蓼科山 2010 ( 蓼科山:2,530.3m ) 2010.11.21 登山



【PHOTO & 記録 蓼科山 1】

11月21日の日曜日に 蓼科山に登ってきた。
蓼科山には既に数回登っていることもあって、現時点では登りたい山のリストには入れていなかったのであるが、 早朝、ビーナスラインから見たその姿があまりにも見事だったので、急遽登ることにしたのである。
実は、この日は雪山への慣らし運転と思い、北八ヶ岳の北横岳に登るつもりであった。 計画としては、前回と同じようにピラタスロープウェイ山麓駅に車を駐め、無論 歩いて山頂駅へと登り、 そこから坪庭、北横岳と進んで、さらには大岳、双子池に至り、双子山をピストンした後は、大石川林道を通って雨池峠から山頂駅経由で下山する というものである。
少々ハードな山行が続いていたことを反省し、北八ヶ岳を逍遙するというような気持ちで組んだ計画であったが、 ピラタスロープウェイを目指してビーナスラインを進んでいると、雲一つない空に蓼科山が見事な姿を見せているのが目に入り、 蓼科山に登りたいという気持ちが強く湧き上がってきたのである。
冒頭にて蓼科山には数回登っていると述べたが、最初に登った時を除いて天候には恵まれておらず、 広い頂上を見渡し、また頂上からの景色を楽しむことが出来ない状態が続いていて、少々不満が溜まっていたことも この急な計画変更の一因になっている。 蓼科山から展望を得られたのは、もう 21年も前のこと。まだ登山を始めて間もないこともあって、 展望を楽しむことはあっても、山を同定することは十分ではなく、恐らく今ならもっと楽しめるだろうとの考えも浮かぶ。
そこで、車を運転しながら北横岳、蓼科山周辺の地図を思い浮かべ、 どのようなコース取りをしようか考える。結果、蓼科山に登る時にいつも使っている女神茶屋向かいの駐車場ではなくて、 竜源橋の方に車を駐めれば、登山ルートの選択肢がかなり広がると気がつき、ピラタスロープウェイへの分岐をやり過ごして、 竜源橋へと向かったのであった。
ただ、竜源橋の駐車場は狭いと聞いていたので心配だったのだが、ありがたいことに 7時を過ぎているにも拘わらず先客は 1台しかおらず、 これはラッキーとばかりに早速 車を駐めたのだった (確かに駐車場は狭く、せいぜい 5台駐車が限度であろうと思われる)
まずは、地図を見ながら暫しルートを検討する。そして選んだルートは、この竜源橋から まずは天祥寺原まで進み、 そこから将軍平経由にて蓼科山に登る。そして、再び将軍平に戻った後は大河原峠へと進み、 大河原峠からは双子山を越えて双子池に至り、双子池からは亀甲池へとルートをとって再び天祥寺原へと戻り、そこからは往路と同じ道を辿って竜源橋へ戻るというものである。 こうすれば、当初組んだ北横岳を中心としたプランの半分近くをカバーできることになる。


7時28分に駐車場を出発。
先に述べたように地図を見てルートを決めていたことに加え、慌てて持ってきた冬用の登山靴に靴紐が通してなかったりで、 かなり時間を食ってしまった次第。
今日もトレッキングポールを 1本使用しての登山である。
駐車場は写真のように狭く、せいぜい 5台が駐車できる位である。尤も、ここを利用する人はあまりいないようで、 下山した時には小生の車 1台が残っているだけであった。ということは、この日 2台しか駐車しなかったということらしい。 皆、女神茶屋向かいの駐車場に駐めるのであろう。
立派な標識に従って、駐車場脇から山に取り付く。

ササの斜面を登っていくと、 すぐに林道に飛び出した。
このまま林道を進むのかと思いきや、すぐにまた樹林に入る道が現れる。このルートは 21年前に 蓼科山に登った際、 下山路に使ったのだったが、当時もこのようだったかは思い出せない。
イヤ、よくよく考えたら、その時は竜源橋からさらに親湯まで歩いたのだった。従って、今の駐車場のある場所には進まず、 この林道を下へと下り、ビーナスラインを横切って、親湯まで行ったはず。記憶にないのも当然である。

道の足下はササ原、そしてシラビソの樹林帯が続く。道は東へと向かっているため、 樹林の向こうに太陽が見える。</P>

上で述べたように足下はササ原が続く。樹林はシラビソやカラマツなどが目立つ。足下に雪はあるが疎らな感じ。
傾斜はあまりきつくなく、気持ち良く登っていけるが、樹林の中は陽が当たらず少々寒い。特に手が冷たいが、これは本日 温かくなると聞いたので、 軍手をはめているためである。無論、冬用の手袋はザックに入れてある。
道は途中から勾配がなくなり、ほぼ平らな道が続くようになる。これは記憶通り。途中、ササ原が切れると、苔むした岩の間を抜けるようになる。 如何にも八ヶ岳という感じがする。
道は途中から河原に沿って進み、2度程河原を横切るが、河原には水はなく、雪の川となっている。

やがて、右上方に 北横岳の姿が見えるようになる。 手前にはササ原が広がっているが、まだ太陽は北横岳に隠れてしまっているので、ササ原は白く凍っている感じである。

そして、左側には 蓼科山がハッキリ見えるようになる。 道が平らになってから、時々は樹林越しにその姿を見ることができたのだったが、なかなか全体を見ることができず 少々イライラさせられていた。 これでイライラ解消である。
こちら側は、日の光が既に蓼科山、そしてその手前に広がるササ原にあたっており眩しいほどである。
テンションが一気に上がる。

8時40分、将軍平への分岐に到着。ここで大河原峠に続く道と分かれ、左に曲がって将軍平へと向かう。
暫くササ原を進む。周囲を見渡せば、これから登る蓼科山の他、 蓼科山から右に続く尾根が見える。本日の予定では、蓼科山登頂後、 あの尾根を辿って大河原峠へと進む予定である。
やがて道はシラビソの樹林帯に入る。足下はササ原、雪はない。

暫く進むと、樹林が切れて足下は大きな岩がゴロゴロした河原のような場所を登るようになる。 但し、足下に水はない。
こちら側では太陽は北横岳を越えた状態にあり、 日の光が丁度小生を背中から照らす形となって、身体がポカポカとして気持ちが良い。

やがて、道は完全な涸れ沢歩きとなる。 日差しは 11月とは思えない程強い。
やがて、写真の様に涸れ沢が前方で2つに分かれるようになる。左側へと進むように目印がハッキリしているので迷うことはない。
道は再び樹林の中に入る。足下は小さな沢のような感じとなり、徐々に雪も現れ始める。
基本的に、登山道は小さな沢のような道を一直線に登るのだが、時折 樹林の中へと続く道が現れる。恐らく、まっすぐ沢を登るのを避ける巻き道と思い、 そちらの巻き道に入ってみる。踏み跡はやや薄いが、道はしっかり樹林の中に続いていたのだったが、それも僅かな時間、 再び小沢の道に合流したのであった。時間の無駄であった。



蓼科山登山データ

上記登山のデータ登山日:2010.11.21 天候:快晴単独行日帰り
登山路:竜源橋駐車場−天祥寺原−将軍平−蓼科山−将軍平−大河原峠−双子山−双子池− 亀甲池−天祥寺原−竜源橋駐車場
交通往路:瀬谷−(国道16号線)−八王子IC−(中央高速道)−諏訪IC−(国道20号線)−上原− (国道152号線)−御座石神社−(ビーナスライン)−竜源橋駐車場 (車にて)
交通復路:竜源橋駐車場−(ビーナスライン)−笹丸平−緑山−(国道152号線 メルヘン街道)− 道の駅 みとみ 駐車場−(雁坂みち)−新隼橋北−仲沢ガード北−(塩山バイパス)−山寺上−(県道17号線)−中新田南−御射山−(県道90号線)−諏訪南IC− −(中央高速道)−大月JCT−都留IC−(富士みち)−(県道24号線)−(道志みち)−青山−(国道412号線)−半原日向−(県道54号線)− 中津−上依知−(県道52号線)−相模原公園入口−(県道507号線)−(県道50号線)−中央林間−鶴間二丁目−瀬谷入口−(かまくらみち)− 上瀬谷小学校入口−上瀬谷小東側−瀬谷 (車にて)

蓼科山 1、  蓼科山 2、  蓼科山 3、  蓼科山 4、  蓼科山 5、  蓼科山 6 もご覧下さい。

めざせ百名山のページに戻る   ホームページに戻る