鶏冠尾根( 縦走路中の最高峰は 甲武信岳:2,475m ) 2010.9.20 登山



【PHOTO & 記録 鶏冠尾根 4】

シャクナゲの斜面を順調に下る。下り着いた所に写真のような岩が現れた。この辺から踏み跡が少々薄くなる。ただ、写真で分かるように、 岩の左を一旦下ってすぐに登り返す道らしきものが見えるので、進んでみる。
そして、少し進むと細い木に黄色のテープが巻かれているのを発見。道は間違っていなかったとホッとするとともに、 今まで 赤テープの連続だったのに何故 黄色のテープなんだ ? との違和感を少々覚える。
踏み跡が薄いところをさらに進むと、今度は 赤が消えかかり黄色になりつつある変色テープを発見。少々 躊躇したものの、 変色テープの横から 1m足らずの崖を下りる。下りてみると、踏み跡は薄いが、道らしいものが見える。

しかし、テープ類が一切見つからない。 それでも、もう少し先へ行ってみようと進んでみたものの、その先にテープ類は一切無く、徐々に踏み跡は薄くなり、 ついにはシャクナゲに囲まれて道らしきものは全くなくなり、立ち往生に至ったのであった。
どこかで道を間違えたかなと思い、来た道を戻ろうとしたが、何と シャクナゲがまばらに生えた斜面上を緩やかに下ってきたルートが分からない。 その為、かなりの時間 周辺をウロウロする。
普通ならパニックに陥っても良さそうだが、時刻はまだ 10時台。その時間的余裕が精神的余裕を生み出し、慌てることなく冷静に対応でき、 何とか辿ってきたルートを見つけ出せたのであった。
先程の 1mの崖をよじ登り、何とか黄色テープの所まで戻る。

再度慎重に進んでみるが、変色テープ以降は先ほど進んだルートしか行くべき所が見つからない。 仕方がないので、もう一度 黄テープの所まで戻り、少し怪しいが先程とは別の道らしき所を下りてみる。 しかし、それも少し先で上の写真にある岩の横を通り、最終的には変色テープの下方にある崖下に出てしまい、NG。
さすがにこれはダメと思い、思い切って赤テープがキチンと付けられていたピークの基部まで登り返すことにする。
すると何ということであろう。シャクナゲの斜面につけられた道の途中で、右 (上から下ってくれば左) に大きく曲がる道があり、 そこにシャクナゲに付けられた赤テープが点々と続いているではないか。油断し、肝心なポイントを見過ごしてしまった己を呪う。
道は、先程 間違えて下ってしまった尾根とは全く異なる左の写真のような尾根へと下ることになっていたのであった。

地形を説明すると、 ピークの下部は 牛の蹄のように先が 2つに分かれた斜面になっており、道は当初 右側の斜面を下っていくのだが、途中で左に大きく曲がり、 左側の斜面へと移るようになっているのである。
斜面と斜面の間には谷があり、完全に 2つの斜面は隔たっていて、下るにつれてその隔たりがかなり大きくなり、 完全に別になるのである (地図の青線が、間違えて彷徨ったルートと思われる)
小生はその肝心な分岐ポイントを見逃してしまい、そのまま右斜面を大きな岩の所まで下ってしまったという訳である。
さらに、間違えて下った先に黄テープ、変色テープがあったものだから始末が悪い。恐らく、右の斜面を下っても、 木賊山に繋がる道がかつてはあったのかもしれないが、今は完全に廃道ということなのであろう。 40分のロスは痛いし、とにかく疲れた。

正しいルートを見つけてからは、シャクナゲの中に過剰気味に付けられた赤テープに従い、順調に下る。
下り着いた所からは、細い尾根上の道となり、そこにも赤テープや黄テープがしっかり付けられている。
尾根を登って行くとやがて 本来ならば見晴らしが良いと思われる場所に飛び出した。
現在はガスが上の方に滞留しているものの、何とか奥秩父の主脈らしき尾根が見える。写真に見える尾根の一番左付近が東梓、 そして右にチラリと尾根が見えて再び雲に隠れている所が両門ノ頭、そしてさらに右の方にチラリとみえる高みは富士見であろうか。 いずれもハッキリ見えないので、想像に過ぎないが・・・。

道は再びシャクナゲの繁茂する中を登ることになる。
この辺はシャクナゲの中にコメツガ少し生えているという状況であるが、やがて周囲はコメツガの林に変わる。
ガスの状況は相変わらずで、林の中にもガスが立ちこめ、なかなか神秘的でもある。
時刻はまだ11時13分というのに、もう日が暮れかかっているような暗さである。こういう状況に加え、この日、西沢山荘前で 3人の登山者を抜いて以降、 全く 人に会っていない。
恐らく鶏冠尾根を木賊山まで登るのは小生だけであろう。先程のように道迷いした場合を考えると、ちょっと心配ではあるが、 不思議と心は落ち着いている。



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