瀬谷散歩 ( 矢指市民の森、追分市民の森、上川井市民の森、瀬谷市民の森 約 90m ) 2020.6.2



【PHOTO & 記録 瀬谷散歩 2】

このトーチカもどきについてはどうしても気になるので、コースを外れて近寄ってみる。

トーチカもどきの構造物は厳密に言えば柵の中であるが、中に畑があるため柵の一部が途切れていて中に入れるようになっており、 途中から草むらを進めば、その前に立つことができるのである。

ご覧のような構造物であるが、上下 2つずつある窓の中央部分にて構造物は上下 2部屋に分かれており、 下の部分は半地下のようになっていて、上の部分は構造物の丸い部分に直接繋がっていて丸い部分を通して空が見えている。

写真では大きさが分からないが、窓は大人 1人が入れる程度。

窓があるため、陸から迫り来る敵を撃退するためのトーチカではなく、また対空砲を設置できるような構造でもないので、 ここは銃を有した兵隊が歩哨に立っていた場所と考えたいところだが、それにしては高さがないので歩哨用の建物でもないと思われる (歩哨の目の位置は恐らく地上から 3mほどしかない)

ところで、こういう施設を見ると、子供の頃に住んでいた三鷹のことを思い出す。
近くに国際基督教大学があり、そのキャンパスの奥には中島飛行機三鷹研究所の残骸 ? と思しき壊れかけた建物や、半分地下に潜った飛行機の格納庫らしきものがあって、 子供が冒険するには大変楽しい場所だったのである。

元の道に戻り、先へと進む。

半分 扉が開いた倉庫らしき建物 (無論、柵の中) の横を抜けていくと、 またまた広い草地が道の左右に広がる。
左側は旧上瀬谷通信施設の敷地として柵で囲まれていて入れないものの、右手の草地の方は入ることができる。

この広々とした光景、そしてそこを吹き抜ける涼しい風は、山登りで味わう爽快感に似たものを感じさせてくれる。

なお、先ほどの細谷戸団地の北側からここまで、トーチカもどきへの寄り道を除いて 8分程の距離である。

やがて、左手に野球のグラウンドが見えてくる。
これは、もともと米軍基地内にあった野球場で、今は一般の野球チームがルールに基づいて借りることができるようになっており、 この野球場には 『米軍球場』 という名が付いているらしい。
なお、この野球場に行くには、今歩いているコースではなく、先ほど細谷戸団地からの出発点となった道路を反対側 (西) に進み、上川井球場と呼ばれる球場脇から入らねばならない。

道の方は、その野球場からそれるようにして右にカーブしていく。
写真のように 草原に 1本だけ立つ木 (檜と思う) の方へと進む。
木の左後方に、クリーム色をした太いパイプのようなものが見えているが、あれは 国道16号線のバイパスで、クリーム色のようなものは防音壁である。

草原の中の平らな道は、やがて左手に畑が見えてくると下りに入る。
写真のように、下った先にはまた丘のような地形が待っており、先の方に見えている S字形に上部へと延びている道を進むことになる。

先ほどの細谷戸団地の北側出発点からここまでほぼ平らな道が続いていたが、ここから先は少しアップダウンが出始める。

まず、今下っている先には小さいながらも川の流れがあるので (川の名前は不明。帷子川の支流。)、 かつてはその川がこの台地を削って低い土地を作り出したのかもしれない。

やがて、道は変則的な十字路にでるが、そのまままっすぐに進む。
なお、右に進めば、最初にこの旧上瀬谷通信施設跡地に入った砂利道をまっすぐに進むとぶつかる 丁字路と繋がっている。
また、左に進めば、途中 右手にいくつかの霊園、左手に三育小学校、特別養護老人ホームを見て、八王子街道 (国道16号線) へと進むことができる。

十字路を突っ切った道は、少し下りながら左へとカーブしていく。
すぐに右に曲がる道が現れるので、そちらへと進む。

先ほど述べた小さな川を渡ると、ここからは緩やかな登りが始まる。
まずは、横浜やすらぎの郷霊園の脇を登っていくのだが、左の霊園側に 4本ほどのサクラが植わっており、満開時は大変美しい。



瀬谷 1、  瀬谷 2、   瀬谷 3、  瀬谷 4、   瀬谷 5、  瀬谷 6、   瀬谷 7、  瀬谷 8  もご覧下さい。



百名山以外の山のページに戻る   ホームページに戻る