高度を上げながら、時々樹林越しに見える
富士山を楽しむ。 ところがである、高度を上げていくと、 先程 山頂付近にあったガスは下まで下り始めたようで、あれ程明るかった登山道周辺がガスっぽく、そしてやや薄暗くなり始める。 | |
さらには、先程 股のぞきにてしっかり見えていた
富士山が、
今や雲に飲まれようとしているではないか。 |
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周囲に岩が目立つようになってくると、完全にガスに囲まれてしまったようで、 いかにも冬らしい寒々とした感じが漂い出す。 大岩 (写真) の下に
『 城山 観音 』 と白字で書かれた岩が置かれていたり、
『 不二石 』 と名がついた岩が現れる。 | |
そして、その岩群のところから一登りすると、八十八大師に登り着く。 時刻は 10時19分。 八十八大師とは、八十八体の弘法大師像を祀ってある場所で、
遠くて四国八十八ヶ所巡りができない人々のための写しとのことである。 また、ここには石仏群の他、 三ツ峠山中興の祖である 空胎上人の墓や 八十八躰供養塔、そして首がない状態の地蔵尊も置かれている。 |
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石仏群が見下ろす中、ベンチにて暫し休憩する。 周囲は完全にガスに囲まれ、灰色の世界となっている。 | |
ここからは三ツ峠山の南側斜面をトラバースする形で進むようになる。 すぐに、登山者の安全を祈願して作られた 『 親不知 』 の石碑を通過。 |