「新5000円札の顔」津田梅子の人生

2024年、20年ぶりに新紙幣が発行されます。新たに5000円札の顔として描かれるのは、日本初の女子留学生としてアメリカに渡り、のちに女子教育の先駆者として活躍した津田梅子です。
1871(明治4)年、6才の梅子は、日本最初の女子留学生5人のうち最年少者として、岩倉使節団に随行して渡米しました。ワシントン近郊のジョージタウンに住む米国人夫妻に預けられ、教会の日曜学校に通っていた梅子は8才の時に信仰を告白し、バプテスマを受けました。留学を終え日本に戻ってきた梅子は、日本における女性の地位向上の必要を痛感し、自分で学校をつくる夢を持ちます。そして1900(明治33)年に女子英学塾(後の津田塾大学)を設立し、華族・平民の区別のない女子教育を始めたのです。女性も自分の意思で未来を選択し、自立していく力が必要と信じ、明治という大変革期を力強く駆け抜けた梅子の行動力の根底にあるのは、聖書に書かれている神の愛と信仰なのでした。
 まもなく教会ではイエス・キリストの復活を記念するイースターをお祝いします。イエス・キリストは私たちを心から愛し、私たちの罪の身代わりとして十字架にかかって死なれました。そして墓に葬られ、三日目によみがえったのです。このことを信じて、イエス・キリストを救い主と受け入れる人には、永遠のいのちと神の子どもとされる平安と喜びがあたえられ、天国に入ることが出来るのです。津田梅子が持っていた神の愛と信仰について、教会に来てくださり是非知っていただきたいと思います。

「神はそのひとり子を賜わったほどに、この世を愛して下さった。それは御子を信じる者がひとりも滅びないで、永遠の命を得るためである。」 (聖書ヨハネによる福音書3章16節)

2022年03月26日