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−6月24日−
【またもイトウ釣り!!】
〜北海道 朱鞠内湖 二日目〜
朱鞠内湖2日目はおかっぱりで頑張る事にしました。
お昼くらいには帰らないといけないですしねぇ(´∀`;)
今回入ったポイントは朱鞠内湖の北に有る、ブトカマと言うインレットポイント。
駐車スペースから徒歩で20分ほど掛かるおかっぱりポイントです。
こんな時、軽く透湿性能の高いゴアテックスのウエーダーには助けられます(´∀`)
さらに薮蚊が多そうだったので、坊蚊ネットと蚊避けスプレーで完全防備。
ただし準備の最中に即効で二箇所も刺されてしまいました(´д`;)ヴァー
しかしこっちの薮蚊は凄いです。まず刺されると「チクリ」と痛いのです。
さらに物凄い腫れます。刺されたこめかみ部がまるでタンコブの様に腫れました。
今の時期の北海道釣行では、快適に釣りを行う為に完全なる薮蚊対策が必須ですね。
まぁそれはおいといて、歩く事20分ほどで目指すブトカマが見えてきました。
なるほど、これは何か出そうな雰囲気が有ります。
しかし予想していたより遠浅でベイトの姿も無く、意外に生命反応が有りません。
とりあえずウエーディングしながらスプーンを遠投して反応を探ります。
しかし反応は無し。ミノー、ジグミノーなども試しますが反応無し。
風も無いのにボイルも無し。場所を間違えたかな・・・(´д`;)
(後ほど判ったのですが場所が間違ってましたwもっと右奥が良いポイントだとか)
朝一からのルアーにも、見た目にも生命反応が無い状況ではヤル気もダウンします。
ふ〜と一息つき辺りをみてみると、やはり北海道の自然は美しいもので。
一生懸命釣りに集中していると気がつかないもんですが、
目線を下に向けてみると様々な野草や美しい花が咲いているもんです。
気分転換に、ここでまた写真家モドキをしてみる事にしました(´∀`;)
気分転換をしてまた釣行を開始しましたが、状況は変わらず。
完全に釣る気もゼロになり、早めに車へと戻る事としました(´д`;)

車に戻り、もはや別な場所に移動する気力も失せていた私。
「そろそろ帰るか・・・そうだ、幌加内で蕎麦でも食っていくか!」
そんな事を考え、途中の道の駅でもらった蕎麦MAP片手に店選びをしてました。
此処美味しそうだな〜、いやまて此処も良さそうだ、むむむ・・・
優柔不断な私、ブトカマの駐車スペースで暫く考え込んでました。
すると一台の軽トラックが。「どうでした〜?」と来たのは漁協さん。
「ダメでしたw」とお約束の会話を交わし、そろそろ蕎麦食って帰る所ですと告げると
折角此処まで来たんだから、とっておきのポイントやってみる?と甘いお誘いがw
さっきまで釣る気ゼロだった私、とっておきのポイントと聞いた瞬間に
釣る気ゲージが急上昇。まったく釣り人と言うのはアホな生き物です(´∀`;)
「ならばお言葉に甘えてw」と漁協さんの案内をいただきとあるポイントへ。
聞くところによるとそのポイントは背の高い藪と薮蚊が非常に厄介で、また釣りが出来るスペースも少ない為、
釣り人が敬遠し余り来ないそうです。それだけにイトウが居れば高い確率で食ってくるとか。
幸いながら藪蚊対策は万全にしてきましたので、完全防備で突撃する事にしました。
勿論、ヒグマ対策に熊鈴&熊スプレーも装備。完全北海道仕様な装備です(´∀`)
今日は天気も良く気温は25度を超えたでしょうか。
しかし藪蚊対策で長袖ウェアを着ているから暑い暑い・・・
背丈ほどの藪を漕ぎ、木の枝を掻き分け避けながら歩くことしばし。
なるほど、たしかに次から次へと藪蚊が群がってきます。
この完全防備でなかったら数分のうちに全身刺されて酷い目にあうでしょうw
ネットにくっついた数十の藪蚊を無視しながら歩くとようやく水辺に。
なんて言うんでしょうか。なんかワクワクする釣り場です。
息を止め、気配を消し、慎重にピンポイントへとキャスト。
狩猟でもしている様なドキドキ感とでも言いましょうか。久しく感じた事が無かった感覚です。
周辺はセミの声のみが音として有り、その他一切が静まり返ってます。水面も波もなく穏やかな状況。
その水面が静から動へと変わる一瞬を願い、ルアーを慎重に操作します。
使用してたのはX−70。水深と水中のブッシュの多さから、小型のルアーを選びました。
反応はすぐに有りました。コツンとしたアタリからグルグルグルグルとした引き。
揚げてみると小さいながらも綺麗なヤマメちゃん(´∀`)ヨッシャボウズカイヒ!
その後も同じサイズのヤマメ、そしてウグイがHITしてきます。
相当にイトウのベイトとなる魚影が濃い様です。これは期待できるな〜♪
そう思いながら少し奥地へルアーをキャストし、表層をゆっくり引いてくると・・・
底の方から大きな魚が「ガボッ!」とルアーに食いつき反転していきました。

ヒデブ━━(゚∀゚;)━( ゚∀;)━(  ゚)━(  )━(゚;  )━(∀゚; )━(゚∀゚;)━━!!!!!

いきなりの大型魚のバイトに大焦り。反射的にフッキングするとロッドが大きく絞り込まれました。
「グワン・・グワン・・グワン・・」この独特な引き、そして重さ。
猿払で味わったこの感覚。間違い無いイトウだ!!ヽ(゚∀゚;)ノアヒャヒャヒャヒャ
脳裏には前回のバラシの記憶が蘇りますが、二度も同じミスをするわけにはいきません。
二度大きく追いアワセをし、ドラグを調整し万全の体制にする。 ただし今回も一つだけ心配事が・・・
前回の失敗を元に、今回はタックルを大幅に強化してきました。
ロッドはバッドパワーも有りしなりも有るエギングロッド、ラインもPE20lb+リーダーナイロン20lb、
そしてメインとなる大型ミノーやスプーンのフックは太軸のものに変えてます。
ただX−70は前回猿払で伸ばされた物のワンランク小さいのが付いてました。
ラインブレイクは有りえないのですが、また無理をすると伸ばされる可能性が有ります。
ドラグを緩め、魚がブッシュに突っ込まない様にだけ気を付け弱るのを待ちます。
しばらくすると抵抗も落ち着き、魚体が姿を現しました。間違いなくイトウでした。
イトウをいなしながら手前まで寄せ、一気に掬おうとするとイトウがビックリしてまた走りだしました。
耐えて寄せる→走る→耐えて寄せる→走る、5度ほど繰り返したでしょうか。
ようやくイトウも大人しくなり、こっちの誘導の言う事を聞く様になりました。
余り長引かせてもバラしの危険、そしてイトウへのダメージも大きくなる為、
ここで勝負を賭ける事にしました。頭から勢いをつけ寄せ、下から一気に掬う。
なんとかルアーがネットの途中で引っ掛かる事無く、イトウの7割くらいがネットに収まりました。

イトウ獲ったどーーーーー!ヽ(`Д´) ノ シャー!

ずっしりと手に伝わる重さが、イトウを手にした実感を伝えてくれました。
足場の良い場所で水につけながら針を外し、記念撮影をさせてもらいました。
フックはやはり少し伸びてました。あれほど追い合わせしたにもかかわらず、
完全に針は刺さっておらず、上顎の歯(?)のあたりに軽く掛かっていただけでした。
イトウは予想以上に口が堅い様ですね。やはりフックの選択が重要な気がします。
手にしたイトウは70cm。顔から尻尾まで銀色に輝き美しすぎる魚体でした。
メーターオーバーになるイトウとしては大型と言えるかは疑問ですが、
私にとっては間違いなく大物。そして記念すべき初めてのイトウとなるのでした。
次に水中で顔を手で持ち上げ、顔のズーム写真を撮らせていただきました。
胴体、そして顔周りは私の腕よりもはるかに太く力強いものでした。
この素晴らしい魚体を見ると、魅了される人が多いのも頷けると思いました。

さて残るは最後のお仕事。一番大事で大好きな行為、リリースです。
水中で軽く尾を持ち、前後に軽くゆすりながら酸素を吸わせる蘇生作業。
今回のイトウにさほど蘇生時間は必要無かったです。あれほどの長いファイトを繰り返したのに、
数回の蘇生行動を行っただけでイトウは自ら力強く私の手を払いのけ、ゆっくりと泳ぎ去って行きました。
大好きな魚が少しづつ自分の手の中で力を取り戻し、己の力で力強く泳ぎ去っていくこの瞬間。
少しばかり寂しく思えますが、心より嬉しく思える瞬間だと思います。
そして魚の姿が見えなくなった瞬間に初めて「やったぞ!」と思えるのです(´∀`)

気が付くと時間も時間、さらに長袖での完全防備スタルとファイトで汗だく。
まだまだ奥へ進めば釣れる可能性は有りましたが、ここで終了する事にしました。
ドラマは最後に訪れました。しかも偶然立ち寄った漁協のおっちゃんのプレゼントによって。
いや〜、人生ホント最後までナニがあるか判りませんねぇ(´∀`;)
完全に大満足した今回の釣行。あとは腹の虫を満足させるのみです!w
朱鞠内湖より札幌への帰り道。30分ほど進んだ辺りに蕎麦屋さんが点在してます。
幌加内町は蕎麦の生産量日本一の町で、町をあげて蕎麦をアピールしています。
そんな町を素通りできるはずも無く、一軒のお店に絞り立ち寄るのでした。
今回立ち寄ったお店は「霧立亭」さん。旧郵便局を改装、店内も広く風情も有りのんびりできるお店です。
今回注文したのは天ザルそば 1200円 通な私は天麩羅用にお塩を貰いいざ実食!
少し太めのしっかりとした歯ごたえの蕎麦は風味も良くウマ━━(゚∀゚)━━!!!!!
天麩羅も食べ応え有り、揚げ方もお上手でウマ━━(゚∀゚)━━!!!!!でした。
こりゃ朱鞠内湖に来たら立ち寄るお店決まったな〜!

なにはともあれ、北海道釣行第一部完!w
これからは、ほんの少しばかりのんびりと楽しませてもらうとします(´∀`)
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