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前述したように、道の右側は下り斜面になっており、 下方には 谷戸 (丘陵大地の雨水や湧水等の浸食による開析谷を指し、三方(両側、後背)に丘陵台地部、樹林地を抱え、 湿地、湧水、水路、水田等の農耕地、ため池などを構成要素に形成される地形) が広がっているのだが、歩き始め当初は樹林が多いため見ることができない。 やがて、右手樹林越しに下方に広がる谷戸の水田がチラチラ見えるようになり、 『太陽の広場』(休憩地) への道を左に分けると、 道は斜面の縁を通るようになって、谷戸の様子がよく見えるようになる。 谷戸の奥は水田ではなく畑地となっており、今はビニールシートが敷かれている。 |
実は、水田から先、谷戸の奥までは花畑となっていて、年間を通じて 菜の花、ひまわり、コスモス、
レンゲ、ショウブ、マリ−ゴ−ルドなどが楽しめるようになっているのである。 なお、この春先、周囲は黄色い菜の花で一面埋め尽くされ大変見事であった。 |
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やがて、道は左に曲がって斜面のへりから離れ、緩やかに斜面を登っていく。 下り着いたところに案内図があるので、そこで右に曲がって森から抜け出す。 これで 『矢指市民の森』 は終了である。 |
矢指川の小さな流れを渡り (この辺は矢指川の源流部になっている)、谷戸の中に足を踏み入れる。 前述したように、右手には ひまわりが植えられていると思われる、ビニールを敷いた畑があり、左側はカヤ場になっている。 この カヤ場もしっかり管理されているようで、そこに立てられている案内板には、 「里山景観のひとつである草地環境のカヤ場を維持すること」 を管理目標に、 「草丈や密度に変化をつけるため、冬の全面草刈りと 6月頃に島状に一部を刈り残す草刈りを行う」 旨が書かれている。 |
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こちらがそのカヤ場。 後方に見えているのは、中原街道の旭大橋である。 調べると、この旭大橋の竣工は 昭和63年3月とのことである (小生が瀬谷に引っ越してきたのは 昭和61年)。 |
谷戸を突っ切り、石段を昇ると、写真のような道に飛び出す。 左は相鉄線三ツ境駅方面へ、右は下川井方面に行くことができるのだが、ここは右に曲がって、下川井方面へと進む。 なお、この道は人しか通らないと思っていたのだが、谷戸を含めて周辺を手入れしている方の車の他、
遊びに来られた方の車、バイク、自転車が通ることもあるので、油断してはいけない。 |
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