Auto-Topcor58mmF1.4
(M42復刻版)
このレンズの醍醐味は、やはり開放付近でのとろけるようなボケと、シャープなピントにある。
又、F2.8以降の立体感は、まるで3D写真を見ているかのようで、好感が持てる。
発色バランスも良好で、とにかく絞り全域でヌケが良い。F1.4〜F2.8までの優しいボケと、F4以降の形を崩さないが優しさを保つまろやかなボケは特筆物で、この手のレンズとしては非常に扱いやすい。特にF1.4〜2.8の間でボケが、その傾向を変えないので、露出調整の幅が出る。デジタル写真では、やや色収差が出るが、他に類を見ない銘玉である。