平成１８年５月２２日成田前泊、翌日２３日より日本旅行社企画「中欧４カ国紀行１０日間」
の旅に絵の仲間１５人と参加しました。
海外旅行も回を重ねると、以前味わった様な出発前の気持ちの昂ぶりが次第に薄れて来ている
様に思われる。ただ観光地を巡るだけでない掘り下げた旅を次回からは検討する必要が有る。
２３日成田空港を出発。　ロンドン経由ベルリンへ、飛行時間１２時間、何時もは機中の時間
の長さに辟易するのですが、今回はリリー・フランキー著「東京タワー」４４９ページを休み
休み読んでいたら、退屈な時間を持て余す事も無く、完読する事が出来ました。　次回からは
帰りの飛行機用も含めて厚手の本を二冊持参する事にする。
日本出発後２４時間以上寝ていない為、ホテルに着いた現地時間、PM１０時過ぎにはさすがに
眠くなる。　ドイツは４月一杯は天候が安定せず「４月の空と男心」と言う諺も有るそうです
が、５月に入れば安定し、快適な旅行日和が毎年続くとの事、今年は全世界的に異常気候の様
で小雨が降り出した様子をホテルの窓から外を眺めながら、明日からの期待を胸に、明日から
の天候を気にしつつ早々に床に就く。

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ベルリン

朝８:３０分ホテル出発、昨夜の小雨も上がり快晴。昨夜ホテルに到着
した折は薄暗くなっていた事もあり、街に入ると崩れかけたビルや落書
きだらけの街並を見るにつけ、安パックツアーとは言え随分寂しい場所
に連れて来られたものだと思いました。添乗員に聞くとホテルの所在地
はベルリンの東側、旧東ドイツだった地域との事、朝起きて明るくなっ
た外の様子を窓から見ると、横に美しい川が流れており、川辺には沢山
のヨットやオシャレな建物が建ち並びスケッチ心を誘う絶景の場所だと
確認出来ました。

ホテルの横を流れる川辺の風景	ドイツの昼食 ビールが美味しい。	ブランデンブルク門

	実物大のベルガモン祭壇（トルコ遺跡： ギリシャ建築BC164〜156年）１９世紀に ドイツの考古学者カ−ル・フ−マン指導 による発掘調査でトルコのベルガモン遺跡 よりベルリンに持ち出された。	東西ドイツを隔てた壁。 ニュースなどで見聞きして想像 していたよりも小規模で意外な 感じがした
古代建築物の宝庫 ベルガモン博物館	博物館内部展示室	ベルリンの壁

マイセン

マイセンはエルベ川の辺に発展した高級洋食器で有名な街。
小高い丘に建つ城を中心に、ヨーロッパ最古の窯で観光客が絶えない。

アルプレヒト城	陶磁器の絵付け現場	マイセン陶磁器の博物館

ドレスデン

１８世紀アウグスト１世が建て たバロック様式の宮殿		「ヨーロッパのバルコニー」と ゲーテが絶賛した高台の公園で エルベ川を望む景観が素晴しい。
ツビンガー宮殿	聖母教会　ドレスデン大空襲と火災で 崩壊８年以上掛けて２００４年に復元。	ヴリュールのテラス

プラハ

それ程広くない旧市街ですが、かって中世の文化の中心地でもあり、古城、
教会、宮殿などなど美しく壮麗な建築物の数々と、整然とした街並を誇る。
スメタナやモーツアルトなど著名な作曲家のゆかりの地も多く、音楽の都
と言われている。午前中はバスにて旧市街観光、午後からカレル橋周辺で、
全員スケッチをする。４時ごろになるとブルタバ川を渡る風が強くなり川辺
に居ると寒くなって来たので、早めに切り上げ街を散策しながら夕食の待合
せ場所へ向かう。

チェスキークロムロフ

中世の街並が其のまま残る美しい市街、チェスキークロムロフは
今もその輝きを放ち続けている。

お城から見た町の中心	街を囲むヴァルタヴァ川	中心広場

中世から残る井戸	中世のままの街並	美しい家並

ウィーン

　ウィーン市内観光、朝からのあいにくの激しい雨、せっかくのウィーン観光も
　　　　　　　雨では気持ちも乗らず、期待していた市街地観光も残念な結果に。
　　　　　　　ハプスブルク家の王宮、夏の離宮シェーンブルン宮殿やベルベデーレ宮殿など
　　　　　　　はなんとか下車にて見学出来たが、雨でビショビショ。モーツアルト、ベート
　　　　　　　ーベン、シューベルトの眠る中央墓地や国立オペラ座はバスの中からの見学に
　　　　　　　なってしまつた。

ヴァッハウ渓谷

午後よりヴァッハウ渓谷観光。午前中の激しい雨を思うと先が思いやられるが
ドナウ河クルーズに向け乗船する頃から奇跡的に天候が回復、絶好のクルーズ
日和になる。青空の下ドナウ河両岸の風景を満喫出来た。

ドナウベント地方

ドナウベントとはドナウの大きく蛇行した所と言う意味との事。
セルビア人が築いた芸術の薫り高い街センテンドレ、かってハンガリーの都、
エステルゴム、要塞の町ヴィシュグラードなど魅力的な街が多数あります。

センテンドレ

ドナウ河の右岸、首都ブタベストから北へ２０キロセルビア人の商人が作った
街で、多くの芸術家に愛され、中世の雰囲気を今に伝える街。

ブダベスト

チェコからオーストリアへ入る折には通関手続きに大変時間が掛かり
今回オーストリアからハンガリーへの入国も思いやられたが、思いの外
スムーズに通過できた。朝より曇りがちで、風も冷たかったが時々陽も
さしはじめ、まずまずの天候になった。
ハンガリーに入国すると、バスの中から見る家並は、余り豊そうではな
かったが、ドナウ河を挟んだ両岸に発達した世界で最も美しいと称され
るブダベスト市内は世界遺産の中世都市の佇まいをそのまま残し、ブダ
の宮殿、マチャーシ教会、漁夫の砦、壮大なゴシック建築の議事堂等々
夜のライトアップされた景観も忘れられない、見所多数の街です。

添乗員＆現地ガイド

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