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8分程 列に並び、12時15分にようやく頂上 三角点に到着。残念ながらガスのために展望は全く得られない。
そして、狭い頂上は、剣ヶ峰と書かれた標柱の前で順番を待ちをして記念写真を撮る人達、乗鞍本宮でお守りを購入する人達等でごった返している。
この状況では列ができるのも致し方ないところである。これで頂上からの展望が得られていたら、人の回転はもっと遅くなったことであろう。
取り敢えず三角点を写真に納め、頂上本宮を写してすぐに下山する。ありがたい(?) ことに、
視界が全く得られないため、下山への踏ん切りがつきやすい。12時17分、下山開始。 |
下山路 (一方通行) には向かわず、
本宮建屋の横を周り、登りの一方通行の列を横切って、石積の場所から先程の合流点まで進む。
列をなす人達を尻目に、皆が思っているのとは全く違う方向に下ることになるので、下り始めた途端にこの道はどこに行くのかとの質問を受ける。
登りよりは下りの方が岩を崩しやすいので慎重に下り、鞍部には 12時17分に戻り着く。
権現池、大日岳の姿を見て南へと下る。 | |
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大日岳の山腹を巻いて進みながら剣ヶ峰を振り返ると、最早 剣ヶ峰はガスの中。
写真が捉えることができた精一杯の姿で、この後 はずっとガスに隠れてしまったのだった。
ガスでルートが分かりにくくなることを>心配していたものの、
小生が歩いている場所のガスはそれ程濃くないため、問題なく進んでいける。
心配したガラ場もペンキ印をしっかりと辿ることができ、難なく通過できたのだった。ただ、ここは視界が利かない場合、
下りすぎてしまう危険性のある場所である。 |
ガスの多いのは大日岳斜面の東側を進んだ時のみ。
西に進む様になれば、ほとんどガスに邪魔されることなく順調に進むことができる。
左下を見れば、この大日岳の伸びやかな緩斜面が広がっており、その緑の絨毯はとても気持ちが良い。 | |
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再び いくつかガレ場を横断する。
その際、石仏がガレ場の縁に置かれていることに気がついた (写真)。
この他、石仏を中洞権現までの間に、2体ずつ 2箇所で見つけたのだった。往きには全く気がつかなかったので、気が急いていたのかもしれない。
天候の方は、この乗鞍岳は曇っているものの、
南側にある山々には日が当たっており、なかなか面白い。こちら側は完全に雲の中に入っているようである。 |
やがて斜面を下っていくと、
平原のような平らな場所を歩くようになる (写真)。
周囲には動物の形に似た岩なども見ることができ、とても楽しい。こうした光景こそ乗鞍岳の真骨頂。
本日はこのコースを歩いて本当に良かったと心から思う。
平原が終わると、窪地状の場所へと下ることになる。 | |