雲取山 2011( 雲取山:2,017.1m ) 2011.3.5 登山



【PHOTO & 記録 雲取山 2011 1】

2月13日の丹沢 塔ノ岳以来、 なかなか山に行くチャンスがなかったのだが、この 3月5日の土曜日に久々のチャンスが巡ってきた。
ただ、行き先については少々迷ってしまった。というのは、2月28日に雪が降ったため、登山基地までの車でのアプローチが可能かどうかが分からず、 関東北部の山や山梨県の山は避けた方が良いと思ったからである。
散々迷ったあげく、最終的に決めたのは水根からの雲取山である。 このコースは過去に 2回程登っており、余程のことがない限り迷うことはないし、加えて 本年初めての 2,000m峰に登れること、 そして鴨沢からのコースに比べて、間違いなく空いているという理由からである。
それでも、結構 登山道には雪が積もっているのではないか、水根までの道路も凍結しているのではないか といったことが心配である。
そのため、少々遅く出発することにして、朝の 4時半過ぎに横浜の自宅を出発。途中、ガソリン補給やコンビニでの昼食購入もあり、 加えて 高速道を使わないために結構時間がかかり、水根に到着したのは、7時10分過ぎであった。なお、道は全く凍結無し。

自宅から水根までの経路はナビ任せ。
国道16号線 左入橋までは中央高速道八王子ICまでの道と同じ。八王子ICはその左入橋を左折するのであるが、今回は右折である。 前回、前々回はカーナビも無く、自分で地図を調べてすぐに滝山街道に入ったのだが、今回は 滝山街道をそのまま横切り、 多摩川を渡って拝島町から奥多摩街道に入る。
かなりの距離を進んだ後、小作坂下で左折して、再び多摩川を渡り先程の滝山街道に合流。ここからもかなりの距離を進んだ後、 畑中で滝山街道と分かれ、都道45号線をまっすぐ進む。この辺になれば、前回も前々回も通った道である。やがて、 古里の 丁字路で左折して、青梅街道に入る。ここもかなりの距離を道なりに進む。
いつも混雑する奥多摩駅前は海沢大橋から愛宕大橋を結ぶバイパス ? を使って避けるようになっていた。 初めて知った道なのでちょっとビックリ。
その後は 多摩川に沿っていくつかのトンネルを抜けた後、大麦代トンネル手前で奥多摩湖方面に左折すれば、 すぐに水根の駐車場である。駐車場入口の所には水根のバス停がある。
駐車場には車は駐まっておらず、やはりこのコースは人が滅多に登らないのだと納得する。
身支度をして 7時18分に水根の駐車場を出発。青梅街道を横断して標識に従って青目立不動尊への車道に入って、沢沿いを登る。
暫く車道を登り、青目立不動尊への道を右に分けると、やがて へんちくりん小屋 (休み処)。 その先で道標に導かれて、山に取り付く。といってもこの道は上の民家へと続く道。 そばには運搬用モノレールの軌道が走っている。暫く登り、途中で、民家への道と分かれて右に進み、竹林、そして杉林に入って行く。


杉林を過ぎ、道は沢沿いに進む。
写真のように登山道上に雪は全く見えない。行けども行けども雪は現れず、手に持った 2本のストックが活躍の場を失っている。
本日持参したのは、ブラックダイヤモンドのものではなく、シナノのスキーポール。20年以上前に購入したものである。
ブラックダイヤモンドのストックを持参しなかったのは、先日登った社山塔ノ岳で付属のバスケットをそれぞれ 1つずつ紛失してしまったからである。

1時間程歩いた 8時18分、 ワサビ田を通過。
写真のように、ここには雪が残っている。
と思ったら、真っ白な雪に見えるのはワサビに被せてあるビニールで、白く見えるのはビニールの下のワサビの呼吸により、 ビニールの裏側に水滴が付いているからである。

それからも雪は疎らにしか現れない。
谷を詰めているので、日はあまり当たらないのだが、日が当たる部分は完全に日だまりハイクの様相。全く拍子抜けである。

しかし、やがて沢を奥まで詰めていくと雪が目立ち始めるようになってきた。 但し、まだ疎らな状態。プチラッセルを期待していただけに、がっかりである。

周囲はいつの間にか杉の植林帯に変わる。
歩き始めてから 1時間半を経過する頃、ようやく周囲は雪の方が多くなり始める。

そして、歩き始めてから 2時間を経過した 9時18分頃には、 写真の様に雪が登山道を覆い始める。しかし、その量は クレープ地のように薄い。
ただ、この後 急斜面の登りになると、様相は一変。足下の雪は完全にアイスバーン状態。 暫くは落ちている木の枝や石の上に足を置いて滑らないようにし、何とか登り続けたが、ついに限界となり軽アイゼンを装着。 その後は 快調に飛ばす。

そして、9時57分、六ツ石山と鷹ノ巣山を結ぶ登山道との T字路に到着。ここを左折する。
なお、この道は 六ツ石山、城山、水根山の稜線を結ぶ道の下を通っている道で、写真の様に平らでまっすぐな道である。

この道を 5分程進むと、奥多摩湖畔の熱海から倉戸山、榧ノ木山を経由してくる道と合流。 ここで右折して、榧ノ木尾根を進む。

なお、余談であるが、雪が現れてから、先行者がいることに気がついた。 バスで水根まで来たのだろうか (帰宅後、山レコでこの先行者は水根から鷹ノ巣山に登ったことを知った)

この榧ノ木尾根までは展望が全く得られなかったのであるが、 ここからは樹林越しに富士山などが見える様になる。
空は青く澄み渡り、素晴らしい登山日和。気持ち良く足が進む。

但し、日当たりが良いだけあって雪は疎らな状態。軽アイゼンをはずそうかと思ったのだが、 時として雪が現れるので、今後のことも考え、はずさずに進むことにする。
木の根などを踏まないように結構 気を遣いながら登る。



雲取山 登山データ

上記登山のデータ登山日:2011.3.5 天候:快晴単独行日帰り
登山路:水根駐車場−ワサビ田−鷹ノ巣山・六ツ石山分岐−倉戸山分岐−石尾根縦走路−鷹ノ巣山− 峰谷分岐−七ツ石山−鴨沢・日原分岐−五十人平−小雲取山−雲取山−小雲取山−五十人平−鴨沢・日原分岐−堂所−小袖−鴨沢−留浦
交通往路:瀬谷−(国道十六号線)−拝島町−(奥多摩街道)−小作坂下−(滝山街道)−畑中−(都道45号線)− 古里−(青梅街道)−海沢大橋−愛宕大橋−水根駐車場:車にて
交通復路:留浦−(バス)−水根:水根駐車場−(往路を戻る):車にて

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