かつて一世を風靡したSマウントレンズの中でも、レンズの基本性能に注力した広角レンズのエリートが本レンズである。
特にシアンが強調されるダイナミックなカラーバランスと、ピント付近の繊細な描写力とを併せ持つ。
絞り開放からコントラストの高い優れた描写を示し、近接マクロでは柔らかい描写となる。
周辺部の色収差は出る事も有るが極僅かで、数十年前の設計とは思えない程優秀なレンズである。
今蘇る往年の銘玉。
その描写力は衰えない。