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そして、10時5分、竜喰山頂上に到着。頂上には誰も居ない。
写真の様に頂上は狭く、樹林に囲まれ展望は得られない。
また、頂上には三角点があり、立派な標識も置かれていたが、その標識には 2,011mと書かれている。
2012年 辰年に、標高 2,012mの竜喰山に登頂といきたかったところなので、2,011mと書かれているのは残念である。
三角点は 2,011.8mとなっているから、標高 2,012mとしても良いところなのだが・・・。 |
頂上の展望は無いと述べたが、
飛龍山方面に少し下ると、
樹林の間から富士山や
大菩薩嶺、
そして南アルプスの山々を見ることができる。日当たりも良いので、ここで大休止。
食事をしつつ地図を見て、この後の行動を考える。無論、このまま飛龍山に向かって進む気であるが、ここからは踏み跡が薄いと聞く。
少々不安だが、迷ったら素直に戻ろうと決心し、10時24分、竜喰山を後にする。
ここからはササ原の斜面を下る。踏み跡が薄いとのことだったが、しっかりササ原の上に道が見える。ただ、テープもあるにはあるが疎らで、
むしろ尾根上を忠実に進むことを心懸けた方が良いようである。 | |
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稜線上を進むことを心懸けて進む。
雪がかなり残っている箇所もあるが、総じて先程までと同じような気持ちの良いササ原が続く。
ササの高さは精々膝下ほどなので、視界は良好。ササが少し凹んでいる所が人が歩いたためにできたルートのようだ。
従って、ピークを巻くような道も現れるが、ここは愚直にピーク上を辿る。意外としっかりルートができている。 |
とは言え、
本日のように晴天だからこそ ほとんど迷うこと無く歩けるのであって、これがガスなどに囲まれていたら少々ビビルところである。
本日は全く使わなかったが、国土地理院からダウンロードした地形図とコンパスは必携であろう (あるいは GPS)。
ササの斜面を下り続けて鞍部に到着。ここではテントが張れそうである。
鞍部からは樹林帯の登りに入る。足下には雪が残っているが、固く締まっていて歩き易い。
多少のアップダウンを重ねながら、尾根を忠実に辿る。 | |
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富士山を右手に見ながら快調に進む。
周囲に岩が現れ始めたので、大常木山はもうすぐに違いない と思いながら小ピークに登り着くがここは空振り。一旦下って次のピークに登り着くもそこには石柱があるのみで、
周囲に標識などは見られない。
地図で確認するとここはどうやら 1,999m峰のようである。ということはまだまだ先が長い ということで、少々ガッカリする。
写真はその石柱 (写真中央) を振り返ったところ。 |
その 1,999m峰と思しきピークを過ぎると、
飛龍山の大きな姿が目の前に現れた。
正直な感想は 遠いの一言である。
尾根をこのまま まっすぐ進めば、かなり近そうだが、実際のルートは飛龍山と大常木山との鞍部にあたる大ダワに下った後、
飛龍山の周囲を右に回り、一旦 禿岩 (恐らく 写真の飛龍山の右方に見える小ピークと思う) まで登って、
そこから戻るようにして頂上に登る訳で、かなりの遠回りである。
それでも、目標の一つが見えたので、少しテンションが上がる。 | |