EOS-1Dボディーとバランスのとれた大きさと重量を持ち、ホールディング性がとても良い。
本レンズはモノコーティングの為、逆光時のハレーションにより軟調となる。開放ではピントの芯まで溶けだしてしまうが、F2(1/4絞り)に絞ると優しい柔和なボケの中にシャープなピントの芯が現れる。
この辺りの使い方がポートレートにおけるこのレンズの評価を左右する。開放に拘る人はSMC85mmを支持し、1/4絞りの使い方をマスターした人は、あくまで柔和なST85mmを支持する。
強い光線下で色収差が出るのが惜しいが、EF85mmF1.8よりも出番が多い。