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タウリスキー

ケルンテンからザルツブルクにかけて住んでいたケルト人。

タウルス

スタティウス・タウルス。ローマに円戯場を建設。

タキトゥス

ガイウス・コルネリウス・タキトゥス。後54〜117。有名な歴史家。著作に「年代記」「同時代史」

タキトゥス2

ローマ帝国皇帝。位後275〜276年。

タクシマグルス

ブリタニアの王。

タスゲティウス

ガリア人。カルヌーテース族の王。

タヌシウス

歴史書を書く。ウティカのカトーによる,カエサルのゲルマニア引き渡し演説を残す。

タラーシオー

ローマ神話の婚姻の神。ギリシア神話のヒュメン。

タラニス

雷電の司。人の犠牲は取らないが,時に雷でバーベキューにした。犬を使う。

タルクイティウス

ローマの氏族名。

タルペイア

サビーニ人のためにローマの城門を開いた裏切り者の娘。

タルペイウス

ローマの家族名。

タルペイウス2

タルペイウスの崖。カピトリヌスの丘にあり,罪人はそこから逆さまに投げ落とされた。タルペイアを参照。

タンフィルス

ローマの家族名。

ダウル

アイルランド語で「樫」。

ダマシップス

リキニウス・ダマシップス。元老院議員。ポンペイウス派。

ダマスス

ダマスス1世。37代ローマ教皇。位後366〜384

ダミオ

クロディウスの子分

ダミオ2

テッティウス・ダミオ。平民。57年クロディウスに襲撃されたキケローをかくまう。

ダモナ

ケルトの神。牝牛を象徴とする。

ティッリウス

クィントゥス・ティッリウス。カエサルの副将。

ティグラネス

アルメニア王。ミトリダテスの婿にあたる。ルクルスに敗れる。

ティティウス

アントニウスのクァエストル。ガルスの猪突を抑えようとする。

ティティウス2

ローマの氏族名。

ティトゥス

ティトゥス・フラウィウス・サビーヌス・ウェスパシアヌス。ローマ帝国皇帝。位後79〜81年。

ティトゥス2

ローマの個人名。

ティブルティウス

ルキウス・ティブルティウス。カエサルの上級将校。

ティブルティウス2

氏族名。ティブルの人の意。

ティベリウス

ティベリウス・クラウディウス・ネロ。ローマ帝国皇帝。位後14〜37年。

ティベリウス2

ローマの個人名。

ティリウス

キンブル・ティリウス。カエサル暗殺者の1人。カエサルの両肩を押さえ込んだ。

ティロ

キケローの秘書。解放奴隷。

テュレーニ

ケルト人。マケドニア西部に町を作る。

テイディウス

セクストゥス・テイディウス。元老院議員か。ポンペイウス派。老齢で片足が不自由。従軍して皆に笑われるもポンペイウスに感謝され,面目を保つ。

テウタ

ケルト語。「人々,民衆」の意。またここから発展して「部族」

テウタテス

語義そのものは「部族の神」。別名アルビオリクス(万有の王者),トゥティオリクス(人類の王者)。最も年長で,最も強く,最も不気味な神の王。あらゆる技術の発明者。

テウトマトゥス

ガリア人。ニティオブロゲース族の王。

テオドシウス

テオドシウス1世。379〜395年。

テオパネス

ギリシア人。ミュティレネの人。歴史家。ポンペイウスの側近で,彼により市民権を与えられた。

テクトサゲース

280年頃に部族内で騒動があり,権力闘争に敗れたほうが移民に出る。ブレンヌスのギリシア侵略にも加わり,のちにアシアに渡ってガラタイ族の一部となった。

テトラルカ

ガラタイ人の部族長の職名。ギリシア語で「四分領太守」。神官に次ぐ。

テラシディウス

クィントゥス・テラシディウス。上級将校。

テルムス

クィントゥス・ミヌキウス・テルムス。ポンペイウス派。64年護民官。52から50年までアシア総督。

テルムス2

マルクス・テルムス。81年アシア総督。見習い士官としてカエサルを持つ

テレスフォルス

8代ローマ教皇。位後125〜136

テレポス

名告げ奴隷。オクタウィアヌスに陰謀を企む。

テレンティア

キケローの妻。悪妻の代名詞とされた。キケローと別れた後,カエサル配下でキケローの不倶戴天の敵,サルスティウスと結婚する。

テレンティウス

ルキウス・テレンティウス。ポンペイウス・マグヌスの同僚。コルネリウス・キンナに買収される。就寝中のポンペイウスを襲うが失敗。

テレンティウス2

ローマの氏族名。ウァロ家がある。

テレンティウス3

プブリウス・テレンティウス・アフェル。アフリカの人。喜劇作家。代表作に「捕虜」「兄弟」「アンドリア」「自分を苦しめる人間」「宦官」など。

ディウィキアクス

ガリア人。ハエドゥイー族の有力者。ドゥムノリクスの兄。ローマ派。61年ローマに上京。キケローの邸宅に滞在して元老院に請願を行う。58年ヘルウェティー戦でカエサルの陣中に入る。ドゥムノリクスに実権を奪われる。ヘルウェティヘ戦後権勢を回復,カエサルにアリオウィストゥスの討伐を懇願。おそらく共倒れを狙っての事か。アリオウィストゥスとの戦争で,ラングル高地を抜けてロレーヌ地方へ至る道を調べる。57年ベルガエ人との戦争で陽動作戦。ベロウァキー族の畑で野荒らしを行う

ディウィキアクス2

ガリア人。ベルガエの人。100年頃のスエッシオーネース族の王。ブリタニアまで影響力を持った。

ディウィコ

ヘルウェティー族の使節。107年の戦争時,ティクリーニー族の司令官。かなりの老齢。

ディオクレティアヌス

284〜305年。

ディオニュシウス

25代ローマ教皇。位後259〜268

ディオニュシウス2

聖者。3世紀頃。最初のパリ司教。パリで福音を説き,殉教。その亡地にサン・ドニ修道院が建てられた。

ディディウス

カエサルの兵士。45年小ポンペイウスの首をカエサルのもとに持参。

ディディウス2

ローマの氏族名。

ディディウス3

ティトゥス・ディディウス。98年コンスル。

ディディウス4

ディディウス・ユリアヌス。ローマ帝国皇帝。位後193年。

ディフィルス

シノペーの人。喜劇作家。

ディフィルス2

建築家。クィントゥス・キケローの命で建築物を築く。

ディフィルス3

クラッススの奴隷。秘書。

デゥビウス

ローマの氏族名。

デキウス

ローマの高名な氏族名。ムース家で有名。

デキウス2

ローマ帝国皇帝。位後249〜251年。

デキムス

ローマの個人名。

デクミウス

ローマの氏族名。

デメトリオス

ギリシア人。解放奴隷。ポンペイウスの側近。ポンペイウスの腹心として活躍。傲岸不遜で悪名高い。巨額の遺産を残す。本人より妻女の美しさで有名になる。

デモカレス

セクストゥス・ポンペイウスの海将。シキリア沖でオクタウィアヌスを奇襲し,取り逃がす。

デンタトゥス

クリウス・デンタトゥス。平民出身。トゥスクルム出身。

デンタトゥス2

マルクス・クリウス・デンタトゥス。3世紀初頭。廉潔の士として知られる。

トゥスクラーヌム

キケローの有名な別荘。トゥスクルムにあった。

トゥスクルム

ローマ近郊の有名な別荘地

トゥベロ

ルキウス・アエリウス・トゥベロ。キケローの友人。ルクルスを「トガをまとったクセルクセス」と呼んだ。ストア派の哲学者,歴史家,法律家。初めポンペイウスにつくが,ファルサロスの戦いの後カエサルと和睦。

トゥベロ2

クィントゥス・アエリウス・トゥベロ。クィントゥス・リガリウスの宿敵。46年トゥベロを大逆罪で告発。カエサルの遺言書について書き残す。

トゥベロ3

アエリウス氏の添え名。

トゥベロ4

クィントゥス・アエリウス・トゥベロ。小スキピオの甥。法律家,ストア派哲学者。

トゥラニウス

正確にはトゥッラニウス。ローマの氏族名。

トゥリア

キケローの娘。67年にピーソー・フルギと結婚。56年にフリウス・クラシッペスと結婚。51年クラシッペスと離婚。50年伊達男プブリウス・コルネリウス・ドラベラと結婚。

トゥリウス

ローマの氏族名。Tullius。滝や噴水を語源とする姓名。なかでもキケロー家はアルピヌムの名家。

トゥリウス2

ローマの氏族名。Turius。新人を意味した姓名。

トゥリゲラ

正確にはトゥ?リゲラ。キュベレー神の添え名。

トゥリヌス

オクタウィアヌスの幼名。

トゥルクァートゥス

ノウェリウス・トゥルクァートゥス。メディオラヌムの人。プロコンスル。大酒飲みとして有名で,一気に3コンギウス(9.25リットル)を飲み干せることからトリコンギウスとあだ名される。

トゥルス

ガイウス・ウォルカキウス・トゥルス。上級将校。

トゥルス2

元老院議員。50年の内戦開始と同時にポンペイウスを尋ねる。軍備に対し言を左右するポンペイウスに。曰く「ああ,御身は我々を欺かれた。」

トゥルス3

キケローの友人。タレントゥムの人。

トゥルス4

ローマの家族名。

トゥルピリウス

ローマの氏族名。

トラーグラ

Tragula.ガリア人及びヒスパニア人の投槍。または姦計

トラセア

パエトゥス・トラセア。後56年コンスル。パドゥアの人。ストア哲学者。元老院議員。ネロの独裁を批判。後66年反逆罪で告発され,自殺。

トラニウス

ガイウス・トラニウス。オクタウィウスのアエデイリス同僚。オクタウィウスの子オクタウィアヌスに公権剥奪される。

トラヤヌス

マルクス・ウルピウス・トラヤヌス。ローマ帝国皇帝。位後98〜117年。五賢帝の二。

トランスパダニ

「パドゥス(ポー)川以北の人」の意。カエサルやポンペイウスの政治的思惑によって有利な政治権利を得た。

トリアリウス

ガイウス・ウァレリウス・トリアリウス。ポンペイウス派。トリアリウス2の息子か。

トリアリウス2

ルクルスの部将。サルディニアに逃れた叛将レピドゥスを追い,敗死させる。73年よりアシアに入る。67年ミトリダテスに敗れる。

トリストアギー

マケドニアの西部に町をつくる。ケルト人のアシア移動に加わった。ガラタイ人の一部となる。

トリバス

レズビアン。

トリブヌス1

トリブヌス・プレビス。護民官。

トリブヌス2

トリブヌス・ミリトゥム。軍団指揮官。

トルクァートゥス

ルキウス・マンリウス・トルクァートゥス。49年プラエトル。ポンペイウス派。キケローの友人の1人。

トルクァートゥス2

ルキウス・マンリウス・トルクァートゥス。トルクァートゥス1の父。65年コンスル。

トルクァートゥス3

家名。首飾りした人の意。

トレバティウス

ガイウス・トレバティウス・テスタ。元老院議員。キケローの友人。キケローのつてを頼ってカエサルの副官となる。。法律家。カエサルがウェヌス神殿で元老議員の賜誉を受けるとき,着座したままなのを注意。カエサルに睨まれる。コルネリウス・マクシムスの弟子か。

トレベリウス

カエサル派。48年ドラベラの法案に反対した。

トレベリウス2

ローマの氏族名。

トレボーニウス

ガイウス・トレボーニウス。カエサルの副将。60年クァエストル。55年護民官。55年三頭官の手先として「トレボーニウス法案を提出。48年プラエトル。45年コンスル。カエサル暗殺者の1人。43年処刑。

トレボーニウス2

ガイウス・トレボーニウス。騎士。

トレボーニウス3

ガイウス・マリウス麾下の軍団にいた色男。マリウスの甥ルシウスに言い寄られてこれを刺し殺す。のちに軍事法廷に引き出されたが,公正なマリウスの裁きで無実と栄冠を授けられた。トレボーニウス1の血縁か

トレボーニウス4

ローマの氏族名。

トロウキルス

ガイウス・ウァレリウス・トロウキルス。ガリア人。カエサルの友人。

トロクミー

マケドニア西部に町を作る。のちにケルト人のアシア移動に加わった。ガラタイ人の一部となる。

ドゥールス

クィントゥス・ラベリウス・ドゥールス。カエサルの副将。

ドゥイリウス

260年コンスル。海戦で初めてカルタゴを撃破したローマ人。

ドゥヌム

ケルト語で砦。

ドゥビウス

ローマの氏族名。

ドゥムナクス

アンデス族の指導者。

ドゥムノリクス

ガリア人。ハエドゥイー族の有力者。反ローマ。ディウィキアクスの弟。兄と共同統治にあたる。61年頃オルゲトリクスにクーデターを示唆される。オルゲトリクスの娘婿。58年ヘルウェティー族の要請を受けて,セークァニー族の領地通過交渉を行う。

ドゥムノリクス2

ケルト語で「世界の王」。一般的な族長の名。

ドゥラティウス

ピクトネース族の指導者。

ドゥリュアス

森の妖精。ドリアード。複数形ドゥリュアデス。

ドゥルイデス

ドルイド神官。職種は三つに分かれる。1歌人,すなわち歴史家,判例収集家。2占い師,すなわち医者,自然と天体の観察者。3哲人,すなわち裁判官。語源はドル(樫)とウィド(知識)。「樫の木の賢者」で知られる。

ドミケラ

正確にはドミケ?ラ。騎士に仕える乙女。

ドミケルス

正確にはドミケ?ルス。騎士見習い。

ドミティア

ローマの氏族名。

ドミティアヌス

ティトゥス・フラウィウス・ドミティアヌス。ローマ帝国皇帝。ドミティアヌス帝。位後81〜96年。

ドミティウス2

グナエウス・ドミティウス。カエサルの騎士。クリオ直属の騎兵隊長。

ドミティウス4

ティトゥス・ドミティウス。オクタウィアヌスの友人。33年のコンスル。オクタウィアヌスのアントニウス弾劾に反発。縁を切る。

ドミティウス5

民衆派の将軍。はじめシキリア,のちアフリカを占領。ポンペイウスに敗れ戦死。

ドミティウス6

ローマの氏族名。

ドムノタウルス

ガイウス・ウァレリウス・ドムノタウルス。ヘルウィー族の指導者。カブルスの子。

ドラッペス

セノネース族の指導者。

ドラベラ

グナエウス・コルネリウス・ドラベラ。82年のシキリア総督。77年カエサルに告発される。スラ派。カエサルを告発し,演説でカエサルを辱める。曰く「女王の男娼,王の寝台の内側骨格。」

ドラベラ2

プブリウス・コルネリウス・ドラベラ。69から43年。新人。キケローの弟子。のちにカエサル派。悪評高い伊達男。アントニウスの友人。50年キケローの娘トゥリアと結婚。48年イリュリアで艦隊を失う。47年護民官。セイサクティア(重荷下ろし)をアントニウスに進言。43年シリア総督。

ドラベラ3

コルネリウス氏族に特有の姓

ドル

ケルト語で「樫」。

ドルースス

マルクス・リウィウス・ドルースス。91年護民官。新興の騎士階級と衰亡する貴族階級の融和をはかる。ローマ市民権の拡大を公布して,反対者に暗殺された。

ドルースス2

ローマの家族名。リウィウス氏に特有のもの。

ドルースス3

リウィウス・ドルースス・ゲルマニクス。15〜後19。リウィウス・ドルースス(個人名不詳)とアントニアの子,マルクス・アントニウスの孫。妻はアグリッピナ。ティベリウス帝の甥にあたる。オリエント総督に任じられ,かの地で没す。


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