この仙丈ヶ岳は 3度目であり、
しかも 逆回りとは言え、ほぼ同じコースを辿っているので、今回は写真のみとしました。 7月13日から 3連休となった方も多いと思うが、 小生の勤める会社ではさらに 16日の火曜日も休みとして 4連休というありがたいカレンダー設定になっている。 しかも、梅雨が 7月6日という早い時期に明け、梅雨明け後 10日ほどは安定した天候が続くのが定説になっていることを考慮すると、この 4連休を利用して山に行かない手はない。 しかし、当初 山中 1、2泊を目論んだものの、実際 4連休に突入してみるとどうも天候がパッとしない。北アルプスの方はまだ梅雨明けにもなっていないような状況であるし、 南アルプスもスカッとした快晴という訳にはいかないようである。 加えて、連休中の山の混雑を考えると少し怯んでしまい、結局、山で 1、2泊という計画は取り止めることにして、最終的に 16日(火)の平日に日帰りで山に行くことにした。 前日、16日に晴れとなる地域を色々探したしたところ、どうも南アルプス市の状況が良いようである。 当初、YAHOOの予報と Mapionの予報が食い違っていたのでヤキモキさせられたが、最終的には Mapionが当初から出していた予報と YAHOOの予報が同じとなり、 日中は晴れマークが続くことになったのである。 念のために、お隣の伊那市の天気予報も調べると、こちらも日中は晴れのようで、これならば南アルプス登山が楽しめそうである。 そうなると どの山に登るかであるが、ここは迷わず仙丈ヶ岳とした。 翌日から仕事であることを考えるとあまりハードな山は避けたいし、帰宅は早い方が良い。一方、せっかく南アルプスの山に登るのなら 3,000m級の山に登りたい、 となればこの仙丈ヶ岳がピッタリなのである。 この仙丈ヶ岳には過去 2回その頂上に立っており、いずれも藪沢沿いのルートを登り、小仙丈尾根ルートを下っている。 そのため、今回は目新しさを求めて丹渓新道を登るというアイデアも浮かんだのだが、 アプローチにわざわざグルッと回って伊那市側まで行くのは往復の行程がきついと思い、オーソドックスに北沢峠から登ることにする。 ルートは、過去 2回の仙丈ヶ岳登山において下山に使った小仙丈尾根を登ることにする。 藪沢沿いのルートはまだ残雪のため未だ通行禁止のようである。 芦安発広河原行きのバスは始発が 5時半とのことだったので、2時半過ぎに横浜の自宅を出発する。空は曇っており、少し嫌な感じがする。 何時もどおり国道16号線を進み、八王子バイパスの途中から町田街道に入って高尾山ICから圏央道に入る。八王子JCTにて中央道に入り、 甲府昭和ICを目指す。 笹子トンネル、そしてそれに続く日影トンネルを抜けると、いつもならパッと目に飛び込んでくるはずの南アルプスの姿が見えない。 まだ夜が明けきっていないとはいえ、南アルプス方面が雲に覆われているのがよく分かる。益々嫌な感じがする。 甲府昭和ICで高速を下りて国道20号線を進み、竜王立体の手前から側道を進んで県道20号線に入る。順調に車を飛ばし、芦安の第一駐車場に着いたのは 4時46分であった。 平日にも拘わらず、結構人が多いのに驚きを覚える。身支度をして、バスよりも早く芦安を出発する乗り合いタクシーに乗る。空は相変わらず雲が多い。 広河原には 6時少し過ぎに到着。6時50分の北沢峠行きのバスを待つ間、空には徐々に青い部分が多くなり始め、 しかも仙丈ヶ岳のある方角の空が一番青いようなので嬉しくなる。 と喜んでいたら、雲が再び青空を覆い始める。バス待ちなどしているよりも、早く歩き始めたいと少々焦りが出てくる。 気温の方は 20度以下であろうか、このところ下界の暑さは相当なものだったので、この涼しさは大変嬉しい。半袖では寒い位である。 バスは 6時40分頃に到着。しかし、重い荷物を抱えながら座って発車を待っているのは辛かろうとの運転手さんの配慮で、すぐには乗せてもらえない。 それはそれで全く構わないのだが、この約10分の間、バスをアイドリングしっぱなしだったのには驚かされた。 かつては可能だった広河原までの自動車乗り入れを規制し、さらには広河原から北沢峠まではタクシーでさえも乗り入れさせていないのは何のためであろう。 この市営バスの運転手の方々にはあまりそういったことに対する意識がないのではないかと邪推してしまう。 北沢峠には 7時15分に到着。トイレ待ちで並ばねばならなかったこともあり、峠を出発したのは7時28分であった。 |
1.公衆トイレ横から山に取り付き、樹林帯をジグザグに登っていく。 それ程厳しい斜面ではないが、どういう訳か息が乱れる。 |
2.このルートはいつも下りに使っており、登りに使うのは初めてである。 疲れて下ってくる時とは違うからだろう、結構道がフレッシュに感じる。 |
3. 三合目を過ぎた所で、
樹林越しに北岳が見えた。 天候は今ひとつだが、周囲の山々が見えたのは救いである。 一方、背中の方には甲斐駒ヶ岳があるのは分かっているのだが、樹林が 邪魔でなかなか見通すことができず、イライラする。。 |
4.四合目を過ぎて暫く進むと、
再び樹林越しに北岳が見えてきた。 さらには、写真のようにアサヨ峰も樹林越しに見える。 一方で、甲斐駒ヶ岳は相変わらず見通すことができない。しかもそちら 方面にはガスが出始めているようである。 |
5.8時33分に大滝ノ頭 (五合目) に到着。 ここで右に馬ノ背ヒュッテへの道が分かれるが、当然 ここは直登して 小仙丈ヶ岳を目指す。 帰りはその馬ノ背ヒュッテ方面からここへ戻ってくる予定である。 |
6.大滝ノ頭から急登が始まる。高度が上がるに連れ、展望が開け、焦らさ れた甲斐駒ヶ岳方面も見えるようになる。 しかし、時既に遅し。甲斐駒ヶ岳方面はガスに覆われていたのであった。 と、思ったら、やがてガスが流れ始め、まずは鋸岳方面が姿を現した。 |
上記登山のデータ 登山日:2013.7.16 天候:曇り 単独行 日帰り 登山路: 北沢峠 (7:26) − 一合目 (7:38) − 二合目 (7:50) − 三合目 (8:06) − 四合目 (8:17) − 五合目(大滝ノ頭) (8:33) − 六合目 (8:53) − 小仙丈ヶ岳 (9:21−9:25) − 仙丈小屋分岐 (9:51) − 仙丈ヶ岳 (10:07−10:30) − 仙丈小屋 (11:43) − 丹渓新道分岐 (11:06) − 馬ノ背ヒュッテ (11:12) − 藪沢小屋 (11:25) − 五合目(大滝ノ頭) (11:42) − 四合目 (11:53) − 三合目 (12:02) − 二合目 (12:15) − 一合目 (12:27) − 北沢峠 (12:35) 交通往路:瀬谷−(国道16号線)−八王子バイパス 相原IC−(町田街道)−医療センター入口 −(八王子南バイパス)−高尾山IC −(圏央道)−八王子JCT−(中央高速道)−甲府昭和IC−(国道20号線)−竜王立体−(県道20号線)−芦安第一駐車場 (車にて) −(乗合タクシー)− 広河原−(バス)−北沢峠 交通復路:北沢峠−(バス)−広河原−(乗合タクシー)− 芦安第一駐車場−(県道20号線)−竜王立体−(国道20号線)−甲府昭和IC−(中央高速道)−相模湖IC−(国道20号線)−相模湖駅前−(国道412号線)− 半原日向−(県道54号線) −中津−上依知−(県道52号線)−相模原公園入口−(県道507号線)−(県道50号線)− 中央林間−鶴間二丁目−瀬谷入口−(かまくらみち)− 上瀬谷小学校入口−上瀬谷小東側−瀬谷 (車にて)
仙丈3_1、   仙丈3_2、   仙丈3_3、   仙丈3_4、   仙丈3_5 もご覧下さい。