薬師岳・夕日岳・地蔵岳 ( 縦走中の最高峰は 茶ノ木平 1,617.8m ) 2013.1.2 登山



【PHOTO & 記録 薬師岳・夕日岳・地蔵岳 3】

雪が少なくなってきたということでスノーシューを外したものの、まだまだ結構足が潜る所がある。
やがて、木々の間から大真名子山や女峰山を何とか見通せる場所に着いたので、 少し道を外れてそれらの山を写す。ルートを外れると、やはり雪に足が潜る。
写真の山は大真名子山。もしかしたらその後方にある小真名子山も少し見えているのかもしれないが、良く分からない。
大真名子山の左に見える男体山は、 その頂上付近が雲に覆われている。また、大真名子山の右に見える帝釈山・女峰山は、 一応その姿が見えるものの、女峰山頂上付近が雲に隠れている。

道は少し右に下って南へと進む。
この辺になると、周囲は雪よりもササの方が多くなり、雪は道の上だけになってくる。
右手を見れば、別の尾根が見え、その先の方に半月山らしき山も見える。
足下の雪は徐々になくなり、ついには普通の山道となる。
やがて、少し簡易的な造りである送電線の鉄塔が立つ場所を通過する。送電線が東西に延びているのだが、 その場所だけは防火帯のように木々が無く、展望が開ける。
面白いもので、送電線を過ぎると少し登りとなり、再び足下に雪が現れ始める。やがて道は平らになる。

写真のような平坦な道に残る雪の上を進んでいくと、 やがて前方から人がやってきた。登山者かと思ったら猟銃を肩に担いでいる。
少し言葉を交わす。 この辺では猪と鹿が獲物とのこと。
しかし、登山路と猟場の棲み分けがキチンとできているのか、少々心配になる。 無論、できているのだろうが、流れ弾に当たるということもある訳で、ましてや登山者があまり歩く時期ではないことを考えると、 心配である。

やがて、雨量観測所の建物の横を通過する。時刻は 10時28分。

雨量観測所を過ぎてすぐに、またまた簡易的な送電線の鉄塔の下を通る。
ここも防火帯のように切り開かれており、東西が開けている。
北東を見ると、写真のようにうっすらとではあるが、形の良い山が見える。 恐らく高原山で、 左側の高みが鶏頂山、右の高みが釈迦ヶ岳と思われるがどうであろう。
また、前方左手奥には、薬師岳と思われる山も見える。そして、右手には半月山が見えている。

ここからは少し登って樹林帯に入り、そこから下りが続く。

樹林帯の中を下っていくと、下の方に道路が見えてきた。
そして、少し広場のようになっている所に下り着けば、そこは細尾峠であった。時刻は 10時36分。
道路は完全に凍結しているが、道路脇には距離を置いて 2台の車が駐まっている。1台は先程擦れ違った猟師さんの車、 もう 1台は薬師岳に登る登山者のもののようだ。薬師岳方面には、雪の上にその人の足跡が残っている。
ここを通る道はかつて日光と足尾を結ぶ主要道路であり、小生も何回か車で通った覚えがあるが、今は薬師岳斜面下の日足トンネルを通る道に代わられ、 しかも細尾峠から足尾側の間は冬季通行止めになっているらしい。

凍結した道路を横切り、薬師岳への登りに入る。
最初は雪の斜面が続く。
高度を上げるに連れ、周囲の山々が見えるようになる。少し開けた場所で振り返れば、半月山が見える。 また、女峰山・帝釈山も見える。

ルートは明瞭であるが、途中 道が大きく崩壊し、迂回路が作られた場所がある。その迂回路は斜面を横切る道で、そこに雪が残っているので、 少々注意が必要であったが、そこを除けば容易な道である。
また、日が当たる度合いも大きくなるのであろう、高度を上げていくと雪は徐々に少なくなってくる。



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