薬師岳・夕日岳・地蔵岳 ( 縦走中の最高峰は 茶ノ木平 1,617.8m ) 2013.1.2 登山



【PHOTO & 記録 薬師岳・夕日岳・地蔵岳 2】

「自然観察教育林」 と書かれた標柱を過ぎ、さらに先に進むと左の方から合流する微かな踏む跡があったので、 そちらに進んでみる。
やがて小さな川 (雪に覆われており、流れがあるかどうかは不明) と思しき雪の窪みを渡り、 さらに左へ左へと進んで自分が歩いてきた足跡に合流する。そこから少し戻れば、先程の分岐である。
この間、わずか 15分程であったが、本当に楽しく遊べることができ、感激である。

分岐からは微かな踏み跡を辿って進む (写真)

途中、雪が多くて進む方向が分かりにくい所があったものの、 少し勘を働かせて進むと、『 ← 華厳観瀑台 / 第二展望台 → 』 と書かれた古ぼけた標識が見つかり、進む方向が正しいことを確認する。
そこから少し進むと、今度は 『 ← 明智平・細尾峠 / 茶ノ木平 →、↑ 半月峠 』 と書かれた標識が現れる。つまり、ここは三叉路になっているようだが、 半月峠方面は雪の上に踏み跡がない。
この標識を過ぎると、溝状になった雪道を進むことになり、迷わず進んでいけるようになる。周囲は樹林帯で展望は無いが、 ここでもスノーシューが活用できて楽しい。

平坦な雪の上を楽しみながら進んでいくと、やがて明智平と細尾峠の分岐に到着。 時刻は 9時21分。
標識に従って右に進む。ここからは目の前の高みに向かう明確な足跡が雪の上にあったので、その跡を辿る。
小さなピーク (写真) に登り着くと、そこには三角点があったが、恐らくここが 1,617.8mの場所なのであろう。先程も述べたように、 本日の縦走路中の最高点である。

この高みから先は当然下り斜面となるが、先程まで雪の上に明確だった足跡が無くなっている。 この方もここで引き返したのだろうか。
左手の樹林越しに男体山女峰山の姿をチラチラ見ながら下る。 男体山は頂上付近が雲に覆われており、女峰山にも雲がかかろうとしている。

考えたら、下り斜面でのスノーシュー使用は今回が初めてであるが、 この位の緩斜面であれば問題なく下っていける。
これは躓いて転んでも安全と分かっているからで、昨年の御嶽のような急斜面の場合は、 そのまま遙か下まで滑り落ちることになるので、やはり難しいであろう。

やがて大きな岩がいくつかある場所に到着。時刻は 9時31分。
岩の上には 2つの石仏が置かれている。篭石という場所らしい。
石仏は一体が首から上がなくなっているが、もう一体はしっかり形が残っている。恐らく不動明王であろう。
この場所からは、木の枝が多くて男体山を見通すことができない。
しかし、以前は男体山が見通せたのであろう。この場所も含め、 このルート上には、男体山の見える場所にお札が木に括り付けられていたり、石仏、祠などが置かれている。
歴史を感じさせる道である。

ここからはさらに下る。
雪の上に足跡は薄く、またテープも古いモノがまばらにある程度で少し慎重さを要するが、難しいルートファインディングは必要ない。
右手前方には、これから登る薬師岳や夕日岳らしき山並みが見えるが、木の枝が邪魔をして良く見通すことができない。
やがて平らな尾根に下り着き、雪の量も少なくなってきたので、スノーシューを外す。



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