韓国旅行その1
1995
10日〜
日付内容行き先
動機+1995.10.01マクドナルドで待つマクドナルド(笑)
1日目1995.10.02出発!明洞
2日目1995.10.03バーチャファイターとロッテ百貨店竜山、ロッテ百貨店
3日目1995.10.04市場と古書店、M上合流東大門市場、夜の南大門
4日目1995.10.05ロッテワールド、ニューデリー蚕室ロッテワールド
5日目1995.10.06霊は写っていません、熱イ!三豊百貨店、垢すりツアー、ソウルタワー
6日目1995.10.07うわっ、こんなところに!帰国

「動機について」

 今となっては、誰も正確に動機を覚えてなかったのですが、連絡を取って思い出してみました。この旅行は、大学時代からの友人で僕と同じ会社に入社したY岸と、大学の後輩であるM上と、僕(ペルシャたろー)の3人で行っています。

 Y岸は当時、僕と同じ玩具部の別の支店に勤務しており、趣味は「パチンコ」「パチスロ」「麻雀」「TVゲーム(特にメガドライブを愛するセガ男だった。メガジェットを持っている。笑)」で、彼の影響で僕はこの頃パチンコにハマっていました。大学時代から面白いやつで、僕とY岸は漫才コンビのような感じでした。ただ、今回のような泊まりがけでの旅行を一緒にしたことがなかったので不安でもあり、楽しみでもありました。彼は「中国旅行」で登場した「T女」と高校、大学と同じであり、仲も良いです。隣の県に住んでいます。

 一方、後輩のM上は大学時代に僕によって無類の「ガンダム好き」だと言うことが発覚して以来、僕とY岸と仲良くなりました。Y岸とは同じ「美術部」の先輩後輩の関係にあるのですが、「ガンダム好き」の一件があるまでは「なんかわからん暗いやっちゃなー」とY岸に思われていました。彼は大学を卒業して某有名地方銀行に就職。その銀行で僕とY岸と同期のK田(Y岸は嫌っている。笑)に会うことになるのですが。Y岸と同じ県に住んでいます。

 「そういえば卒業旅行とかしなかったよなぁ」Y岸のこの言葉が発端だったと思います。なぜ「韓国」になったのかは、はっきりと思い出せないのですが当時興味があった「怪しいファミコン(Y岸)」「怪しいプラモデル(僕)」「地元空港から直行便が出ていた」からだったと思われます。「価格が適当」であった点も理由の一つでしょう。(笑)

 このとき僕の韓国のイメージは「資本主義の中国」でした。そして中国と同じように治安も悪く、物価が安いことから、「遅れている」のではないか?と思っていましたし又、コピー商品のことで「台湾」とごちゃ混ぜになっていました。

 ここまで決まってから、M上を誘いました。スケジュールの調整と見たいところを決めるため、何度かミーティングをしました。そのうち一回は「一度社員旅行で韓国に行ったことのあるY岸の彼女」T田さんも参加しました。このときはなかなか決まらなかったような記憶があります。あと、T田さんがよほど印象に残ったのか「ヘテガム」のことを話していました。(Y岸「ヘテって、何やー?」)資料としては「るるぶ韓国」「昭文社のエアリアガイド韓国」「ゲームラボ(笑)」でした。それからパスポートが切れていたので、新たに取りに行きました。中国のときの失敗から、今度は「漢字」でサインしました。(笑)”お口の恋人”「ロッテ」は韓国が本場だというのも初めて知りました。

 それから、旅行代理店に「危ないから」と言われ、初めての国ということもあり、言うまま「海外旅行保険」にも入りました。中国のときもそうだったのですが、保険の価格というのは非常に僕の日程に合わず、今回もM上の2泊3日に比べて、2倍くらい差が出ました。「3泊4日だと同じだったんだけどねぇ」うーむ。何か、意地悪されているようだ。

 その後、行きたいところも決まりました。竜山(僕とY岸)、ロッテワールド(全員)、三豊百貨店(M上)、模型店(僕)という感じです。又、休みの都合でM上だけ遅れて合流することになりました。予定ではM上が来るまではツインの部屋で、来てからはオンドル部屋に移ることになっていました。僕は「うーん、中国旅行と違って偉く豪勢だ。それに今度はほぼ同じ趣味で全員、煙草を吸わないから大丈夫そうだ」と思っていました。あのこと(中国旅行を参照)があってから、旅行に行くメンバーには慎重になっていたのです。

 時代は「ストリートファイターゼロ」がアーケードで出回りはじめ、その週にはSFCで「聖剣伝説2」が発売になったころです。

 あと、この旅のノルマとして「1日5食(!)」がありました。

「10/2(月)」出発の日

 …その前にどうしても書いておきたいことがある。
そのため、日付を1日戻すことにする。

「10/1(日)」

 P.M.9:00
 仕事を終えた僕は、Y岸との待ち合わせ場所であるマクドナルドへ向かっていた。遅刻をおそれた彼はこちらで泊まるべく、同じく仕事を終えるや電話してきていたのであったが、案の定、こちらの県に入ったとたん道に迷った彼は(またか、またなのか〜〜!!)マクドナルドを待ち合わせの場所に選んだのである。

 さて、待ち合わせの場所に着いたが彼の車が見あたらない。外をうろうろすること2〜3分、店内にいたY岸を発見。暗い顔でポテトをもそもそ食べていて「何かいつもの感じと違うな〜」と思いながら向かいの席に座ると開口一番、「ペルシャ(←実際は名字を呼んでいます。)、すま〜〜ん」何のことだかさっぱり心当たりがなく、一瞬、「ゲ、まさかT女みたいに金がなくなったんじゃねーだろうな〜、最近パチンコで負けて俺から何回か金借りていたからな…」とも思ったのだが、
しかし、次の言葉ですべてを悟った。「出来てん」

 この旅行を最後に、ひょっとしたらもう出歩けなくなるかもしれない…。それがすごく残念に思ったが、とにかくめでたいことである。だが、こんな奴がオヤジになるのか…と少し心配にもなった。本人が暗かったのも、今後の身の振り方を全く考えていなかったからであり、一人になるとつい(今後の展開を)考えてしまうらしいのだ。(まず、先方に挨拶に行って…丁度この旅行から戻ってくる日に彼女が病院へ行くので解るらしい。このときは検査薬で調べただけだったのだ。)

Y「しかしな、旅行は旅行。割り切って楽しくやらんとな!」
 無理に明るくしようとするY岸だが、それが面白く、ついいじめたくなって、「失敗したな」とか言ってしまう。

 次の瞬間、なぜかゲームセンターで遊んでいた。
Y「くはァ〜ゼロ、つっえぇなァ〜」
 Y岸は「ストゼロ」をやっている。「オヤジになるんだよなァ」心配になった。

 A.M.12:00頃。閉店によりゲームセンターから追い出された我々は解散することにし、次の日に(もう今日だ〜〜)備えることにした。Y岸はサウナ「A」に泊まることになった。(当時の僕の部屋は狭くて泊めてあげることができなかったのです。)

Y「朝、起きられなかったら困るから、モーニングコールしてくれや」
 
……心配だ。


次の日へ
戻る
TOPページへ