日本で最初の女性医師、荻野吟子の生き方

この秋、日本で初めての女医となった、不屈の精神と大いなる愛に生きた荻野吟子の生涯を映画化した「一粒の麦」が上映されます。荻野は16歳のとき結婚しますが、夫からうつされた病気がもとで離婚。上京して婦人科治療をうけますが、そのとき治療にあたった医師がすべて男性という屈辱的な体験から、女医となって同じ羞恥に苦しむ女性たちを救いたいと決意し、女医を目指しました。荻野は医師になってから教会に通うようになり、後に同志社総長となる海老名弾正の導きでキリスト教の信仰を持ちました。

「人がその友のために自分の命を捨てること、これよりも大きな愛はない。」(ヨハネによる福音書15章13節)

 キリストの愛こそが最も価値あるものです。そして、これは荻野吟子の愛称聖句です。再婚した夫の死など逆境の中にあっても、不屈の精神と神の愛の言葉を胸に、社会の虐げられた人々のために生涯をささげたのです。

神は、私たちの逆境のなかでも再出発したいという祈りに必ず応えて下さいます。そして、神の愛の言葉とイエス・キリストは、あなたを素晴らしい神の作品に変えて下さいます。

2019年11月14日