西穂高岳 ( 西穂高岳:2,908.6m ) 2011.7.24 登山



【PHOTO & 記録 西穂高岳 2】

『 中尾根 』 の標識があった場所から少し進むと、今度は 『 宝水 』 と書かれた標識が現れた。 ここは水場とのことで、確かに道の左下に小さな沢のようなものが見える。時刻は 6時43分。
特にノドも乾いていないので、寄らずに進むことにする。

『 宝水 』 から少し進み、道が西に向きを変えると、 今度は 樹林越しに霞沢岳らしき山が見えてきた。しかし、写真の様に頂上付近をガスが覆っており、その稜線は全く見えない。
先に述べた通り、本日はこの霞沢岳に登るつもりだったので、西穂高岳に変更して良かったと思ったのだが、こちら側もこの先どうなるかは分からず、 ガスに囲まれないことを祈るばかりである。

道は再び勾配が急になる。
足下も、岩と木の根が絡む道となり、さらには涸れた沢を登っていくような感じになる。
足下は滑りやすくなり、少々注意が必要である。

やがて、少し周囲が平らになってきたかと思うと、 『 ← 上高地・西穂高岳 → 』 と書かれた標識が現れた。時刻は 7時8分。 この場所に特に名前は無いようである。
ここを過ぎると再び急勾配となる。やはり小さな沢を登って行く感じで、 足下の岩はこれまでよりもかなり大きくなってきている。

キツイ登りもようやく緩やかになると、美しいシラビソ林の中を進むほぼ平坦な道となる。
そして、道は谷を詰めていくような形となるが、足下はまだ平坦に近く、木道も現れる。
谷を詰めた所から再び登りが始まるが、先程までよりもずっと楽である。何となく、雰囲気的に尾根が近いことを感じさせ、足も軽やかになる。
やがて、樹林越しに 再び霞沢岳が見える様になった。この時点では山頂付近を覆っていたガスもなくなり、山の稜線がハッキリ見えている。 良い傾向である。

そしてすぐに、 西穂高岳・焼岳分岐に到着。時刻は 7時32分。
ここからも再び急登となるが、もう稜線が近いことが分かっているので、それ程苦にならない。岩が露出する道をジグザグに登っていく。
登るに連れ、展望がグッと開けてくる。
まず目の前の焼岳に目が行く。 残念ながら頂上付近はガスに覆われているが、緑よりも岩肌の露出が多い斜面にはやはり目が惹きつけられる。 今も火山活動が活発な山であることを十分に知らしめてくれる。
また、焼岳の左後方には、 雲の海に浮かぶ島のように 乗鞍岳が姿を見せている。

やがて、左上の高みに西穂山荘の建物が見えてきた。
高みの下を進んでいけば、西穂山荘前に到着。小屋の前では 多くの人が憩っていた。時刻は 7時43分。
小屋の右側はテント場になっており、テント場の向こうに霞沢岳、六百山が見える。

小屋の前に置かれている岩のテーブルで水分補給を行うとともに、 握り飯を 1つ程食す。
本日は 半袖 Tシャツという格好だが、ジッとしていると少々寒さを感じる。天候の方もパッとしないが、暫くはガスの心配も無いようである。 7時49分、小屋を出発する。

小屋からは大岩が露出する道を登る。
道の周囲にはハイマツも現れ、もうここからは一気にアルペンモード。
少し高度を上げて振り返れば、焼岳の姿が見える。 先程まで山の上部を覆っていたガスも、今は消え始めており、山頂が見え出している。
その代わり、乗鞍岳は雲の海に埋没しつつある。
その左隣の霞沢岳の方は、ハッキリとその姿が見える。



西穂高岳 1、  西穂高岳 2、  西穂高岳 3、  西穂高岳 4、  西穂高岳 5、  西穂高岳 6、  西穂高岳 7 もご覧下さい。

百名山以外の山に戻る   ホームページに戻る