−10月2日− 【三度猿払川へ】 〜北海道 猿払川 二日日〜 |
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強い雨と風に阻まれ、無駄な時間を費やした初日。 変わって二日目は朝から風もほとんど無く、空も青空を見せています。 今日も朝一のポイントは河口。 ヤスさんが昨日言っていた壁際で発生するボイルを狙い撃ちします。 |
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日の出直前の空。 心躍る朱と蒼のコントラスト。 |
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オホーツク海から昇る朝日は大きく美しく、北海道の空は限りなく蒼く透き通ってます。 雲ひとつ無い晴天も良いですが、時には雲も一つのアクセントとして空を飾ってくれます。 知床の時もそうでしたが、どうしても私は釣りだけに集中は出来ませんねw 時に美しい景色に心奪われ、足を止めてシャッターを押してしまう事もしばしば。 でもチャンスは日の出前後の短い時間。 完全に明るくなってしまっては、河口付近のライズは無くなってしまいます。 昨日のうちに組んでいた秘密兵器&自作フライでイトウを狙います。 河口へと流れ込む直前の猿払川。 昨日ヤスさんがボイルが有ったポイント付近へと近寄ってみると、今日もやはりイトウのボイルが! 丁度川幅が狭まっている所で十分に射程内。 川の流れにまかせフライを流す用に、少し上流へ秘密兵器をキャスト。 ボイルのポイントは大抵決まってます。付近へ隠れている証拠でしょうか。 何度目かは忘れましたが、そのポイントをフライが通過した時いきなり水面が「モワン」と波立ちました。 マーカーは水中に引き込まれ、反射的にフッキングをすると水面が炸裂しました。 キタ━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━!!!!! このグワングワンとロッドに伝わる首を振る感覚、間違いなくイトウです。 掛かった場所は比較的近く浅い場所だったので、イトウはすぐに顔を見せてくれました。 フライが何処に掛かっているか確認した所、口の周りにフライの姿は見えず・・・ 口の中に入り込んでるか〜(´д`;) リーダーは0X(13lbくらいだったかな)ですが、時間を掛ければラインブレイクの可能性も有ります。 ロッドのパワー、そしてメインラインPE20lb&リーダー0Xを信じて短期決戦! 潜ろうとするイトウの走りを止めた後、水面にイトウの顔が一瞬出た隙に一気に巻く&竿を引く&後方へ走る!w 道東サーフの海アメで鍛えた技が此処で役に立ちましたw イトウとは言え一瞬で勝負アリ。HITからものの20秒も掛からなかったと思います。 なにはともあれ、猿払イトウ 獲ったど━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━!!!!! |
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秘密兵器とのツーショットw イワナやアメマスは余力が有ると自ら立ち上がりますが、イトウも同じだったんですね。 即効で勝負を決めたイトウは自ら立ち上がり、アメマス同様ウネウネと歩きながら水へ戻ろうとしました。 背びれ付近にキズが有りますが、ヤスさんの話では多分鮭の網に掛かった時のキズではとの事。 地元の漁師さんはイトウに対しても協力的で、網に掛かったイトウは手厚く保護し逃がしてくれるとか。 |
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イトウちゃんとのツーショット撮影。 サイズは81cm。自己記録更新となるサイズでした。 背中のキズを治し、もっと大きく成長しておくれよ〜! この日も朝は2℃くらいでしたかね。水も非常に冷たかったと思います。 この後は少しの蘇生作業の後にリリースした訳ですが、水の冷たさなども忘れてましたね。 力強く私の手を払い除け、泳ぎ去るイトウの姿は何度見ても感動させてくれます。 |
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HITフライは自作オリジナルフライ。名前はまだ有りませんw フライはやはり少し歯の奥に刺さっており、リーダー部分がズタボロでした。 短時間でもボロボロでしたので、時間を掛けていれば間違いなくラインは切れていたと思います。 良く見るとフライに血の跡が。イトウの口から出たものかな?と思っていたら・・・ |
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自分の親指からドクドク血が流れてましたw 歯の裏に刺さっていたフライを取ろうと、少しだけ口あけといてね〜と親指で口を開けた時 イトウが暴れた際にスッパリ切れていた様ですね(´д`;) でもイトウの血でなくて良かったと思いましたよ。私の親指ならすぐ治りますw まぁ名誉の負傷ってヤツですかね、でも怪我に気が付くとズキズキ痛くなるもんです(´∀`;) しばし血が止まるまで休憩し、改めて猿払川のイトウを釣った感動と余韻を楽しみました。 思えば初めての遠征でHITしたものの目の前で痛恨のバラし、 二回目はメインは別箇所で、猿払川はほんの半日だったからまぁ無いも同然だったけど、 三度目にしてキャッチできたのは運が良かったのかもしれません。 そしてヤスさんの情報のお陰だったとも言えると思います。 本当に感謝感謝です!(´∀`) しかし今日はまだ二日目の朝。 帰るまでには、まだまだ時間はたっぷり有ります。 やはり日が昇りきり、河口は静かになってしまいました。 次なる一匹、さらなる大物をキャッチすべく次なる場所へと移動しました。 |
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移動してきたのは上流のポイント。 ポロ沼との合流点よりさらに上流の場所です。 このポイントも風が弱い時、多くのイトウのボイルが目撃される場所です。 やはり本日も遠目から見ても各所でボイルが確認できました。 完全に無風になり、鏡面と化す猿払川。 時折起きるイトウのボイルのみが、その静寂を破ります。 此処で起きているボイルは川の中心部近く。 ボイルの上流下流への移動は有りますが、流れのライン的には同じライン。 イトウが付く何かが有るんでしょうね。 秘密兵器のギリギリ射程だったボイルに狙いを定めキャスト。 そのラインをフライが通りますが、イトウのボイルがその上流や下流へと私を馬鹿にするが如く場所を変える。 でもその場所を信じて何度も流す事1時間ほど、ようやくフライ付近で水面がモワンとイトウのボイル。 マーカーが沈み、イトウが食った事を告げたのでフッキング!! 一瞬「ガツッ」とした感覚の後「フッ」と軽くなる穂先。フッキング失敗・・・orz その後ももう一度同じ様なアタリが有りましたが、またも同じようにフッキング失敗(´д`;) 見た目では変わってないですが、さっきの一匹でフックポイントが甘くなっていたんでしょうか? 連続して訪れた幻からのチャンスをことごとく失い、半ば放心状態になりました(´д`) その後はこのポイント周辺もボイルは激減し、昼食を取る事に。 昼食後もイトウの反応はパッとせず、夕マズメに勝負を賭ける事とし少しばかりお昼寝タイム。 |
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夕マズメはまたも河口のポイントへ。 この日は夕方まで本当に風の無い一日でした。 しかし風が有る状態からの無風への「変化」は良い条件を生む様ですが、 ずーと無風である変化の無さは逆にイトウの活性を下げてしまうのでしょうか。 この日の風の無い夕マズメは、河口かた橋下付近まで本当に静かなモノでした。 まるで生命感の無い猿払川は、不気味なほどに静まり返ってました。 夕日の沈み行く時間も本当に早くなりました。 この日も明日の朝マズメに掛け、早めに就寝する事にしました。 |
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食事を取り、温泉にも入り、今日も川辺で車中泊。 ふと空を見上げると満点の星空。 思わず一眼レフで初めて星空なんて撮ってみましたが、プロ用装備でなくても意外に写るもんですね。 露出は30秒ほど。フィルムはISO400のビーナス、レンズはシグマの15mmフィッシュアイレンズ。 |
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