都合が良いといえます。F値と最短撮影距離が変わらずに焦点距離が1.3倍になるのですから、1.4倍のテレコンを入れるよりも圧倒的に有利です。
逆に広角側は厳しいですね。1mm違えば大きく変わるのに、容赦無しに1.3倍です。しかも歪の特性はレンズ特有なものなので、例えば28mmのレンズが36.4mmの焦点距離になっても、癖は28mmレンズの物です。
レンズ周辺部の光量不足や、解像度が落ち込む部分がカットされるので、悪い事ばかりではありませんが・・・。
結果論から言えば、ニコンD3のようにフルサイズと切換えできれば最高なのですがね。そこは次期モデルに期待です。


<問われるレンズの基本性能>
デジタル補正が通用しない部分が、使用するレンズの基本性能です。
糸巻き型や樽型に湾曲したり、歪んだりするレンズは、いくらデジタル補正できたとしても、画質の悪化で悩まされます。スタンダードクラスの広角ズームもしくは標準ズームレンズの広角側は、このケースです。
安価でも基本性能をしっかり抑えた単焦点レンズが有利です。
もちろん、高価な単焦点レンズを使えればそれに越した事は有りませんが、あまり高価だと、つい便利なズームレンズを選択してしまいがちです。
中望遠〜望遠系では、歪みの問題はあまり有りませんが、色収差(輪郭に赤や緑のふちが付く現象、他)に悩まされるケースが多くあります。開放F値によるボケの具合は、個人の好みの問題もあり、明るい方が画質も良いという訳ではありません。用途によって必要な開放F値のレンズを選択する必要があります。

<マウントアダプターのすすめ>
EOSマウントの場合、数多くのマウントアダプタが出回っています。私が良く使うのは、コンタックス用,M42用、エキザクタ・トプコン用です。
特にM42レンズが使えると言うのはありがたいことで、往年の銘玉を蘇らせるチャンスであり、新しい発見を堪能出来る、一種のオタク的趣味のカテゴリーを作ったと言えます。
EOS1D MarkVは、APS-H規格なので、フルサイズの1Dsや5Dよりもミラー自体が小さく奥まっているので、マウントアダプタ-で他社レンズを装着した場合に、レンズ後玉枠や、絞りレバー等がミラーやBOX内に干渉しにくく、より多くのレンズが楽しめます。フルサイズカメラは、特にエキザクタマウントアダプタ−で干渉が多いと聞いています。
このコーナーで紹介するレンズは、氷山の一角であり、底なしのM42ワールドがあなたを待っていますよ!



ツァイス&単焦点至上主義の私でしたが・・・。
ズームレンズがぶっちぎり、レンズメーカー製レンズが2本もランクインしていました。
EF70-200mmF2.8L IS USMの超高性能ぶりは別格として、SMC24mmF3.5はPENTAXが世に残したまさしく銘玉と言えます。
Auto-Topcor58mmF1.4やSuperTakumar85mmF1.9は色収差が出ますが、それを差し引いてもあまりある柔らかいボケと柔和な描写に圧倒されます。
20年前のレンズメーカー製レンズは、安っぽい外観とガタガタのピントリング、粘る絞り羽、歪みと収差のオンパレードで、写れば良いという安かれ悪かれの、学生ご用達(私もお世話になりました)というイメージしか無かったのですが、現代に生き残り、カメラメーカー製レンズをも超える性能と、マニアを唸らせる高級感溢れる外観を備えるまでになりました。これと引き換えに価格も高くなりましたが、この流れは大歓迎です。
これからも、個性あふれる一本に期待が高まります。
デジタル時代への対応
フィルムからデジタルへ
解像度に振り回されない高画質
APS-Hという選択
問われるレンズの基本性能
マウントアダプターのすすめ
RAW現像ソフト
<2008年レンズランキング>
ポートレート,室内,風景,スナップ,クローズアップ,外観,操作性,
ピント,ボケ,解像度,空気感,使用頻度の計12項目BEST5ランキングの総合得点を集計してみました。